尊敬するお1人の松下幸之助さん。彼の口グセ「あんた、どう思う?」は有名かつ素晴らしい質問だと感じています。表面的にみれば「知らないから訊いてるんだろう」と解釈する方がいらっしゃるかもしれません。
行間を読む感覚で深掘りしてみて、とんでもない魅力だと気づきました。まさに自己対話の深み。彼は自分の決断や考えを常に再確認し、他者の視点を取り入れることで、考えや方針をより強固にしていたのです。その集大成が松下経営哲学となりました。
自己対話の重要性
自己対話を通じて、自分の価値観や目標を明確にできます。このプロセスは、自己理解を深め、自己確信を強めるためにあるか否かでは大違いです。しかし、自己対話が極められると、自分の考えや判断が正しいかどうかを確認するために、周囲の意見を求めたくなるものです。自己対話を極めた方がコミュニケーション上手になる理由の一つです。
ある女性との対話で、改めて確信を深めました。例えば仲がいいMさんSさんTさんの4人で買い物に出かけたとしましょう。AとBの服を選び、どちらがいいかをMさんに尋ねています。あなたは「A」と考えていながら、Mさんは「B」と答えました。この時あなたなら、どう判断しますか?
本当に迷っていれば、「B」に切り替えるかもしれません。「A」だとある程度気持ちが固まっていれば、あとの2人にも確認してみるというのです。コイントスでも、表と裏のどちらか出た方に従うと言いつつも、思惑に反する方が出ると揺らぎませんか?
あなたも深層ではちゃんとどちらがいいか、すでに決めているのです。明確に意識できる領域まで浮き彫り化させてくれるのが、自己対話なのです。
松下幸之助の経営哲学と自己対話
松下幸之助さんは、社員を家族のように扱い、信頼と協力を重視しました。理由は、2つの側面から観れます。
1 彼が自己対話を通じて自己理解を深めていた
2 他者を尊重することの重要性を理解していた
からだと論じていますが、あなたにはどう映っていますか?彼の経営理念は、自己対話を土台に他者との対話を融合させた結果生まれたものです。そのゆるぎない一貫性が、彼の成功を支えたのです。
※基本、「・」(箇条書き)を使う方針です。今回は明確に順番があります。
施術家当時のお客様で、誰にでも温情溢れるステキなYさんとのご縁がありました。しかしご本人は、尽くしているという自覚がありません。Yさんは、尽くすことがあまりにも当然かつ自然でした。Yさんは家族との対話を通じて、尽くすことが当然だという自己認識をしていました。だからこそ、周囲への愛情溢れる配慮ができていたのです。
もし上の1と2が逆だったら?尽くすことを自分に強要し、自己犠牲を強いているのです。マザーテレサが死ぬまで奉仕活動を全うできた秘訣は、幼少期からの自己対話ゆえです。継続させるためには、当たり前だと習慣化させること。1を無意識レベルへ浸透させきれるかは、大きな差を生み出します。
自己対話の深化とその影響
自己対話を深めることは、自己理解と自己確信を強め、最終的には他者とのコミュニケーションを円滑にする鍵なのです。松下幸之助の事例から学べるのは、自己対話を徹底することで、他者の意見を求め確認し、より適切な決断を下せるのです。
Universal Flow Therapy では自己対話を深め、「自ら決めたことを信じる生き方」を推奨しています。自己対話と客観視や俯瞰を両立させた対話の中にこそ、究極の自己承認の鍵が隠されています。あなたの可能性を最大限に引き出し、より良い未来を築かれると信じつつ・・・。
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