残るか薄まるか〜外舘美奈さん物語17

次回の主人公予定。美奈さん愛読誌の編集長 堺歩美さん。現段階では主役でないので、「編集長」という呼称に留めます。

都内某社の会議室 残るか薄まるか〜外舘美奈さん物語17

水面下の編集室

都内某社の会議室。机の上には、反響の集計と、読者の短い声をまとめた資料が並んでいる。編集長は、ページをめくらない。めくる必要がない、という顔つき。

「・・・想定より、出てる」皆が短く息を飲む。

これは単なる成功の話ではない。次の一手を間違えたら、全部が薄まる。それだけは避けたい。その感覚だけが、全員の間に共有されていた。

反響の中心は、例の外舘美智子さん特集4ページ。江戸時代から続く暮らしの重ね煮――。毎回1ページのコラム連載しているが、地味だったはずのものが、今回は妙に刺さっている。

「料理ページなのに、生活欄から反響が来てます」
「健康系の読者層も動いてます」
「『説明されていないのに腑に落ちる』って、同じ言い回しが多いですね」

翻訳事例を探す

次号の会議で決まったテーマは——『昔ながらの重ね煮思想が、現代の料理にどう受け継がれているか』。翻訳事例を探さなければならない。

看板を掲げる人を集めても、記事が予定調和になる。編集長は言葉を選びながら、方針を置いた。「説明より、染み出している事例を拾いたい」

候補は出た。
・精進寄りで『整える食』を看板にしている料亭板前
・マクロビで陰陽を語れる料理教室講師
・薬膳・陰陽五行を前面に出す薬膳料理家
・発酵で『腸と暮らし』を謳う発酵マイスター

どれも正しい。けれど、読者が読んだ瞬間に「分かったつもり」で終わってしまう。ページが平らになる。

不発の確認

担当が、候補先を回った報告を淡々と並べる。「悪くはないです。ただ・・・記事の芯が立ちません」誰も反論できなかった。《芯が立たない》という表現があまりに的を得ているからだ。重ね煮という思想を、活きて実践する形に翻訳されている事例が欲しいのだ。「分かったつもり」では終われない。

その時、控えめな声が上がった。元番組制作に縁があるという新人スタッフ。「1つ、気になる店があります」

編集長が顔を上げる。「和食?」

「いえ。フレンチです」

会議室に、抵抗が走る。重ね煮。伝統。暮らし。フレンチは、最初から枠外だったはず。

「はい、ノーマークです。候補ですらありません。だからこそ、あげるつもりはありませんでした。ながらも何となく引っかかっているのが、当時のカメラマンのオススメです。『あそこは他と一風変わってるよ』って。どう変わってるのか、確認の価値ありませんか?」

編集長は、すぐには頷かなかった。ただ、その一言が、妙に引っかかる。

封書という打診

「どう変わっているのか、確かに興味深いわね。その方に詳しく訊けるかしら?どちらにせよ、取材依頼はまだしない。まだ何も言い切れないから」編集長は決めるというより、整えるように言った。

「最新号を一冊。参考程度の打診。それと——この一行だけ添えて」メモは短く、問いだけ。『昔ながらの重ね煮思想が、現代料理にどう受け継がれているか?』

余計な熱は入れない。確信がない時ほど、文章は無機質がいい。確信がないからこそ、封書の中身は打診だけに留める。

封筒が閉じられる。「ここで急いだら、全部が宣伝になる。残るか薄まるか――この一手は間違えられない」全員の顔が引き締まる。

「だから、先に確かめる。まずは食べてみよう。言葉は、そのあとでいい」

あとがき

次回は、事のきっかけを生み出した、母 外舘美智子さん。4ページの特集記事が予想以上に好評で、特集の続編を企画中。美智子さんは、今回の出来事をどのように受け止めているのでしょうか?


#幸せ
#料理
#フレンチ
#和食
#薬膳
#龍

主張せずも残るもの〜外舘美奈さん物語16

16・17・18と、ある3人の視点から書いてみます。まずは、主人公 美奈さん。

客層の変化

店の営業は、変わらず続いている。予約は埋まり、キャンセルも少ない。特別なことはしていない。メニューも、仕込みの流れも、以前と同じ。

それでも最近、1つだけ、微妙な違和感。客層が、少しずつ変わっている。

派手さはない。だが「料理が好き」というより、「何かの確認に来ている」ような人が増えた。写真を撮らず、質問も少なく、静かに食べる。帰り際も饒舌ではない。「美味しかったです」と短く言い、深く会釈して帰っていく。

評価とも、称賛とも違う。観察に近い視線。

似ている空気

仕込みの最中、スーシェフの悠太が、ふと口を開いた。「・・・前にも、こういう空気、ありましたよね」

「どの時?」包丁を動かしたまま、少しだけ眉を上げた。

「TVの人が来た時です。『プロフェッショナル』の話が来た頃」

手が、一瞬止まった。

確かにあの時も、正式な取材依頼が来る前に、同じような客が増えていた。
・名刺を出さない人
・肩書きを言わない人
それでも、厨房の動きや、皿の温度、間のとり方を、やけに見ていた。

