ウツ当時のご縁
2003.6~8の出来事です。証拠写真等あればいいんでしょうが、当時の私はケータイの機能に関心がなく、電話とメールができればいいくらいの感覚でした。カメラは今でも持っていません。
根本解放を志すようになった、大きな要因です。
やる事なす事何もかもうまくいかず、ウツになりました。当時では、かなりの大波でした(今思えば、その段階における「卒業試験」だったと感じています)。
そんな時、見知らぬあるばあちゃんが、すごく苦しそうにしていました。元々施術を「うまい!開業しろよ!!!」と、いろんな方から喜ばれていましたから、趣味化していたので体が覚えています。
軽い気持ちで、少しだけ指圧しました。ばあちゃんはすごく喜んでくれ、どういうわけか資格もないウツの私を頼ってくるようになりました。
ばあちゃんとの約束
どう考えても変です。決して貧しそうな感じじゃありません。どうしても納得がいかなかったので、直に尋ねてみました。
返答に感動し、確実に今につながっています。
「あなたの指から、【よくなってほしい】って思いが伝わってくるのよ。施術は技術はもちろん大切だけど、本当に大切なのは心。あなた必ずいい整体師になりなさい 」
ウツでしたから、当然斜に構えていました。元々超がつくマイナス思考でもありましたから、「そんな事あるわけないだろ!資格とって開業できる自信なんてない。もし開業できたって成功するわけがない。いくらかかると思ってるんだ!知らないから言えるんだ!!!」そう思い込んでいました。
施術は私の趣味でしたから、「楽になった」と喜んでもらえるのが嬉しくて、お金もらえるかどうかを一切気にせずやってました。仕事にしようとは全く考えていませんでした。
引き寄せた!
時を経てある時「吉永さんだったら、必ず開業して大成功できるよ」と言ってくださる方と出会えました。
もしかしたら、当時出会ったばあちゃんとの約束が果たせるかもしれないと思え、言うとおりにする事にしました。
何も見通しが立ってない中、よく選んだなと思います。それからもかなり波瀾万丈でしたが、なんとかやりくりできるようになりました。
初めてのお客様は、練習を兼ねたボランティア施術を、長い間受けて下さっていた方。仙骨矯正の話を聴いて関心を持たれ、道具を揃えたと同時に一括払いをしてくださいました。
自信なんてどうしても持てなかった私を、「早く(仙骨矯正の道具を)取り寄せてください!」と後押ししていただけました。
恩返しから恩送りへ
どうしてもあきらめきれなかった要因は、いろんなご縁から【施術が私の天職じゃないはずがない!】と痛感できたからでしょう。最近特に、心強い協力者が現れてきた事に感動しています。
今そのばあちゃんが生きているかどうか、分かりません。恩返しをするためにはどうしたらいいか、真剣に考えてみました。もし私がばあちゃんの立場だったら、恩返しにこだわってはいないでしょう。
行き着いたのは、【他に尽くす恩送り】でした。やる事なす事うまくいかず、当時の私と同じように思い悩んでいる方が世の中にたくさんいるはずです。そんな皆さんのために、少しでも私の経験を生かせる場があるはずだと考える事にしました。
元来、
・根本解放目的に世の中をよくする為に、自分の生命と魂を使う
・人類の痛みを解放し、安らぎと調和をもたらす覚悟
と考えてきました。そんな決意を固めた頃に、整体技術の師匠である山本健正に出会いました。