自律軸 × 自立軸 〜中心核から人生を彩る

自律軸 × 自立軸 〜中心核から人生を彩る

自律と自立

天職に出会うために自衛官をやめ、何度もクビを切られ、波瀾万丈の生涯でした。その様々な経験は、人生の基準や価値観を根底から問い直す契機となりました。今でも考え続けています。混迷の時代の渦中で、何を信じ、どこへ向かうか——多くが見失っています。あなたはいかがでしょうか?

Universal Flow Therapy では、むしろこの時代を「動きやすい」とみなしています。 本来の安らぎに満ちた生活を送るには、中心核を深掘りし、自律軸と自立軸を調和循環させること。この2軸の相乗効果が発揮されることで、あなたの願望実現の基盤が醸成されていくのです。

自律とは、自然や社会とのつながりから、自らを確立すること。
自立とは、自然や社会とのつながりから、自らを確立させること。
と定義づけています。軸が加わることで、どうなっていくのでしょうか?

自律軸:コアバリュー × 達成感→自発適応力

自律軸とは、価値観の中心核(コアバリュー)に則って動いたときに生まれる達成感の内的循環です。それは「あなたご自身が立てた目標に対してどうだったか?」を問う感覚です。違和感を検知し適切な目標設定と現状把握を繰り返すことで、動きの純度が高まり、いかなる状況にも対応できる自発適応力が生まれます。

無形かつ言語化しにくい価値観のため、雲をつかむような感覚でした。お客様に自律を重要視する方がいらっしゃり、分かち合うことで垣間見えてきた経緯があります。会社で言えば、企業&経営理念のようなもの。

施術家時代、「何回噛んだらいいでしょうか?」という問いに対し、「自分を褒めたくなるくらいまで噛んでみては?」と返答したことがあります。このような自己との約束こそが、自律軸の動きです。

村上龍さんが、あるTV番組で小学生の「どうしたら幸福になれますか?」の問いに対し、「適切な目標設定ができれば」と簡潔明瞭に答えたことに感動したのを鮮明に覚えています。まさに達成感のことではないでしょうか?

得た達成感は、成功体験として信念となり、自立の行動指針へつながります。

自立軸:コアバリュー × 成果→柔軟完徹力

自立軸とは、コアバリューを具現化させ、成果を生み出す外的循環です。目標設定の具現化、志と覚悟による実装、相乗効果による成長—— これらが、自立軸の動きを支えます。施術家当時から自立にはこだわっており、300人超へ「自立とは?」を問うてきました。

『ウサギとカメの物語』において「ウサギはカメを見ていた。カメはゴールを見ていた」 この違いが、成果の質を分けます。 自立軸を持つ方は、自己主導で目的に向かい、成果を通じて場に影響を与えるのです。だからこそいかなる状況であっても、柔軟に対応し望む成果を得れるフレキシビリティー(柔軟完徹力)を持てるのです。

信念等の意思に基づく行動によって、何らかの結果が出ます。よくも悪くも、自律の循環構造へ影響を与えます。たとえ成果(期待する結果)が出ずとも、自立できていないことではありません。だからこそ再検証し、研鑽を重ねていく価値があるのです。

両軸の相乗効果:型破りな◯◯◯

自律軸(達成感)と自立軸(成果)が相乗効果をもたらす瞬間、 あなたの自己像はいかに更新されるのでしょうか?以下の状態に、かくありたいと憧れています。

場とは、常に揺れ動いています。プロのサーファーは嵐においても大波を乗りこなし、ダンスをするかのように手なづけきれています。もしあなたなら、これから起こり得る想定外な事案に対して、どのように向き合われるのでしょうか?

まさに「型破りな◯◯◯」となっているイメージが湧いてきます。型破りとは、守破離における「離」。型を知り尽くしているからこその独自案。全く似て非なる出来映えの「型外れ」は、型を中途半端に理解した独自案。「◯◯◯」に、あなたなら何を入れますか?

「過ぎてみれば愛だった」 この座右の銘のもと、苦難を栄養として受け止めてきた今までの歩みは、 まさに両軸の循環によって彩られた人生そのものでした。こんなことを書きながらも、型破りへ向けて邁進中の身です。あなたとともに成長できたら感無量の思いです。

自律軸 × 自立軸 × コアバリュー→望む世界へ

自律軸 × 自立軸 × コアバリュー。この三位一体の構造が、あなたの人生を彩る設計図です。どんな状況下でも中心軸を保ちながら、達成感と成果を噛み合わせながら、世界への架け橋的存在として立ち上がれます。

あなたも、研ぎ澄まされた中心核から世界を感じてみませんか?コアバリュー × 両軸の循環によって生まれる、圧倒的な俯瞰力を身につけたいならーーー。


#世界

#小学生
#嵐
#価値観
#龍

「思い出す」からの本質魅力ルネサンス

「思い出す」からの本質魅力ルネサンス

「変わりたい」と願う方は多いですが、私は違和感を抱いてきました。なぜなら本当に必要なのは、「変わる」ではなく「思い出す」だから。

「思い出す」の価値

2020.4.26、コロナ禍で緊急事態宣言。全世界が大混乱の渦中にありました。私自身、やることなすことすべてにおいてうまくいかず、自暴自棄に近い状況でした。

「姓名承認」という造語が降りてきた時、さもずっと前からやってきていたことかのような感覚。「これが私の天命じゃないわけがない!」という強烈な確信が湧いてきました。何がどうなろうとも、どうしてもあきらめきれません。

Universal Flow Therapy を通じて、多くの皆さんから「変われました!」と喜んでいただける場面が多々ありました。しかしながら本当に「変えている」感覚は微塵もありません。かつ、当然です。「もともと(本質魅力)のあなたを思い出していただいている」のですから。

私の役割は、「今はまだ埋もれている本質魅力を思い出していただく」こと。それは、誰かになることでも、何かを手に入れることでもありません。まさに「究極のBe」。あなたが内側に閉じ込めている響きを、もう一度感じるだけ。感じ取った響きを、いかに共鳴させるのか?です。

時間軸とツマリ

「時間軸の違い」という表現が分かりやすいでしょうか。もともとのあなたは、ものすごくステキなのです。それが何らかの事情があって、ツマリが起きています。努力していながらもなぜか成果に結びつかないーーー。そんなあなたなら、なおのこと確実に断言できます。

施術家当時から、方針は一貫しています。主役は、あなたの中にある自然治癒力です。「どうしたら活性化するのか?」に徹底フォーカスしてきました。経験上、あれこれ策を講じることなく体の声に素直に従っていたら、実際によくなっていくのです。逆に私個人の思いを主に進めていた時は、望ましい状態にはなりませんでした。

「思い出す」だけでいいのです。「もともとのあなた」は、超〜最高に素晴らしいのです。何らかの理由から忘れているだけだとしたら?もし「あなたの中に眠る本質魅力」を思い出せたとしたら、望ましくなれないループから抜け出られるのでは?