「・・・似てる?」

「はい。取材って感じじゃない。でも、明らかに『見てる感じ』です」

私は、小さく息を吐いた。「気のせいよ」

そう言いながらも、内側では否定しきれない。

数日後、店に一通の封書が届いた。差出人は、都内の出版社名。その名前を見ただけで分かった。私が長年、季刊で読み続けている出版社だ。先日の母の特集記事で釘付けになった。料理だけでなく、暮らしや思想を扱う、そんな少し硬派な編集部より。

中身は、取材依頼ではない。丁寧な挨拶文とともに、「参考までに」と一冊の雑誌が同封されている。母・美智子がコラム連載している、あの季刊誌の最新号だ。

錯綜

主張せずも残るもの〜外舘美奈さん物語16

ただ一箇所、鉛筆で小さく記されているメモ書き。「昔ながらの重ね煮思想が、現代料理にどう受け継がれているか?」

営業後の夜の厨房。灯りを落とす前に、しばらく立ち尽くす。場は、動いているように感じる。理由は分からない。

重ね煮思想とフレンチ。あり得ないはずなのに、否定しきれない。ページをめくると、母の毎回のコラム記事の一文が目に入った。

——料理は、主張しなくても、残る時は残る。

今までの師匠たちも、同じようなことを語ってきた。その意味を、理解したつもりでいた。でも今は、《理解したつもり》では済まされない。噛みしめるほど重くのしかかってきて、息が止まり、頭が真っ白になった。

スイッチに手を伸ばす。厨房の灯りが、1つずつ消えていく。鍵をかけ、外へ出る。夜の空気は、驚くほど澄んでいた。

あとがき

次回は、主人公 美奈さんは登場しません。「封書が送られた経緯」について。美奈さんの周囲で起きている水面下を追います。

#営業
#フレンチ
#幸せ
#人生
#料理
#セッション

無名の訪客

散歩から帰ってきた奥さんと
「ただいま」「おかえり」
何気ない日常のひととき。

この靴、誰? 無名の訪客

日常にある疑問の境界線

ごく当たり前で、普段は意識もしない安心感。もしここで、まったく知らない誰かが勝手に玄関から上がり込み、勝手気ままにくつろぎ始めたらいかがでしょう?

一瞬で空気が変わります。異様で、落ち着かない状況へ。

「奥さんと私」という関係性が、顔と名前が一致して信頼構築できているからこそ、何の問題も起こらないのです。

名前とは、「あなたは誰ですか?」を明確にするための、必要最低限かつ極めて重要な識別情報です。

生まれた瞬間からの戦争孤児など、誕生日が分からない方もいらっしゃいます。知人のNさんは、親御さんのご縁担ぎか分かりませんが、誕生日を1日ずらして出生届が出されています。出生時間がほぼ同じ双子も、明確な区分けが曖昧になってしまうようですね。

現代では、性別の区分も多様になり、性転換手術の話を耳にする機会も増えました。

それでも——名前なしには、存在さえできません。存在するためには、何らかの名前が、必ず必要になるのです。

誰 ?

この感覚は説明が極めて難しいもの。

・姿は見えているのに、誰なのか分からない。
・人であることは分かるのに、特定できない。

だからこそ、不安になります。

あなたは、S.スピルバーグの映画『激突』ご存知でしょうか?主人公は正体不明の巨大なトラックに追われ続けます。運転手の顔は、ほぼ映りません。目的も、理由も、一貫して語られません。

それでも、確かに「誰かがいる」ことだけは分かります。観ている側が感じるのは、恐怖そのものよりも、相手を特定できない不安です。

誰なのか。
なぜなのか。
話し合い、理解し合えるのか。

分からないまま、距離だけが縮まっていくのです。

実在する透明人間

顔も、年齢も、性別も曖昧な存在は、敵でも味方でもなく、判断のしようがありません。名前のない存在とは、実在する透明人間のようなもの。怖いのではなく、関係が結べないから、落ち着かないのです。名前を知り、誰かが理解できれば、途端に落ち着けます。

名前がない存在は、
・善悪を決められず、
・距離も測れず、
・信頼も築けません。

だから多くの方は、「誰?」と問わずにはいられないのです。

ここが、今回の要点です。名前とは、安心のために付けられたものでも、管理のための記号でもありません。信頼関係を結ぶために必要な、最小単位の情報なのです。

「人生最も価値あるものは時間」よく言われます。確かにタイミングは超重要です。A.カーネギーがナポレオン・ヒルに話を持ちかけた時、ストップウォッチで計っていた逸話は有名ですね。視点を変えるとその出会いもやはり、名前があるからこそです。名前なしには、お誘いの声もかけられません。

2025年も大詰めを迎えてまいります。今だからこその節目に「あなたという存在価値」を、改めて振り返ってみるのもいいのでは?


