写真は、合谷(ごうこく)のコリを、手根(しゅこん)を締め付け緩めているところです。
痛みの原因は、脳が患部に痛みの成分を送っているからです。あるポイントを押さえる(さする)ことで、脳の関心度合いが集中し、神経経路が遮断されます。痛みを感じた分、体が元来持つ自然治癒力が患部に集中できるように。痛みが瞬時に心地よく変わります。
繰り返し継続することで体が敏感になり、メンタルに真摯に向き合い、体からの声に素直に耳を傾けきれるようになります。
潜在的コリ
写真では、首のつけねを、肩を軽く叩きながら緩めています。コリが何層にも連なっている場合、表面的にコリをほぐしても、奥にあるコリが浮かび上がってきて根本解放にはなり得ません(潜在的コリ)。根本解放を本気で願われるなら、改善するための好転反応は避けられません。
好転反応によって一時的に悪くなったと感じる理由は、溜まっていた老廃物が血液中に溶け出して全身を巡り、排泄しようとするからです。あまりにコリが慢性化してくると、痛みに鈍感になります。
「痛み」という課題を感じれなければ、解決したい欲求も湧きません。Universal Flow Therapy においては、「痛みを感じれるようになった=改善の兆しが見えてきた」と見なしています。本気で根本解放をお望みなら、好転反応は避けては通れません。
Universal Flow Therapy では、痛みを利用してコリを解放します。あなたが【痛い!】と感じた分、【問題解決したい!】という【本気】になります。これは比例関係にあります。痛みがなくなった時、「コリと和解できた」と表現しています。
痛みを「和らげる」or「引き出す」か?
施術内容は同じなんですが、痛みを「和らげる」と、「引き出す」があります。通常は、痛みを和らげるために施術します。引き出す場合はコリがあまりに深く潜在化し、痛みが麻痺して感じれない時、潜在的コリを表面化させる事で痛くなってきます。根本解放のためには、「引き出す」事は必須です。
将来◆◆な問題が起こるかもしれないという課題に対して、【今】表面化させる事ができます。将来起こるであろう問題を、【今】引き出す事で、将来起こり得る問題は、そのまた将来の問題が起こるようになるでしょう。課題を前倒しに解決していく事で、あなたの成長・発展が大きく見込めるようになります。
もし50歳で果たすべきような役割を、40歳ですでにこなしているとしたら、50歳になった時の状況とは?逆にあなたが果たすべき責任を回避し続けながらも、なんとか苦もなく無事に人生を締めくくられたとしたら、後に遺された方々の状況とは?
もし緩んでいるはずなのに、痛みがあれば言ってください
理由はまず、患者様の痛い思いを極力避けたいから。そして「痛みがある」という事は、コリが抜けてはいません。その方と緩めるポイントの相性があるのか?たまにそう感じる場合もあります。緩め方はたくさんありますから、ちゃんと言っていただけた分、早く和らぐようになります。