「燃え尽き症候群」等の問題は、やりたくない反自発的な目標設定をしていること。魂の源泉から湧き出るような実感のもと、「どうしてもあきらめきれない」動機を出発点とできたなら、燃え尽き灯が消えることが本当にあるのでしょうか?

自立と「今ココ」

「思い出す」ことにこだわっている理由は、自立です。例えばあなたと10年等の長期にわたって「お客様と私」を継続させた場合、どうなるでしょうか?「自立=自然や社会とのつながりから、自らを確立させること」と定義づけています。あなたご自身が、自走できることを前提に考えています。関わらせていただくのは、長くても1年を目安に考えています。

以降は、節目としての区切りです。「お客様と私」という関係から「志を成し遂げる仲間」でありたいと考えています。なぜなら、多くのお客様において、開発者の私よりも成果を出せているからです。私が学ばせていただいています。20年近く、あまりに当たり前だったため、一般的な感覚とは違うようです。

あなたは、今のままでいいのです。だからこその「姓名承認(これでいい)」です。時間は「過去→現在→未来」という流れが一般的です。「今ココ」とは、「未来→現在→過去」の調和点です。自立具現化コーリングでは、過去にも未来にも「今ココのあなた」を起点として、自由自在に往来できます。

「本質魅力ルネサンス」とは、本質魅力の再覚醒です。瞑想を重ねてたった今、降りてきました。「ルネサンス」の学校で教わった解釈は、「文藝復興」です。あなたの解釈はいかがでしょう?あなたなら、あなたの内側に秘めた本質魅力をどう思い出し、響かせるのでしょうか?

もし「私はこんなはずじゃない」「私はもっとできるはずだ」等お考えでしたら、 あなたの本質魅力が《思い出されるのを待っているサイン》かもしれません。あなたが思い描く「今はまだ埋もれている本質魅力」について、ぜひ聴かせていただけませんか?あなたと一緒に、創り出していけますことを心より楽しみにしています。

#瞑想
#魂
#自然治癒力
#龍
#自立

「水蒸気」は日本を変える力〜姓名承認&覚醒

「水蒸気」は日本を変える力〜姓名承認&覚醒

歴史が証明した「名前の力」

昨日、高市早苗さんが女性として初の内閣総理大臣に就任されました。この歴史的な瞬間を、私は「姓名承認&覚醒」の提唱者として、特別な感動をもって受け止めています(個人的には進次郎にならなかっただけでよしです)。

なぜなら、高市さんの名前に秘められた総画「30画=水蒸気」のエネルギー。こちらはまさに今回の偉業を成し遂げるための最高の「設計図」です。かつ彼女がその設計図通りに、自らの力を「覚醒」させた証拠だからです。

従来の「姓名判断」が吉凶を語るのに対し、「姓名承認&覚醒」は性質を認め、それを最大限に活かす方法を解き明かします。高市さんの名前は、私たち全員の「可能性」を映し出す鏡となり得るのです。

30画「水蒸気(あるようでない、ないようである)」

高市さんの氏名が持つ総画は「30画」です。姓名承認では、この30画の性質を「水蒸気」と解釈しています。

水蒸気とは? 「あるようでない、ないようである」存在です。普段は意識されませんが、空間の隅々にまで浸透し、温度や湿度によって「雨」「熱エネルギー」へと瞬時に姿を変えます。

奥さんが北陸から関東へ引っ越してきた時に、大いに困ったのが潤いがないこと。すごく乾燥していて、肌ケアが大変だと語っていました。乾燥した場所は、ウィルス増殖にもつながります。あらゆる環境において瑞々しさを保つためには、水蒸気の存在は超重要なのです。

この「柔軟性と爆発力」という性質は、政治家・高市さんのキャリアに驚くほど一致しています。

30画「水蒸気」と高市首相の軌跡

30画の「禁句」と「自縄自縛」

30画の性質を最大限に活かすには、「水蒸気の自由奔放な本質」を抑え込まないことが鍵です。

30画を持つ方が最も気をつけなければならない言葉。それは「〜ねばならない」です。

「こうあるべきだ」「女性政治家は〜ねばならない」「◯◯さんに言われたから」といった義務感や他律的な思考は、水蒸気のエネルギーを閉じ込め、自ら可能性を狭めることになります。

高市さんの偉業は、従来の政治の世界の「枠」や「常識」という名の「〜ねばならない」の鎖を断ち切った結果です。「奇抜かつ独特な発想をアイデンティティに持つ」30画の本質を、体現されたと言えるでしょう。

運気を上げるための「許可」と「欲求」

30画の力を覚醒させるルートは、この2つのバランスの上で「〜できる(可能性)」を見出すことこそ、理想的な人生を歩むための道標となります。

自己許可(〜してもいい)

自分の「奇抜な発想」や「信念」を自分で認めること。ディープマインドセラピーにおいても超重要視しているポイントです。多くの皆さんが、あなたご自身に対していかに禁止令を出しているか、ご存知でしょうか?