#トラック

#幸せ
#誕生日
#人生
#散歩
#双子

成立してしまった日常〜外舘美奈さん物語15

今回、大いにこだわったのが自動化(オートメーション)。核を徹底的に本質化してしまったため、美奈さんのOS自体が変わっています。

「当たり前だと考える基準」が変わってしまう以上、さも以前からずっとそうだったかのような錯覚することがあります。

その中でも【慕わしさと冷徹の共存】。彼女には《世界一のシェフになる》志があります。

自動化された朝

朝の仕込みは、いつもと変わらない。魚の状態を見て、包丁を入れ、火を入れる。判断に迷いはない。それどころか、最近は余計な確認をしなくなった。手際が、恐ろしいほどに速くなっている。

前なら、「これで合っているか」を何度も確かめていた。今は、手が勝手に動いている。恐ろしいほどに変化しているが、怖さはない。ただ、不思議な静けさがある。やはりエネルギーなのだろう。私だけでなく、スタッフ全員がそうなのだ。エネルギーの浸透。彼らを見ていて、改めて威力のすさまじさに驚いている。

思考を経ない判断

店に立っている間、ほとんど何も考えていない。考えなくても、降りてきている。新たなメニュー、火入れのタイミングやソースの加減等、理路整然と大きな幹線道路が敷かれたかのようだ。指示も、修正も、声を荒げることもない。必要なことだけが、必要なタイミングで起きる。

以前の私なら、こうした状態を「集中している」「調子がいい」と呼んでいたはずだ。今は違う。集中している、というよりも余計なものが消えているに近い。さもずっと前からそうやってきたかのように感じてしまっている。

夜、店を閉めたあと、厨房に一人残った。火を落としたコンロの前で、しばらく立ち尽くす。何かを考えようとしたが、考える理由が見つからない。問題は起きていない。不安も、焦りも、ない。カレンダーに「◯/◯、ガン検診」と書いてあるのを見て、私はガンにかかっているという事実を思い出す。

龍先生の毎回の対話では、まさにワープしてしまったかのような変化が起きている。当初に言われていたとおり、ガンの寛解が現実的な通過点に思えてきている。波紋の話が非常に印象深い。

「池に石をボチャンと投げ入れたら波紋が広がります。潜在意識においては、波紋の距離って物理的な時空管理ではありません。石の大きさは思いの規模、投げ入れ方は興味関心ある世界との向き合い方です」

驚異的な成果が出ているということは、見合った相応の原因が作られている。しかしともすれば、変化する前の状況を忘れてしまっているくらいなのだ。現状への問題意識を明確に持っていなければ、違いに気づくことなんてないかもしれない。

──改めて意識を向けている。私は、何をしなくなったのだろう?そう思った瞬間、答えが浮かんだ。

説明が消えた地点

自分を説明すること を、しなくなったのだ。必要なくなっており、あってもなくてもどちらでもいいのだ。ない方が頭の中がスッキリするため、置いておく必要がないのだ。

・解説〜誰かに分かってもらうための言葉。理解の範疇をすでに超えている。
・釈明〜正しさを証明するための理由。誤解されようが気にならなくなっている。
・選択の正当化〜選択を安心させるための物語。もはや私自身を納得させる必要がない。

だからといって、満足しているわけでもない。幸福だと断言できるほど、単純でもない。ただ、生きることが止まらずに回っている。慕わしさと冷徹の共存。

それだけだ。

ふと、母の記事のことが頭をよぎった。評価でも、称賛でもなく、「そこにあり続けていた」という事実。

あれと、今の私は、どこか似ている。語らなくても、成立してしまう。押し出さなくても、残ってしまう。そのことに、初めて気づいた。

帰り際、身支度を整えながら、悶々とした気持ちがとめどもなく湧いてくる。母との対話にこそ、あらゆる解決への秘訣が込められているように思えてならない。しかし、今ではないような気もしている。

まだ、何も決めない方がいい気がしている。分からないままでも、状況が整えられ進んでしまう気がしている私がいる。それが、今の位置なのだ。

厨房の電灯スイッチ。 成立してしまった日常〜外舘美奈さん物語15

店の明かりを落とす。外は静かで、風もない。鍵を閉め、振り返らずに歩き出した。次に何が起きるかは、まだ分からない。だが、分からなくても崩れない私になれている。

#エネルギー
#カレンダー
#変化
#思考
#幸せ
#寛解

AIは人間の価値を奪うのか?

AIは人間の価値を奪うのか?

以下の内容は、価値提供ではなく、価値観表明です。あなたに何か押し付ける気持ちは微塵もありません。不要だと思われるなら、どうぞスルーしてくださいませ。

AIの大躍進化

AIの大躍進化が止まりません。最新モデルが公開される度に、「人間の仕事はどうなるのか」「自分の価値は残るのか」という問いが、以前よりも現実味を帯びて迫ってきています。あなたにおいてはいかがでしょうか?

