
魂に火を灯す問いかけ
ZOOM画面越しに、作務衣姿の龍先生が見える。先日の姓名覚醒セッションにおいて実感したが、多次元な発想を自由自在に展開できている様に驚愕。ながらもどこにでもいるような一般人と何ら変わらない雰囲気に、真紀子さんが尊敬する理由を理解できた。
「今日もどうぞよろしくお願いいたします。真紀子さんから、『自立具現化コーリング』について熱くお勧めいただいたので、詳細をお聴きしたくて」
「ありがとうございます。はい。私も真紀子さんから伺っています。素晴らしいです。真紀子さんがおっしゃられるように、確かに表情や雰囲気が全く違いますね」
「そうですよね。ありがとうございます。先日の『姓名覚醒』を通じて深みという価値がよく分かりました。だからこそ、悩みも深まってきたんでしょうね。うまく言葉にできないのがもどかしいんですが、確実に今のままではダメな気がしてなりません。」
悩みは、未来への入口
「素晴らしいことですね。『悩み』『課題』『目標』って、脳の都合から言えば同じなんです。切り口や見方が違うだけです。要は悩みって、成長欲求なんですよ」
「・・・ああ、悩んでる自分に『これでいい』を出してもいいんですね」
今まで悩みを重く受け止めていたが、気持ちが一気に軽くなった。「人生は解釈次第」と繰り返しておられたが、本当にその通りだと実感し、目頭を熱くした。
「ありがとうございます。本当にそうですよね。やはり真紀子さんが言われていたように、『自立具現化コーリング』受けた方がいいでしょうか?」
「はい。真紀子さんも熱く語っていらっしゃいましたよ。確かに受けてくださることで、さらなる具現化は進みます。ながらも私が祈った限りには、富美子さんには物足りない気がしています。」
「は?そうなんですか?なぜでしょう?」
「死ぬまでの価値」の先へ
「はい。自立具現化コーリングは、『死ぬまでの価値』です。ということは、富美子さんご自身の人生だけで終わってしまうんです。」
「はい。それの何が問題なんでしょう?」
「富美子さんのお悩みの本質は、『本物すぎること』ではないでしょうか?日本舞踊界に関わり、型にこだわり、人生の最優先に考えてきましたよね?」
「そうですね。血の滲むような研鑽に幾度も涙を流してきました」
「そうやってきた『美雅』を、『富美子』と調和させようとしています。」
「はい。それが何か?」
「問題は富美子さんご自身が、いかに妥協点を払拭できるかだとみています。まだ構想を練っている段階ですが、富美子さんの死後にも影響力を発揮できるとしたら、いかがでしょう?」
「考えたこともありませんでしたが、もしそんなものが本当にあるなら、とんでもなくすごいんでしょうね!」
時空を超えて名を遺す
「現状では仮で『遺名(ゆいみょう)』と名付けています。簡単にお伝えするなら、死後にも通ずる名前です。
戒名の目的は、仏教徒が死後に帰依するためにつけられるそうです。要は、『御釈迦様の弟子』という前提があります。ずっと違和感を抱いてきたのが、私たちって皆さん対等では?イエスキリストさんも、勝手に神格化されてますが、キリストさんご自身は崇め奉られたいとは思っていません。
どこぞのお偉い方につけられるより、ご本人の生き様を振り返って『全うする生き方』を定めてみませんか?」
「なんとなくすごいのは分かりますが、例えばどういったことでしょう?」
「例えば、パッと出てきた長嶋茂雄さん。詳しくは知りませんが、彼ほど読売ジャイアンツや日本野球界に貢献した方はいないとも言えるのでは?彼は「Mr.ジャイアンツ」とも呼ばれており、「背番号3」は、永久欠番とされています。他にも『手塚治虫=マンガの神様』『美空ひばり=昭和の歌姫』『黒澤明=世界のクロサワ』等あります。このご本人バージョンですね。」
「なるほど。確かに興味あります。」
相違点
「ありがとうございます。よかったです。ずっと祈って考えてきた1つです。『自立具現化コーリング』は、まだ気づいていない『未知の内なる視点』との対話を通して、これからの人生のあり方を描いていくプロセスです。
今回ご提案する『遺名(ゆいみょう)』は逆です。これまで歩んできた人生と、本来の自分自身を統合し、『死後にも通ずる名』を生きているうちに命名していくプロセスです。
自己対話を深めていく上では、『自立具現化コーリング』も加えた方がいいですが、そちらはお任せいたします。」
「かしこまりました。せっかく真紀子さんが熱くお勧めいただいているので、すべて受けてみようと考えています。詳細を教えていただけますか?」
「承知いたしました。では、プレセッションの時間を持ちましょう。そこで、『未知の内なる視点』『究極のパートナー』が誰なのか、お伝えさせていただきます。こちらは、今まで500人超に問うてきて、ヒントを交えて答えきれた方は5人。分かってみればごく当たり前なんですが、分かるまでは五里霧中です。どうぞ楽しみにしておいてくださいね」