潜在意識を解放する上で、「語尾の解放5段階」と称しています。「許可」「欲求」「可能性」「現在形」「現在完了形」の内、「許可」がダメならすべてダメです。

上で「潤い」について書きましたが、停滞すると問題です。「カビ」として繁殖し、あらゆるモノを使えなくさせてしまいます。衣替えで服を出した時にカビが生えていた時のショック。書いていて思い出しました。

純粋な欲求(〜したい)

内なる情熱の方向性を明確にすること。「許可」が適切になされていることが前提です。許可できていないのに欲求どおりに行動すると、確実に逆効果な現象が起きます。願われていない、ズレた方向へ邁進しているようなモノです。

例えば、好きな女の子へのスカートめくり。男の子にしてみれば、彼女に興味があるからこそ、関わりを持とうとします。しかし結果は・・・。

あなたの名前も「最高の設計図」

高市さんの名前が、今回の歴史的な出来事を引き寄せた最大の要因だと、私は確信しています。

これは決して、特別な方だけの話ではありません。あなたの名前に宿る画数もまた、あなた自身の素晴らしさを引き出すための、最高の「設計図」です。

あなたの名前を「吉凶」で評価する時代は終わりました。あなたの名前を「承認」し、秘められた力を「覚醒」。あなたご自身も「本来の望ましいあなた」へ昇格できるのです。

高市さんの総画から言えることは水蒸気です。他にも様々な性質をお持ちで、組み合わせた調和エネルギーを発見できたのが姓名承認です。あなたの名前が持つ「水蒸気」のような性質とは?秘められた無限の可能性を、今こそ一緒に承認&発揮してみませんか?

#エネルギー
#彼女
#政治家
#覚醒
#衣替え
#龍

真心と配慮の調和〜外舘美奈さん物語5

以下を書いていて感じたのが、「そうですね」相槌の深み。本当に理解して納得の上で、こだわってみました。

呼び名の交差点

翌日午前9時、厨房の仕込み前。客個室でZOOMを開いた。画面の向こうには、柔らかな光を浴びた佐藤真紀子さん。

「おはようございます。今日は、語り合える時間をいただきありがとうございます。」

「こちらこそ。朝の空気って、語りやすいですね。昨日からずっと、話したくてたまらなかったんです。」

「そうですよね。で、私は佐藤さんのことをこちらでは何とお呼びしたらいいでしょうか?」

「はい。真紀子でお願いいたします。では私も、美奈さんでよろしいですか?」

「もちろんです。ありがとうございます。」

空気が、画面越しに澄んでいく。真紀子さんに、見た目の美しさだけではない魅力を感じる。その魅力の原因を知りたくて、今日のこの時間となったのだ。

存在価値の発掘

「昨日、はじめにお訊きしたとおり、私には輝いて見えます。話の限りには、おっしゃる先生とのご縁から始まったのではないかと仮説を立てたところです。そうでもありませんか?」

「はい!そのとおりです。龍先生なしには今の私はあり得ません。」

「龍先生?中国人でしょうか?もしよければ、少しだけ教えていただけませんか?」

真紀子さんの口角が上がる。語りたくてたまらない空気が、画面越しに伝わってくる。

「はい。龍先生は私の名前を通じて、存在価値を発掘してくださった純粋な日本人です。名前の音・意味・響き、そして場との関係まで。そこでようやく私自身が『佐藤真紀子』であることの意味を、初めて考えました。」

私は、興味深く惹き込まれていくのが分かった。

名前と場の響き

 真心と配慮の調和〜外舘美奈さん物語5

「名前と場の響き・・・。それは、料理にも通じるものがありますね。いかに真心込めた料理でも、相手をいかに気遣うのか?という配慮こそが、明暗を分けますからね。

その『名前と場の響き』が、真紀子さんの中でどう響き合っているのか、もう少し聴かせていただけますか?」

「はい。正直、最初は名前に意味があるなんて考えたこともなかったんです。でも、龍先生に名前の音を丁寧に聴いていただいて、自分でも気づいていなかった場との違和感が浮かび上がってきたんです。」

「へぇ、それはどんな?」

「例えば同じ真紀子でも、家族の中で呼ばれる響きと、職場で呼ばれる響きが、まるで違っていて。ただの私の感覚の違いだと思っていたんです。先生は『場との関係性が名前に現れている』っておっしゃって。そういったことの積み重ねから、名前がただの識別情報じゃなくて、『私の存在価値そのもの』なんだと気づきました。」

「それはすごい気づきでしたね。感じる世界が一変しますよね」

「そうなんです。それ以来、名前の響き方を意識するようになりました。だから美奈さんの店で澄んだ空気を感じて『ああ、ここでは佐藤真紀子として響いていいんだ』って、感動したんです。」

「そうだったんですね。」

生き様のカスタマイズ

「先生は、『龍 庵真(りゅうあんしん)』という名前で活動されていて・・・。でも、ただの名付けではないんです。生き様やあり方から『本来・本当・本物』をカスタマイズしてくださるんです。」

思わず身を乗り出して聴いてしまっている。さらに深呼吸した。

「生き様やあり方から。素晴らしいですね。私が料理でやっていることと、やはり似ているかもしれません。スタッフを雇う上でも、あり方はすごく重要だと考えてきました。技術うんぬんも重要ですが、同じものを作っていても、あり方次第で大きく変わるんですよ」

「そうなんです。私が『空気が澄んでいた』と感じたのも、やはり龍先生の影響を受けているからかもしれません。おかげさまで、見えていた世界から奥行きが増しました。」

「はい。真紀子さんの感想コメントを拝見し、非凡さを感じました。私にとっては料理の美味しさは当然です。場の浄化を気遣うようになってからの世界観が全く違うんです。それを言葉に表していただけたことが本当に嬉しかったんです。」

ご縁の予感

「先生は、名前が喜ぶ場を生み出し整える方です。スゴイと感じるのが、語らせるのではなく、『言葉が自然に溢れ出す場』をつくるんです。」

「やはり料理と同じですね。『食べさせる』のではなく、『食べたくなる場をつくる』です。私もぜひ龍先生に会ってみたいんですが、おそらくはかなりお忙しいんでしょうね?」

「そうですよね。私も最近連絡できていないので、どうなっているか気になり出しました。美奈さんをおつなぎしてもいいか、確認してみますね」

「ありがとうございます。すごく楽しみです。」

ーーー

数日後、真紀子さんからお電話。今週の金曜日10時〜だという。3日後だが、なんとかなりそうだ。3人でオンラインにて。このご縁が、どう変わっていくのだろう?真紀子さんの情熱のきっかけとなったお方。興味が止まらない。

#おはようございます
#世界
#料理
#龍
#ご縁
#深呼吸

脱運命論!究極のパートナーを生み出す「永久成長システム」

以前、「瞑想を日々実践するFさんなら絶対に理解していただける」と期待していたにもかかわらず、「全く興味がない」と完全拒否されたことがあります。

歩き瞑想等を通じ、何がどう問題だったのか?ようやく腑に落とせてきました。今思えば否定されたショックから、理由と向き合うことに恐怖を感じておりました。

あらかじめお伝えしておきます。こちらはFさんを咎めようとしている気持ちは皆無です。かつ的を得ている見解なのか、確認したわけでもないのに「よくもこんな『だろう』を書けたものだ」と感じています。

こちらを布石として、気づけたことがありました。次のステージへ進むための1プロセスとして、書き記しておくことが大切だと考え至りました。

ポイントは、大きく2つ。

瞑想の目的と方向性の違い

一般的な瞑想

「瞑想」と一口に言っても多くの種類がありますが、深く日常的に瞑想を実践している方の中には、以下のような価値観を追求する方が多くいらっしゃいます。あなたの場合、当てはまりますか?