この問いに対して、世には大きく2つの反応があります。

1 「AIは脅威だ。だから急いで学ばなければならない」という焦り。

2 「AIは便利な道具だ。うまく使えばいい」という楽観。

私には、どちらも本質を避けているように感じています。あまりにもったいない。

AIが奪っているもの

結論。AIが奪っているものは、価値ではありません。AIが奪っているのは、これまで私たち人間が「価値だと思い込んできたもの」。細かいかもしれませんが、決定的な違いです。

・知識を多く持っていること
・速く、正確に作業できること
・正解を出せること
・最適な選択肢を提示できること

これらは長い間、「専門性」「能力」「市場価値」と称されてきました。今、AIはそれらを人間よりも速く、安く、安定してこなしています。これは敗北ではありません。役割終了の節目。

昭和初期の時代、電話交換手という職業がありました。電話が直通できるようになったので廃業へ。鉄道会社の切符切り担当者も、Suicaの開発以降、廃業に至りました。

評価制度の転換期

これまで多くの皆さんは、「何ができるか/持っているか(DoやHave)」で自らの居場所を作ってきました。だからこそ

・自分より速い存在
・自分より正確な存在
・自分より知っている存在

が現れると、不安になります。いったん距離を置き冷静に考えれば、それは人間の価値自体ではなく、価値を証明するために使ってきた手段です。AIは、その手段を不要にしただけ。あらゆる評価制度は、世界規模で根本的に変わらざるを得なくなります。

なぜなら、誰がやっても同じような成果を出せてしまうからです。現行の評価制度は、ほぼ機能しなくなりつつあります。

AIにできないたった1つ

AIにできないこととは何でしょうか?

創造性?感情?倫理?どれも部分的には、すでにAIは触れ始めています。どうしても越えられない一点。それは決めること。

AIは選択肢を出す。
AIは最適解を示す。
AIは結果を予測する。

しかしーーー

・それでも「これ」を選ぶ理由
・損をしてでも、やる覚悟
・失敗しても、引き受ける決断

これだけは、AIには生成できないのです。私はマンガによって多くを学んできた自負があります。例えばーーー。

総合格闘技の試合において、長時間持ち堪えきれない主人公。相手も弱点を見抜きます。結果、消耗戦に持ち込まれます。

それでも主人公は、ある「理由」によって限界を越えます。自分が勝ったら、手術を恐れている男の子が勇気を出して手術を受けると約束していたからです。限界を超えていくプロセス描写が見事で、感動し涙がこみ上げてきました。

勝てそうにない強敵に立ち向かい、相手に「完敗だった」と言わせる。能力そのものではありません。引き受けた理由が、人生の枠を深め広げ得るのです。

人間の本来の価値

AI時代において、人間に残る仕事は何でしょうか?それは書くことでも、売ることでも、分析することでもありません。決めることが、なぜ重要なのでしょうか?

・何を大切にするのか
・どこまでをAIに任せるのか
・何を自分の人生として引き受けるのか

この「決める」という行為には、「50.1:49.9」のような僅差な場合だって起こり得ます。必ず責任と覚悟が伴うのです。だからこそ、人間にしか、あなたにしかできません。

だからこそ、これからの時代は決断力と胆力(決めたことを正解にする力)だとみなしています。あなたの人生において、あなた以外の誰かに主導権を渡してはなりません。AIや他人がいかに素晴らしかろうとも、あなたの人生を華やかに劇的に魅せるための脇役なのです。

AIは鏡

AIの進化によって、快適さが格段に増します。便利で簡略化される分、言い逃れが厳しくなります。「できなかった」「時間がなかった」「調べられなかった」そうした理由は、すべてAIが肩代わりできるから。残る問いは、ただ1つ。

いったいあなたは何をどう生きたいのか?

繰り返します。AIは人間の価値を奪いません。価値だと思っていた幻想を剥がします。だから怖いのです。AIが映しているのは未来ではなく、あなたご自身の鏡であり「心の空白」なのかもしれません。

その空白を、表面的な恐怖や妥協で埋めるのか?他人の答えで埋めるのか?内から湧き出てきたあなたご自身の言葉で埋めるのか?

AI時代とは、人間がもう一度「自分の人生を選び改める」時代なのです。

#幸せ
#感謝
#マンガ
#手術
#人生
#自分の人生

言葉にできない確かさ〜外舘美奈さん物語13

佳境に入ってきました。次回の主人公も決めています。今回の続編です。フィクションですが、極めてリアリティにこだわっています。現実味を帯びていないスピ系な雰囲気や矛盾した関係性を、極力排除しようと努めています。

説明不要なくらいに人生が成立

先生との対話が始まって、約3か月。もう以前と同じ私ではない。変化は、疑いようもなく起きている。

先日の検査では、腫瘍が2mm縮小していた。むくみが大きく取れ、鏡に映る顔は別人のようだ。眠る前には、理由の分からない充実感があり、朝は、体の奥から静かに立ち上がる爽快さがある。仕事を終えて帰宅し、朝になったら家を出て、店へ向かう。そんな日常の1つ1つが、妙に瑞々しい。

この変化を、私はお金にも名誉にも換えられないし、変えたくない。
もし「好きなだけ与えるから、昔の自分に戻ってほしい」と言われたとしても、確実に断る。昔の私のままで世界一のシェフになっても、今の私はきっと満たされない。嬉しくなんかないのだ。

