消化器系統

消化器系統

消化と代謝(膵臓・肝臓・胆嚢)

結論から言えば、糖尿病や人工透析の予備軍、ガン・アトピー、便秘・下痢的症状に追い込まれていくでしょう。

例えば糖尿病とは、簡単に言えば、【消化機能の異常疾患】です。インシュリンをはじめとする消化液に、過不足が起こっている状況。根拠のない倦怠感・イライラ・何事にも億劫になってしまう等々の兆候が表れてきたら、要注意です。よく噛まない、脂っこいものや甘・辛いものの摂取についても、消化しにくいので要注意です。(正岡子規はなぜ短命だったのか?)。

あるお客様から、「膵臓が悪くなる原因は肝臓だ」と糖尿病で10年以上向き合って来られた方が言われていました。確かにその方は、肝臓が強烈に重いです。玄米菜食に心がけておられる素晴らしい方でした(裏を返せば、「潜在的コリが重い」ということですね)。

肝臓・胆のう・膵臓は、密接につながっている臓器です(すべてにおいて言える事ですが、特に)。この3つの臓器は食物の中の栄養を吸収し、再加工するという大切な働きをしています。まず、肝臓で脂肪の消化に必要な胆汁(加水分解)という消化液が作られます。胆汁は胆管を通って胆のうに届けられます。胆のうではこの液を濃縮してためておきます。

食物が十二指腸に入ってくると、「膵液(代表的なのがインシュリン)」と一緒になって食物の消化を助けるようになります。十二指腸から小腸の絨毛で吸収された成分が、化学変化を起こして血液が生成されます(脳と骨髄との連携プレー)。さらに小腸から肝臓(体の化学分析工場)へ流れ、代謝がなされ、全身へ循環します。余分な成分が大腸・直腸を経て、排泄されます。

ご主人様(あなた)が口に入れた物が、胃酸である程度溶かされます。胃は機能的に、独立した職人気質的な傾向が強いです。ディープマインドセラピーでも「胃は頑固なオヤジ職人」と見なしています。

大腸

腸の蠕動運動が活発であるほどに、適切な循環が起こります。また五行では、「肺と大腸と皮膚は関連がある」と言われています。感情(メンタル)面においても、密接に関連性があるようです。

腎臓~循環・排泄

循環した血液が、新陳代謝されるための排泄機能が、腎臓です。
肝臓で代謝する時に、アンモニア(NH3)が尿素((H2N)2C=O) となり、腎臓へ送られます。

腎臓の役割は、フィルター(ろ過機)です。もしよく噛まずに食べ物が入れば、目づまりを起こしやすくなります。フィルターが目づまりを起こせば、自力でろ過する事は難しくなってきます。そうなってしまえば、外部からの応援を頼むしかありません。これがまさに、人工透析です。

 

コリリンテーブル

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