「今ここ」の受容

現実をあるがままに受け入れ、外側に何かを求めたり、変えようとしたりすることなく、内側の平安を見つけることに焦点を当てます。起きた現実を、さもTVを視るかのように客観視することで、現状把握できることが多いです。

非二元論の視点

「私」と「世界」を分ける二元論的な感覚から離れ、全てがつながっている一体感を重要視します。なるほどとつながった理由は、「瞑想=境界線の解放」とも解釈できるからです。

エゴの消滅

「何かを成し遂げよう」「主体性を発揮して具現化しよう」という強い意志(エゴ)を手放すことを目指します。「手放し0にする」ことで天啓が降りやすくなります。

こちらは私の瞑想の意図とは反しています。ながらも大いにあり得る事項だと受け止めています。私はエゴを完全に消すことはムリだとあきらめたため、逆に広げて世界を包み込むことにしました。結果「どんなエゴだったら喜ばれるのか?」を考えるようになりました。

自立具現化コーリング

一方、「自立具現化コーリング」という言葉からは、以下のような能動的・目標達成型のメッセージを発しています。

「自立」

自ら立ち、行動し、結果を出すこと(定義:自然や社会とのつながりから、自らを確立させる)。私たちは、誰1人として孤立して生き抜くことは絶対に不可能です。たとえ無人島に漂流しようとも、自然の恩恵を受けています。

何のために生きてどう全うするのか?(自律)を基盤に、いかに周囲との調和を生み出していけるのか?によって、人生はいかようにも変わり得ます。

姓名判断を悪だと考えている理由は、画数を吉凶で一方的に当てはめ、さも断定的に主張している点です。「こんなやつに言われたかぁないよな」姓名判断をしながら心の中に常にあった意識です。

「具現化」

意図を持って現実を創り出す「想像から創造のプロセス」です。思い描く無形のあなたが望むイメージを、有形の価値ある評価物に仕立て上げることを意味しています。

自己対話の世界において、「あなただけのオーダーメイド神」である究極のパートナーを創り出し、試行錯誤を積み重ねていく人生を編み出していただきます。理由は、あなたお1人ではどんなに意気込んでも限界があります。自己対話という根源的な世界で、核を実在化いたします。

「コーリング」

天命や使命に気づき、成就へ向けて邁進。一般的には、時間の流れを「過去→現在→未来」という方向へ解釈されています。Universal Flow Therapy が主張する「今ここ」は、「未来→現在→過去」が交差する調和点です。

人生の主人公は、絶対に「今ここのあなた」です。いかに素晴らしく光り輝いていようとも、あなたを際立たせるための名脇役です。「コーリング」を直訳すると「呼びかける」です。誰かがあなたに、常に呼びかけているのです。

呼びかけられている自覚がない理由は、いるか否かが曖昧な状態だから。呼びかける方を、「あなただけのオーダーメイド神」である究極のパートナーとして創り出します。

占星術との関連性

Fさんが職業として占星術を選んでいる背景にある価値観が、瞑想と組み合わさって価値観のズレを生んだのでは?と至りました。

占星術の思想的背景

占星術は、天文学がルーツであり、運命や宿命といった要素を重視します。当初の空亡で挫折しましたが、四柱推命を学んでいた時期もあります。おかげさまで「運勢・運命・宿命」の違い等、すごく考えてきました。

宿命論・縁の重要視

長く関わってきたからこその「宿の性質」や「星回り」によって、持っている才能や人間関係の縁、運気の流れの大枠が既に決まっているという視点があります。宿命の重要性が強調され、「人生は変えられないもの」と映ってしまっていたのでは?

あなたは、「運勢・運命・宿命」の違い、明確にお答えできますか?もともと理系の頭らしく、矛盾を嫌っています。いかに矛盾していても、高次元でつながっているはずだと考えています。しかし表面的にしか見きれなければ?

流れに乗ることの重視

自力で運命を切り開くというよりは、宇宙や自然の大きな流れ(運気や暦)を読み解き、それに沿って行動することに価値を置く傾向があります。

「誕生日という1根拠だけで大丈夫?」と疑問が湧きます。今、誕生日等4項目から読み解く手法を活用しています。おかげさまで未来予測ができるようになってきました。宇宙や自然の大きな流れ(運気や暦)をヒントに、今をどう生きることが望ましいのか、お客様と一緒に考えています。

私の場合、名前という全く別の価値観枠(誕生日等と合わせて5点)があるという利は、大いに強みだと考えています。いまだに名前と誕生日等の融合を試みてきましたが、どうしても納得できません。だからこそのメリットもあります。

「自立」や「具現化」との対比

占星術の思想の根底に「大きな流れに委ねる」「宿縁(星回り)を大切にする」という価値観があると、「自力で運命を変える」「強い意図で具現化する」というメッセージは、Fさんが持つ世界観や生業とする専門性とは対極にあると感じられたのかもしれません。

結果として「現実を変えようとする」「エゴを強化する」「執着を生む」ものとして解釈され、「今ここ」の平安を乱すもの、あるいは既に到達した境地とは逆行するものと認識されたのでは?

瞑想を通して達した深い受容の境地から観ると、「努力して何かを具現化しよう」という発想自体に価値を感じられなかったのかもしれません。「Fさんほどの方が、なぜ理解できなかったのか?」ずっと不思議でなりませんでした。

個人の特性や価値観が全てですが、Fさんは
・瞑想の深まりによって得られた「今、ここを受容する」「エゴを手放す」
・占星術という生業の背景にある「運命や大きな流れに委ねる」
という価値観が相まって、「自立具現化コーリング」の「能動的に現実を創り出す」というメッセージを「不必要なもの」「既に乗り越えたもの」と判断した結果、価値を感じてもらえなかったのでは?