──なのに。私は、まだ誰にも話していないことがある。というより、話す必要を感じなくなってしまった。説明できないのではない。説明しなくても、人生が成立してしまっている。それが、少し怖い。

理解と体感のズレ

対話では、原因も経路もきちんと説明されている。頭では理解できているはずだ。それでも体の方は、説明を待たずに変わっていく。あまりに展開が速く、知的理解と体感の間に、大きなズレが生まれている。体が、このご縁を待ち侘びていたのがよく分かる。

龍先生の言葉を思い出す。「深層を扱うと、当たり前の基準が変わります。すると、問題だと思っていた理由そのものを、思い出せなくなることがある」

確かに、5歳の頃の不快感を、どうしても思い出せない。なぜ母を避けるようになったのか?なぜ父を通してしか会話をしなかったのか?事実としての記憶は明確にある。あれほど強かったはずの憎しみや怒り────感情面における記憶が、もうどうでもよくなっている。

感情的な衝動を、取り戻したいとはもちろん思わない。知らないうちに、気づいたら整ってしまっている。さもワープしてしまったかのようだ。異常に気味悪いほど整ってしまった感覚を抱えたまま、今日も厨房に立つ。

視界に飛び込んできたもの

夜、帰宅して、届いたばかりの愛読の季刊誌を手に取った。料理の参考になれば、それでいい。そう思って、何気なくページをめくる。今回の特集の見出しに、指が止まった。目を逸さずにはいれなかった。

――江戸時代から続く、暮らしの重ね煮。

母の特集記事に驚愕 言葉にできない確かさ〜外舘美奈さん物語13

ほんの数秒だったのかもしれないが、体感ではかなりの間で呼吸が止まった。

外舘 美智子――――――――母の名前。

安っぽい。地味だ。時代遅れだ。そう決めつけて、切り捨ててきた料理。切り捨てたつもりで、実は見ないようにしていただけの生き方。毎回1ページのコラムだったが、なんと大好評につき今回はトップ4ページ。

私は記事をじっと見つめたまま、思わず口に出てきた。「・・・・・・これ、本当にお母さん?」

疑いの言葉なのに、否定しきれない確かさが、そこにあった。説明しなくても、残ってしまっている。言葉がなくても、成立してしまう生き方。ページを閉じても、その重さは消えない。私はどう対応すればいいか、まだ答えを持っていない。ながらも、このまま知らんぷりは、もうできない。

目の前の事実が、はっきりと体に刻み込まれていた。

#人生
#幸せ
#5歳
#料理
#生き方
#呼吸

名前×人生 選命最適化セッション

確実に喜んでいただける内容です。祈り求め研鑽を重ね、結晶化させた結論をお届けします。あなたの人生が「これでいい」から「これがいい」へと変わる一歩になりますよう・・・。

本質を生きる準備

最近、自己対話を通じて把握できてきた全体像。「幸せ解釈 名前の専門家」として、あなたが本来の人生へたどり着けるよう祈り求めてきました。私自身の内側とあなたとの関係性等、「どうしたら調和を醸し出せるか?」を逆算してみての、現状での結論です。

保育園当時、相手の指に噛みついたことがあります。理由は名前を馬鹿にされたから。この記憶が蘇ってきたのは37歳当時の瞑想中です。30年以上、意味不明な罪悪感に囚われてきた過去があります。

今まで確実に20万人超の名前と向き合ってきました。おかげさまでGoogle検索より速く解説文が出てきます。日常生活において、条件反射レベル。しかし吉凶という価値観をどうしても受け入れきれず、様々な他の職業に就いてきました。

多くの矛盾を感じつつも、「姓名承認」という造語を生み出せてから、ようやく名前を事業にできると至りました。これは、時代より少し早い探究かもしれません。だからこそ、深く向き合いたい方だけにお届けしています。

最近こんな感覚ありませんか?

  • どこか噛み合わない、納得できない
  • いくら努力しても、心からの満足に届かない
  • 進んでいるのに、進んでいない気がする
  • 「変わりたいのに動けない」感覚だけ残る
  • あなたの人生なのに、自ら選べていない気がする

その違和感の奥には、あなたの 名前が持つ、本質の意志が関わっている可能性があります。例えば独創性が強みだとおっしゃるMさん。思い込みが強いことを嘆かれていました。「独創性と思い込み、どう違うんですか?」という問いに、本質魅力に気付かれたようです。

名前は、ラベル等の識別情報や占いの道具では断じてありません。生き方の軸として刻まれた設計図なのです。すべての名前には価値があり、素晴らしくない名前は存在いたしません。

もともとの私のように、「悪い名前だ」と感じてしまっている方もいらっしゃいます。理由は、その本質を「今の生き方を正しく適切に受け止めきれているか?」は別の話です。

どれほど優しさを持っていても、どれほど能力があっても、どれほど努力しても・・・「名前の本質と生き方が一致」していなければ本領発揮できません。

🔍【このセッションの目的】

表面的に名前を知ることだけではなく、《名前を生きる準備ができているか?》を確かめること。

ただ確かめるだけではありません。あなたの名前に刻まれた本質の意志と、今の生き方を重ね直す行程に一緒に取り組みます。「名前と生き方の一致=本領発揮のスイッチ」を入れる時間です。

