施術前の対話から
先日いらした40代男性、初めての経験でした。掲載する了承を得て、書かせていただいています。
前に胆嚢を切除していらっしゃたんですが、独自の統計データから話を聴く限りには、どう考えても胆嚢です。「課題が胆嚢にある」という根拠をお伝えしたら、強烈に納得していただけました。
「胆嚢を切除してたとしても、エネルギーは残っているんじゃないでしょうか?」との仮説から、「ぜひそこを解決していきましょう!」となりました。
施術が始まり、途端に麻痺して奥底に封じ込めていた感情が浮き彫り化されてきました。「◯◯ってキーワードに対して、どんなイメージがあります?」と、話の内容から感じられるイメージを、いくつも訊いていくような施術内容です。
胆嚢の役割と感情
最も響いたのは、「執着」「ガマン・忍耐」でした。
もしご主人様であるあなたが、「自立・成長したい!」と考えているなら、体は反対の「依存」という課題を見せつけてくれます。
性格が変わるわけではないように、元々ある性質も変わりません。研ぎ澄ましさらに活性化したい場合(コンサル的)も、問題解決しゼロの状態に持っていきたい場合(カウンセリング的)も、施術内容は同じです。
膵臓のインスリンや膵液と胆汁の違いは、
・膵液:消化吸収を助ける
・インスリン:血糖値を一定に保つ
・胆汁:膵液と一緒に(加水分解)。主に脂肪
です。
メンタル的には膵臓は内的な課題、胆のうは外的(他人or周囲)からもたらされる課題な場合が多かったです。
胆嚢の機能とは、肝臓から作り出される胆汁を、いったん濃縮保管するような役割です。ご主人様であるあなたが食べた質と量に合わせて、膵臓との連携プレーな消化液が、十二指腸に送られています。
前にあるお客様から、胆嚢を切除したというご友人の話を聴き、すごく納得しました。それは切った直後に、些細な出来事で怒り出してしまうのだそうです。ご友人は、何を溜めていたんでしょうか?切除後、表面化した物を溜め込んでいました。
溜め込んでいた物とは、怒り。怒りは肝臓が溜め込みやすい感情だと、独自の統計データから訴えています。
恨みとは「愛の変形型」です。愛の対義語は「無関心」です(マザーテレサの名言)。恨みとは、許容範囲を超えて愛情を注ぎ込んだ時に生まれてきます。だからこそ疎遠な関係にある方に、恨みの感情が湧いてくる事は少ないのです。
痛み=信頼関係の修復作用
話を最初に戻します。彼は、どんな状況で胆嚢を切除したのか?それは離婚前、「こんなはずじゃなかった!」と嘆いてばかりの日々だったそうです。結婚当初は、愛情溢れる家庭を築き、すべてが順風満帆に・・・と考えていたそうです。ところがフタを開けてみたら・・・。「どうしても幸福な家庭を築きたい」「私がガマンすればすむこと」を常時繰り返しておられたのです。
TV等で多くの医師は、「胆嚢は肝臓からの胆汁を、いったん濃縮保管する役割で、優先順位は高くはありません。切除したとしても、さほど大きな影響はありません」と謳っています。
Universal Flow Therapy の視点から観るなら、明らかに言語道断です。根本解放策としては、最悪な状況。神様から預かっているあなたの体において、ムダなものは一切ありません。
元々あった物を切除したら、空洞部分ができてしまわないでしょうか?本来あるべき状態でない状況が起きてしまうなら、正常な状態を保ち続けきるためには、何かを補わなければなりません。
もし切除した方がいいくらいの状況に陥ったとしても、極力残すことをオススメいたします。なぜなら心と体の信頼関係が欠如しているだけであり、修復が難しくとも不可能ではないからです(もちろんあなたご自身の、考え方・方針に大きく左右されます)。
体は、ご主人様であるあなたを、絶対的に信頼しています。体の切なる声に、どれだけ耳を澄ませきれるか?が、人生最大の分岐点となり得ます。