結論

脱運命論!究極のパートナーを生み出す「永久成長システム」

だからこそ考えたのは、「ではどんな方に喜ばれる?」です。「『私が変われば世界が変わる』を本気で具現化したい方」です。

「私が変われば」を重要視しているということは、起点がいつもご本人自身にあるという自覚があります。表現を変えるなら、「あなたという磁石」によって、見合ったものが引き寄せられていることを理解しているのです。

「世界が変わる」を重要視しているということは、相応の志をお持ちだという点。たとえ些細な志であろうと、貢献欲求がある方に伝わりやすい傾向があります。

「本気で」と考えておられるなら、たとえ逆風な状況にあろうと立ち向かう覚悟ができていらっしゃるのでは?成し遂げたい理由がある、そんなあなたにこそ自立具現化コーリングはうってつけです。

あなたは、「今ここを受容する」瞑想と、「私が変われば世界が変わる」自立具現化コーリング、どちらに興味をお持ちでしょうか?

人生変えたご縁〜外舘美奈さん物語4

「本当に?」と疑ってしまった『人生変えたご縁』。リアルさにものすごくフォーカスしていますが、言葉が溢れ出てきて、自動書記に近い状態。気づいたら深夜1時を回っておりました。

再来店

2ヶ月前、お客様から届いた感想メール。「場の空気が澄んでいた」という言葉が、記憶に深く残っていた。

そのお客様が、再来店。 予約は2ヶ月待ちにもかかわらず、即座に申し込んでいたという事実が、スタッフの間でも話題になっていた。

「佐藤様、あの夜のあと、すぐに次の予約を入れてくださったんですよ」 「2ヶ月待ちなのに、迷いなく。」

厨房の空気が、張り詰める。真価が問われているような気がしている。どんなことになろうとも、絶対に感動を分かち合って店を出ていただく覚悟で臨んでいる。そのための私なのだ。

食事を終えたお客様が、厨房の奥に向かって一礼。その所作に、場の空気が奮える。

「こんにちは。店長の外舘美奈です。先日は本当に素晴らしいコメントをいただき、スタッフ一同感動いたしました。かつ即座に予約を入れてくださり、今日に至れましたこと、心より感謝しております。」

「はい!前回の感動が忘れられなくて、また来ました。この空間にいた時間が、今も体に残っているんです。前回は家族がいたから、あまり話せませんでしたね。」

私は、大きく頷いた。スーシェフの悠太が声をかける。

「もしよければ、初めていらした時のこと、少しだけ教えていただけませんか?」

初対話

佐藤真紀子さんと美奈さんの初対話 人生変えたご縁〜外舘美奈さん物語4

「息子の結婚が決まって、結納の前夜でした。こじんまりとした静かな場で、家族と過ごしたくて探していたんです。口コミで見つけて、直感で選びました。

でも、料理だけじゃありませんでした。場の空気が、澄んでいたんです。料理を通じて癒しや希望や情熱を湧き立たせるような・・・。明らかに美味しさだけではない、ステキな魅力を感じたんです。」

私は、溢れ出る思いに任せ、言葉を返した。

「前回のメールでもいただきましたが、改めて感謝いたします。私のマリアージュが、届いたんだと思いました。さらに本当にいらしてくださり、生で聴かせていただけることに、感無量です。」

「マリアージュ?そうだったんですね。素人の私には分からないことだらけですが、響き合う調和があったんですね。」

「はい。そうですよね・・・。尊敬の念を込めて、改めてお訊きしたいしたいんですが、いいでしょうか?」

「なんでしょう?」

人生変えたご縁

「私には佐藤様がとても素晴らしく、輝いて見えます。幼い頃からそうだったんでしょうか?」

「ありがとうございます。シェフのようなステキな女性に言っていただけると、天にも昇る気持ちです。私はもともと専業主婦で、小さなアパレルショップから始まったんですよ。こうして都内へ頻繁に来れるようになったのも、本当につい最近のことです。」

「そうだったんですね。では何がきっかけだったんでしょう?」

「ある方とのご縁ですね。名前を主に多角的に向き合ってくださった方のおかげです。この方のことを語り出したら、私は止まらなくなってしまいます。いいでしょうか?」

「え!?そんなに佐藤様の人生を変えた方がいらっしゃるんですね?」声色が変わったのが、即座に分かった。

「そうですね。今は営業時間でしょうから、他の方との関わりもありますよね?」

「そうですよね。ご配慮ありがとうございます。佐藤様の声から、語りたくてたまらない雰囲気を感じます。」

「え!?声の変化を感じれるんですか!すごい!先生もそうなんです!」

「先生?佐藤様の先生でしょうか?」

「正確には違いますが、私の人生を変えるきっかけとなった方がいるんです。」

「本当に長くなりそうですね。ではまたあとでご連絡させていただきます。佐藤様がそこまでおっしゃる方、すごく気になります。」

「はい。シェフが予想以上にステキな方だったので、饒舌になってしまいました。あとでオンラインにて、語り合いましょう。」

脳裏に浮かんできた記憶

QRコードを通じてオンラインでつながり、翌日9時からのアポ。予想もしていなかった展開に驚いた。佐藤様がおっしゃる「先生」とは誰なのか、すごく気になっている。佐藤様を「語りたくてたまらない」状態にまで魅せてしまい、《名前を主に多角的に向き合う》《声の変化を感じれる》等、つながりを全く感じない。

こんな胸踊る気持ちになったのは、いつぶりだろう?脳裏に浮かんできたのは、TV取材に応じている師匠のインタビューに感動した場面。高1夏にたまたまつけていたTVで、番組で師匠が現れ釘付けになった。「私が人生賭ける価値があるのはこれだ!」と感じた。

高2で中退し料理の世界へ入って行ったのも、実家での生活に耐えきれなかったことと、「これだ!」という確信だ。その時から、気持ちが揺らいだことがない。当時の感動が、佐藤様の振る舞いから呼び覚まされてきた。