  • 吉凶や当たり外れの話ではありません
  • 暗号を解くような診断でもありません
  • 慰めるための癒しでもありません

あなたの本質に、今の生き方がどう向き合っているのかを、あなたと一緒に確認する時間です。「名前に秘められた共鳴和音」がいかに素晴らしいものか、あなたと一緒に分かち合いたいのです。

多くの方が、「そんなことまで分かるんですか?」と驚かれます。名前には、生き方そのものを動かす共鳴和音が刻まれています。例えば大谷翔平さんの決断力は、総画の影響です。名前の画数には9パターンあり、どう組み合わせていくかにより、解釈次第で無限の可能性を秘めています。

【好相性な方】

  • 「種の遺伝子設定」から取り組む覚悟を持てる方
  • 即答より、自己対話の時間を許容できる方
  • 結果より、永続的な成果にふさわしい「あり方の確立」を求める方
  • 自ら育てる意思がある方
  • 失敗の意味を、学習や経験として受け入れきれる方

【今は見送った方がいい方】

  • 即効性・即結果を要求する方
  • 自ら考えるより、盲従し指示や答えを求めてくる方
  • なりたい自己像を、外的評価(富・有名・成功)から動かしたくない方
  • 他人任せを前提にしている方
  • あなたご自身と向き合う姿勢が薄い方

こういった方々は、別の手法が役に立つ時期です。ふさわしい時期が、今ではないというだけ。向き合うタイミングは、各人各様です。今どの段階どの状況かで、要するものも変わります。

【セッション詳細】

  • 個別(オンライン)
  • 60分
  • 受講料:11,000円(税込)

※ こちらから勧誘することはありません。自発的な意思が曖昧なら、見送られる方が賢明です。
※ 方向性が一致した方へのみ、ご案内があります
→「決める」のは、あなたの人生です。

【お申込み方法】

以下の質問にご回答のうえ、メッセージください。正解・間違いはありません。「あなたの言葉」でお答えください。

質問はこちら
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【ご回答項目】

Q1. あなたの名前に、これまでどんな気持ちを抱いてきましたか?
(好き/嫌い/違和感/誇り など)

Q2. 最近、噛み合わないと感じた出来事はありますか?
※具体的に

Q3. その違和感を、なぜ解消したいと思いますか?

Q4. 「本質を生きる」という言葉に、どんな怖さや不安が浮かびますか?

Q5. 変わる必要がないとしたら、どんな生き方を望みますか?

Q6. 自分の人生の土台と向き合う覚悟はありますか?
□ はい
□ 分からない(それでも向き合ってみたい)

ご希望日時(第1〜3希望):
お名前:
生年月日(任意):

最後に

私は人を選ぶのではなく、あなたの名前が望む深度に合わせて一緒に歩きます。名前は、点数づけでも占いでもなく人生の設計図。

本質を生きたいあなたへ。その扉を開け、一緒に確認していきましょう。


#保育園

#生き方
#人生
#思い込み
#幸せ
#占い

温度が思い出させてくれる〜外舘美奈さん物語12

温度が思い出させてくれる〜外舘美奈さん物語12

心と体のマリアージュ

龍先生との対話を通じて、今までの当たり前に感じてきたことが、ものすごく新鮮味を帯びてきた。体を通じてひも解いていく手法が、あまりにピンポイントであることに圧倒されている。

最近は、料理で言っているマリアージュが起きている。心と体のマリアージュ。料理ではできたとしても、私自身においては得体の知れない大きな壁を感じていた。長年の悩みだった低体温症から解放されてきた。むくんでいた事実にも気づけず、解消されてきたことで初めて実感できたのだ。

骨盤を境に体が分離したような感覚がずっとあったが、腎臓に原因があったことを指摘され、大いに納得。「孤独でいい」と思い込んできたあの感覚は、ただ体に無理を押しつけていただけだったのかもしれない。

生き方の軸に戻れる道標

そして、もう1つ。姓名覚醒という龍先生オリジナルが、自分の核を炙り出す術だという実感が芽生え始めている。

名前とは「生まれた時に与えられる識別情報」ではなく、生き方の軸に戻るための道標なのだと、今なら分かる。

龍先生は言う。「名前をどう解釈するかは、人生を大きく左右します。美奈さんがどんなに迷っても、名前にこそヒントがあります」

その言葉が、最近になってじわりと腹に落ち始めてきた。対話を通じて感じてきている「本来の私」から外れてしまうと、体が違和感サインを出す。逆に自分に戻るほど、体は追い風に乗っているかのように整い始める。

開かれた時空の扉

私にとって姓名覚醒は、迷い続けた人生の地図を、正しく適切に更新する行為だったのだ。何より、ライフプロファイリングを通じて「時空のリズム」をとらえきれたことが大きい。私は「黒宙長空」という性質を持っており、