師匠はすでに引退し、隠居なさっている。久々に会いたい気持ちになった。


#専業主婦

#直感
#感動
#料理
#ご縁
#人生

味覚の再構築〜外舘美奈さん物語3

美奈さん、味覚が衰えていく中で、どう切り抜けていくかを模索中。信頼関係って重要だと改めて実感です。

マリアージュ

厨房の奥に立つ。いつもの位置。味の輪郭が、どんどん霞んでくる。火入れの香りは読める。動線の緊張も感じる。しかしソースの酸味や塩味が、どう響いているのかつかめない。

「私は、何を味わって生きてきたんだろう?」 「この店で、何を伝えたかったんだろう?」「なぜ、何を、どうあきらめきれないんだろう?」「そもそもなぜ、こんなことになってしまったのか?」

様々な問いが、急き立ててくる。未来の私は、確実に何かをつかみきれている。店の皆を信頼し、新たなチーム編成でお客様を迎え入れている。そのイメージはあるが、何をどうやって再構築できたのか、雲をつかむような感覚だ。

考えに考えても、今の私には解決能力がない。それだけははっきり分かっている。小中学生ながらに大学入試の問題なんて解けないのと同じように、分からないことを分かろうといかに努力したところで無意味だと分かっている。だからと言って、何か策があるのか?何もないーーー。

悠太が言った。「美奈シェフ、味の調整を一緒にやりませんか?僕らの舌も、使ってください。」

まさにこの瞬間、脳内ランプが光ったのを感じた。初めて「他者の舌」を信じてみようと思った。ソースの酸味・塩味・苦味・甘味——それぞれの舌感覚が語る。厨房が、味を言葉にし始める。

味覚の再構築は、舌のマリアージュから始まった。

新チームと新たな響き

美奈さんの確信 味覚の再構築〜外舘美奈さん物語3

味を言語化し共有することで、場の空気が変わった。厨房の動線が滑らかになり、音の粒が整っていく。私は確信した。

「私の舌が曖昧でも、場の響きは整えられる。味は、私1人で作るものじゃない。  素材とソース、火入れと香り——それらが響き合う。それこそが、マリアージュ。」

新メニュー、新役割、新空気。厨房が、再び動き出した。

再出発から数日後、一通のメッセージが届いた。

「料理も素晴らしかったですが、場の空気が澄んでいて、心が静まりました。あの空間にいた時間が、今も体に残っています。ものすごい感動を、本当にありがとうございます。ぜひまたお伺いしたいです。」

私は目を閉じ、歓喜に奮える手応えを噛みしめた。

「料理の感想なんて、いくらでもある。でも『場の空気が澄んでいた』なんて言葉、初めてだった。私のマリアージュが、届いたんだ。」スタッフ全員で、その感想メールを喜んだ。

場の響き

味覚は曖昧でも、場の響きは守れる。 「味わうことの意味」は、私の舌だけではなく、場の共鳴にある。未来の私のイメージが、少しずつ鮮明化されていく。ピンぼけしたモノクロ写真が、高解像度のカラー動画へ変わっていくように。

「私は、味だけを作っていたんじゃない。場の響きを生み出していたんだ。それが、私の『舌感の記憶』だったんだ。」

ステキな感想を送ってくださったお客様へ、即返信。

「ありがとうございます。諸事情から、新たなチーム編成をしたところでした。『お客様と感動を共有できるよう、私たちに何ができるのか?』を真剣に語り合っていた中にいらしてくださり、コメントにスタッフ全員が感動しております。ぜひいらしてくださいませ。本当にありがとうございます。」

もうダメだと絶望感に打ちのめされていたが、仲間に支えられ切り抜けきれそうだ。さらなるマリアージュを求めて、仲間と一緒に進めていこう。

#感動
#料理
#龍
#大学入試
#雲

舌感の記憶〜外舘美奈さん物語2

舌ガンだと申告された美奈さん。親との確執から、40年帰省したことがありません。料理一筋に生きてきたため、知り合いかつ信用できる仲間が、店のメンバーしか思いつきません。

告白の温度

厨房の奥、いつもの位置に立っているはずなのに、 包丁の重さが違う。メンタルが、体に及ぼす影響は甚大だという話を聞いたことがある。身をもって痛感している。現実を突きつけられるまでの私と今の私では、何もかもが違ってきている。

「舌ガンです」 医師の言葉が頭の中で何度もこだまする。味覚は、さらに曖昧になっている。それでも、仲間にはまだ言っていない。言えない。

最も信用している店の仲間—— 伝えた瞬間、何かが壊れる気がしていた。すさまじい恐怖感がある。とはいえ黙っていることも、嘘をついているようで苦しい。

「美奈シェフ、今日のソース、ちょっと違いますね」その一言が、胸に突き刺さる。違うのは、ソースじゃない。私だ。

厨房の音が遠くなる。心の中がざわつきながら、悶々と問いが込み上げてくる。「私は、何を味わって生きてきたんだろう?」 「この店で、何を伝えたかったんだろう?」改めて「味わうことの意味や価値」を問い直す。

舌感の記憶

家を出て帰らないと決めている理由は、母の固執した日本料理へのこだわりだ。子どもの頃から、誕生日ケーキ等も他の皆とは違う、変な色をしたものだった。「家庭の食卓」という話題が、周囲とかけ離れていた。だからこそ、友達を招き入れたこともない。親を誰にも紹介したくなかったし、家族のことを語りたくなかった。

「私は絶対にお母さんみたいな生き方はしない!」と常々口にしてきた。だからこそ、早く家を出て、全く別の世界を生きることにしたのだ。高2当時の17歳で限界を感じ、都内の料理店で修行。一心不乱に没頭し、3年でパリへ。

20歳から10年、美食文化の激戦区で徹底的にしごき抜かれた。30歳で都内の1等地に開業できるよう資金援助してくださる方が現れ、千載一遇のチャンスだととらえた。渡仏前に師匠からいただいた牛刀を携え、日本へ帰国し今に至る。

25歳でソース担当となり、それこそ七転八倒の苦しみだった。ソースを通じて素材とのマリアージュ。感覚を研ぎ澄まさなければならない。皿洗い当時から厨房はまさに戦場だったが、洗練されるほどに内側へ向いていくのが分かった。

たとえ素材がよくなかったとしても、ソースによって極上の味に仕上げることができる。だからこそ、舌感(味覚)には極めて細心の注意を払ってきた。だからこその疑問。なぜ私が・・・・・・?

「死ぬまで料理人」という決意

意を決し、すべての作業を終えてから、皆に残ってもらった。

「美奈シェフ、どうしたんですか?」スーシェフの悠太が問うてくる。

「重大な発表があるの。言うべきか、かなり悩んだんだけどね。」

「何ですか?美奈シェフのためなら、何だってやりますよ」皆が口々に言う。

「私・・・、舌ガンらしいのよ。ステージ2だと言われたわ。腫瘍が舌の左奥裏に3cm程度あって、3人の医師に切除手術を勧められたわ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」一気に場が凍りつき、真空化されたかのようだった。

「そうよね。言ったところで、皆もどうしようもないわよね。私、絶対に切りたくないの。死ぬまで料理人でいたいから。切らずにガンとの問題を解決する道を探したいの」

「確かに今のままではどうしようもありませんが、話してくださってありがとうございます。・・・美奈シェフお1人で悩み苦しむんじゃなく、私にも一緒に背負わせてもらえることを感謝しています。」悠太がたどたどしくも、返してくれた。

「そうですよ!私も一緒に悩み考えます。話してくださり、本当にありがとうございます。」スタッフ9人全員が、改めて1つになれたと感じた。話せてよかったと、心の底から感動し涙が溢れてきた。

告白を受け入れられ感動の涙 舌感の記憶〜外舘美奈さん物語2

だからと言って、まだ何も解決したわけではない。これからどんな展開になっていくのか、考えるほどに恐怖が湧いてくる。今までにも、似たような出来事があった。恐怖を感じていても、払拭できるほどに没頭していこう。

#生き方
#帰省
#メンタル
#感謝
#龍
#誕生日ケーキ

「過度な憧れ」が招く落とし穴〜大谷翔平の金言に倣うこと

「過度な憧れ」が招く落とし穴〜大谷翔平の金言に倣うこと

「あの人だからできる」「私にはとうてい無理」。あなたは今、心の中で誰かに対して、「絶対的な壁」を作っていませんか?「憧れ」や「別格視」と「神格化」は、明確に境界線を引いた方がいいと主張いたします。

例えば野球界の現役レジェンド、大谷翔平さん。さっそくの地区優勝を果たしたドジャース、彼の功績あったればこそだと、多くの皆さんが納得する点です。彼の偉業に心から感動し、尊敬するのは当然です。しかし「憧れ」が過大化し「神格化」された瞬間、あなたの人生の歯車は止まります。

なぜ、過度な憧れがあなたの成長を邪魔するのか?どうすればその「落とし穴」から抜け出せるのか?1ページセッションや自立具現化コーリングで多くのお客様と向き合ってきた視点から、本質をあなたと考えていく場を設けれましたら幸いです。

「ウンコしないアイドル」に隠された自己否定

23歳当時の実例です。ある男性との対話で「(誰か忘れましたが、有名女性)アイドルは、美しすぎてウンコしない」と本気で信じているファンがいました。何を言っても信じようとはしません。あまりに極端な例ですが、現代人が陥りがちな神格化の最大の弊害が凝縮されています。

最大の弊害は、勝手な美化解釈です。いかにかわいらしく美しいアイドルでも、排泄なしには生きていけません。おそらくはそのファンの方、結婚して子どもが産まれアイドルから母となっていくプロセスに、ガッカリしたのではないでしょうか?

ガッカリされる側からすれば、事務所やメディアに求められ「魅せる」よう頑張っただけかもしれません。結果として、お互いの人生に悲劇を生み出してしまっています。神格化は、相手の人間性を無視し、自分の都合の良い理想を押し付けている状態なのです。

神格化が招く2つの弊害

プロセスを無視し、「あり方(Be)」を見失う

神格化は、成功者の「結果(Have)」や「派手な行動(Do)」だけに焦点を当てさせます。重要なのは、大谷選手の成功の裏側にある「野球への純粋な愛」「最高の準備を続ける姿勢」といったあり方(Be)。

「Be(あり方)」こそが成功の根源です。神格化は「私には真似できない結果」ばかりを見つめさせます。「どんなあり方(Be)なら成功できるか」という最重要な問いから目を背けさせてしまうのです。

「絶対なれない壁」で自助力を停止する

神格化とは「私は凡人、◯◯さんは神」という境界線です。ある先輩を紹介する際「私は全然大したことないんですが、この方はとんでもなくスゴイんです!」と語っておりました。自分を低く見せることで、高みを表現できると考えていました。

この壁を作ることで、「どうせ私には無理だ」という自己否定に逃げ込み、「成長しなくていい言い訳」を無意識に与えてしまいます。憧れの対象を「神」にすることで、「自ら努力する力(自助力)」を放棄してしまいます。「無限に秘められた可能性」をあきらめる許可を、自らに出してしまっているのです。

憧れという気持ちは、「あなたにもその可能性がある」という潜在的なメッセージです。過度に憧れることで、可能性の扉を自ら閉じてしまうのは、あまりにもったいないのでは?

大谷翔平の金言「憧れるのをやめましょう」

WBC決勝前、大谷選手のチームメイトへ「憧れるのをやめましょう」という言葉。相手の偉大さを認めながらも、彼らを「倒せない神」として祭り上げ、精神的な敗北を先に認めてしまうことを戒めたメッセージ。

彼のメッセージは、私自身の人生にも深く刺さりました。あなたにはいかがでしょうか?

あなたの目標が何であれ達成するためには、憧れの対象を「乗り越えるライバル」「プロセスを学べる先駆者」として、《いつかたどり着ける存在》とみなすこと。

「憧れの存在」は、神では絶対にありません。いかに素晴らしくカッコよかろうとも、あなたは「あなたご自身の人生の主役」です。その主役を引き立てるための1登場人物にすぎません。

分かりやすく、圧倒的な差を見せつけられ、惨めさやふがいなさを感じたとしましょう。『その瞬間を、いかに出発点とみなせるか』なのです。成長格差と物語のおもしろさは比例します。

神格化対策〜「あなたのBe」を見出す

あなたの人生の停滞を破る鍵は、憧れを「神格化」から「自立具現化のBe」へと変えることです。

自立=自然や社会とのつながりから、自らを確立させること。
自律=自然や社会とのつながりから、自らを確立すること。

と定義づけています。「させる」と「する」の違いは、意味と立場を大きく変えます。「させる」は、他との関わりの中で生み出されるもの。「する」は、自己の内側だけで成立いたします。だから自律は、形式化できないのです。

目標や望む結果(Do・Have)は変わっても、あり方(Be)は変わりません。あり方が明確であれば、困難な状況でも「明確な判断基準に基づいた行動」を選択できます。なぜなら、価値観の根源だから。

自立具現化コーリングでは、あなたの今までの心の壁や過度な感情を整理し、「あなたが本当に目指したいあり方(Be)」を見つけるサポートをさせていただいています。

あなたの「あり方(Be)」は明確ですか?