・親元を離れ上京した
・NHK出演依頼があった年
・今が向き合うべき転換期であること
・開店してから4年間、急激な成長

これらが驚くほど整合している。ここまでの人生がその周期に沿って動いていたのなら、これからの予測にも使えるはずだ。人は誰でも、明確なリズムに乗って生きている。追い風なのか向かい風なのか、周期等のポイントさえ分かれば、恐れから準備に変えられる。

温度が思い出させてくれる

ガンである事実を仲間に打ち明けてから、店の空気が変わった。私1人で背負ってきた厨房が、初めてチームになった。

これから検査で店を空ける日も増える。料理も仕込みも、仲間に任せる場面が必ず出てくる。

私の舌。
私の包丁さばき。
私の判断基準。

そのすべてを、仲間を信じて託す時期が来たのだ。「任せる」という行為に、恐怖感が否めなかった。しかし実際に最も感じたのは、温かさだった。「仲間を信じきれている私」が嬉しいのだ。

ガンである事実を打ち明けてから、チームとして一丸となって進めていく方針を決めた。検査等で店を空ける状況も増えてくるだろう。どうしても仲間に任せなければならない。私の舌や包丁さばき等の強みを、仲間を信じなければならないのだ。

 信頼が味をつくる

「今日は、試作があります。味、みてもらえませんか?」スーシェフの悠太が言い寄ってきた。

心臓が跳ねた。──味をみる?──今の私が?

断る理由はいくらでもあった。けれど、喉元に浮かびかけた否定を飲み込んだ。代わりに、静かに息を吸った。

「・・・いいわ」

厨房の奥では、他のスタッフもそわそわとこちらを伺っていた。その視線を背中に受けながら、椅子に腰を下ろす。悠太が運んできた皿は、彼らしい繊細な構成だった。
魚介の香りとハーブの蒸気が、ほんのりと立ち上る。

「味わってみてください」

フォークを手にした瞬間、ほんの少し震えた。味わうという行為が、こんなにも怖い日が来るとは思わなかった。

ひと口。舌は、やはり曖昧だ。輪郭はぼやけ、立体感が薄い。────でも「・・・温度が、いいわね」自分でも驚くほど自然に、その言葉が出た。悠太が目を丸くする。

「温度・・・・・・ですか?」

「うん。舌じゃなくて、体の奥で分かる感じがする。あなた、最近変えたでしょ? 火入れのタイミング」

悠太は、嬉しさと驚きが入り混じった顔で頷いた。

「はい。気づくとは思いませんでした」

「味は・・・まあ、曖昧なんだけどね」苦笑した。けれど、その苦笑は今までの強がりとは違った。肩の力が抜けていた。

仲間の配慮

「シェフ」悠太が不意に、真剣な顔で言った。

「え?何?」

「僕たち、ずっと待っていますよ。『味を判断する人』じゃなくて・・・、僕たちと一緒に料理を作るあなたを」

返事ができなかった。胸の奥が熱くて、うまく声が出ない。今まで「私だけが一生懸命」だと感じていた自分が恥ずかしい。

味覚が戻ったわけでもない。未来への不安が消えたわけでもない。ながらも──今、私の隣に大切な人がいることが、ただ嬉しかった。こう考えると、ガンにならなければ仲間の配慮にも気づけなかった。

龍先生いわく「ガンが治るかどうかは分かりませんが、治った方のほぼ100%が、生き方が変わっています。のべ3万人超の体と向き合ってみて感じるのが、体は確実にご主人様である美奈さんを慕っています。すべての症状は、生き方修正のメッセージなんです」がこだましてくる。

「・・・ありがとう」恥ずかしさまじりで、か細い声だった。それでも、仲間の笑顔が返ってきたのが嬉しい。店の空気が、ほんの少し温かくなった。

厨房の天窓から差し込む木漏れ日が、ほのかに揺れた。私は改めて包丁を手に取った。

「少しだけ、手伝ってもいい?」

悠太の顔がパッと明るくなる。「もちろんです」

私は前掛けを結んだ。結び目をきゅっと引き締めた時、心にも同じ音がした。──まだ終わっていない。その感覚が、ほんのかすかな灯として、胸に灯っていた。

#ありがとう
#幸せ
#料理
#生き方
#人生

夫婦別姓を決めるより重要なこと by 名前の専門家

夫婦別姓を決めるより重要なこと by 名前の専門家

どちらがいい?

国会に「選択的夫婦別姓」に関する3つの法案(立憲民主党、国民民主党、日本維新の会)が提出されました。

夫婦別姓か、同姓か──────このテーマはよく「制度の話」にされがち。名前の専門家(姓名承認&覚醒)の視点では、全く違う景色です。20万人超の名前と向き合ってきた私の視点から「名前の本質」について(よかったらシェア拡散いただけると嬉しいです)。

夫婦別姓でも、同姓でも、どちらがいいという話ではありません。気にされる方々へ、「どうぞお好きなようになさってください」とお伝えしています。前提として、本当に望ましい決断ができるよう、明確な判断基準があります。

名前とは「苗字(ご先祖の願い) × 名(あなたの使命)」が調和統合して1つになる存在価値の核です。だから名前を変えるかどうかは、ご本人の魂が選んでいる流れや方向性によって変わります。