あなたが無意識に作り上げている「神格化の壁」を壊す許可を与え、あなた独自の才能とビジョンを明確にするための最初の一歩を踏み出しませんか?

→ 「1ページセッション」のお問い合わせ・お申し込みはこちら

【🔥本気で人生を変えたい方へ】憧れを力に変え、あなたの「あり方(Be)」に基づいたビジョンを現実にする継続的なサポート

→ 「自立具現化コーリング」のお問い合わせはこちら

憧れは、あなたを立ち止まらせるためのものではありません。前に進むための、燃料にできるのです。

違和感の正体〜外舘美奈さん物語1

様々向き合わさせていただき、「プロフェッショナルかつストイックに追究してきた方との相性がいい」とピントが合わさってきました。

佐藤真紀子さん
田中健太郎さん
藤堂富美子さん
早乙女芽衣子さん
に続く、5人目の物語。

没頭してきた40年

「お疲れ様〜」

すべての役割を終え、いつもなら充実感とともに帰宅。今日は言いようのない違和感がある。意味不明な不安と焦燥感が襲ってくる。昨日と今日の私は、明らかに何かが違っている。何が分からないのかが分からない。しかし確実にマズいことが起きているようだ。

私は外舘 美奈(とだて みな)、57歳。港区麻布十番で腕を振るうフランス料理人。皿の上に描かれる一皿は、芸術と称され、予約は2ヶ月先まで埋まっている。日本料理人だった母に反発し、中卒後に単身フランスへ。そこで脇目も振らず一心不乱に料理の世界へ没頭してきた40年。

厨房の熱気、スタッフの声、火の音。そのすべてが、私にとって情熱であり、生きがい。感情は、邪魔だ。皿に乗せるのは技術であり、魂の結晶であり、メッセージだから。去年『プロフェッショナル〜私の流儀』(NHK)からの出演依頼があり、そこで不動の信頼を得た。

店から徒歩3分の1ルームにて、言いようのない違和感を抱きながらも、明日に備えて寝る。料理の世界で生きてきた私には、恋愛とは無縁だった。誰かを好きになるよりも、お客様へ料理を通じて感動を提供することが、私の喜びなのだ。

S.ジョブズが着ている服装は黒のタートルにジーンズだったという話に同感である。料理のことしか考えたくない。服装なんて厨房に入れば着替えるんだから、何だっていい。プロフェッショナルの料理人として、世に恥じない生き方を全うしたいのだ。

違和感の正体

味覚の精度への迷い 違和感の正体〜外舘美奈さん物語1

数日後、仕込みを終え、心がザワっときた。スープの味が、分からない。塩も、香りも、温度も、ちゃんと揃っている。今まで塩1mgの違いを見極めきれていた。その精度の感覚への迷いがある。

予約していたランチ後の休憩時間に受診。検査後の診断で言われたショッキングな一言。「味覚に麻痺障害がありますね。味蕾の塩味の神経に異常があるようです。精密検査をお勧めします。」まさに茫然自失な状況。言葉が出てこない。顔面蒼白な感覚がよく分かる。

ディナーでは、スタッフの誰にも気づかれないよう振る舞えた。しかし心の中は、ものすごく動転している。スタッフが優秀なのが幸いだ。今まで咀嚼して詳細に教え施してきただけに、皆立派に育ってくれている。

今までツラくキツい時ほど、笑うよう努めてきた。「大丈夫。きっと大したことはない。すぐに元に戻るよ」と言い聞かせて、どうにか閉店できた。自宅まで徒歩3分だが、すぐに帰りたい気分ではない。コンビニで大好きなカシューナッツとワインを買って帰宅。

終わりの始まり

精密検査の結果が出て、再受診。なんと・・・・・・・・・舌ガン。ステージ2だというのだ。医師からは総合病院へ紹介状を書くからと、手術による切除を勧められた。舌を切るということは、味覚の精度が落ちないわけがない。それだけは絶対にイヤだ。

医師からは「味覚が落ちようとも、生き延びられるんだからいいじゃないですか」と返答。いくら言っても覆りそうになかったので、保留させてもらうことにした。舌を切るということは、料理人としては生きられないのではないか?約40年、料理人として生きてきた。他の人生が、どうしてもイメージできない。

夜の厨房。誰もいないはずなのに、火の音が耳に残る。私は洗い場前で立ち尽くしていた。初めて肉担当になれた記念にと、師匠からもらった牛刀を見ながら、涙がこぼれた。

「なぜ私が?」

今まで健康には極めてこだわってきた。野菜を多く摂り、添加物は控えるよう細心の注意を払ってきた。出かける時も弁当持参。売っている食材なんて信用できない。「◯◯がいいよ」と言われれば、即試してきた。水にもかなりこだわり、浄水器には最高の本格派を組み込んでいる。

「なぜ私が?」

私には志がある。私の店を世界一のフランス料理店とすること。そのためのミシュラン5つ星は通過点だ。NHKからの出演依頼も高じて3つ星まで来れた。料理に私の全人生を懸けてきたのだ。こんな道半ばにして、あきらめきれるわけがないだろう!

「なぜ私が?」

どうしても解せない。納得できない。ガンだなんて、全くもって信じられない。私に限って、そんなことあるわけがないのだ。セカンドオピニオン、サード・・・と試みるが、同じ診断結果。舌ガンという事実、受け入れざるを得ない。しかし手術は絶対にイヤだ。とはいえ、手術するしかないんだろうか?

理解できない、納得できないと言いつつも、症状は進行しているのだろう。「夢であってくれ」「朝目が覚めたら治っている」と願いながら、気がついたら1人でワイン1本空けていた。どんどんまぶたが重くなっていく。

#恋愛
#フランス
#ワイン
#手術
#料理
#健康