苗字は「ご先祖様からの願い」

あまり語られていませんが、苗字には

・ご先祖の願い
・家系が守ってきた価値
・積み重ねてきた歴史
・魂の縦の流れ

という「深いストーリー」が宿っています。苗字は「血統的習慣性を運ぶ器」なのです。

名(下の名前)は「あなたのミッション」

名前のより本質は、下の名前にあります。

・何のために生まれたのか
・どんな価値を創るのか
・どんな質で生きるのか
・何を果たす役割なのか

名は、生まれた瞬間からあなたのミッションを示しています。また名は、前世からの影響も反映されます。

よくある質問

「結婚して姓が変わる人と、変わらない人で人生はどう違うんですか?」ここが誤解が本当に多いので、分かりやすくお伝えします。20万人超の名前と向き合ってきた中で、確信パート3級の重要ポイントです。

名前が変わる人生

偶然ではありません。いずれ名前が変わる方は、最初からそういう予定で生まれています。名前の音・字・響きを読むと、そこに

・役割の転換
・新たな流れとの統合・変更
・人生のフェーズ移動

といったテーマが刻まれています。だから自然と「変わった後の名前が似合う相手」と出会うのです。

これが、結婚で姓が変わる真相です(親が離婚して名前を変えることになったお子様も同じ)。たとえ名前がいかに変わろうとも、過去の名前で生きてきた記憶からは逃れようがありません。

中卒で自衛官になった時、「心機一転、新たな気持ちで〜」と希望を抱いていましたが、中学生までの延長線的な出来事が起きていました。表面的なものをいくら変えたところで、結果はさほど変わらない場合が大半です。

名前が変わらない人生

これまたよくある質問。「姓が変わらない側は、同じ人生が続くんですか?」絶対にそんなわけありません。

名前=性質×エネルギー
です。

名前がそのままでも、結婚という大きな出来事で

・人生の流れが変わり
・役割が変わり
・接する人が変わり
・環境が変わり
・人生の「行き先」が変わります

分かりやすく電車に例えてみましょう。あなたという「電車」が

・車両が増結され
・接続路線が増え
・乗客が変わり
・走行区間が伸び
・役割が広がる
そんな変化を経験するのと同じ。時間帯によっても、夜は酔っ払いのケンカがあっても、昼間は譲り合いのホノボノ感。同じ電車でも、環境が変われば働くエネルギーは変わるのです。名前も全く同じです。

やはり「名前が変わらない=人生が変わらない」ではありません。

「あなたの人生」というあり方

制度の賛否の話ではなく、魂の流れとしてどちらが自然か?が本質です。ここで改めて「お好きなようになさってください」の意味を強調いたします。

変えようが変えまいが、あなたの人生です。もし変えたことによってうまくいこうが、ご期待に添えきれずとも、あなたが決断して進んでいくのです。そのようなあり方。「決める」という行為を前提とした場合、「お好きなようになさってください」を、あなたはどう解釈なさいますか?

・名前が変わる人生=役割の乗り換え
・名前が変わらない人生=役割の自立

どちらも命の流れとして自然で、どちらも美しい選択です。

かつ、名前は「名だけ」「姓だけ」で成り立つものではありません。「苗字(縦糸) × 名(横糸)→セット(生地)」があなたの存在価値です。

夫婦別姓の議論が進んでも、大切なのは、名前の本質に戻ること。ここを外していなのに、人生が整っていかない理由を思いつけないのですが、あなたにはいかがでしょうか?


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選択的夫婦別姓 3つの野党法案 条文から見えてきた意外な違い

自分軸を超えて〜世界幸福への調和案

「自分軸を持ちなさい」この言葉はとても強く響きます。自信が揺らいだ時ほど、その響きに寄りかかりたくなります。ながらも実際のところ、多くの人が自分軸を握りしめたまま、苦しくなっているのも事実です。

なぜでしょうか?理由は、とてもシンプルです。

自分軸(価値観防衛)

自分軸自体が悪いのではありません。むしろ、誰もが最初に必要とする基礎です。自分軸と他人軸は、車の両輪のようなもの。自分軸なしには動けませんが、強調しすぎると弊害が起きます。自分軸は自分を守るための設計であり、世界へ広がるための設計ではありません。1パーツなのに、さも全体を司るかのような表現が問題なのです。

だからこそ、一定のところで必ず限界を迎えます。「尊敬するステキな方々が、いまだ自分軸を手放せないのはなぜ?」と不思議に感じてなりません。繰り返します。自分軸だけでは、確実に破綻します。

・自分の価値観だけで判断してしまう
・他者の言葉が受け取れなくなる
・正しさがぶつかる
・孤独感が深まる

これは人間としての故障ではなく、《自分軸という構造の限界》です。成れの果ては孤立です。今回は、「自分軸と他人軸の調和案」を主張いたします。

自分軸を超えて〜世界幸福への調和案

自立軸(自他調和)

私は施術家当時から、「自立」を強烈に重要視してきました。本来の自立とは辞書に書いているような「依存しない状態」とは全く違います。「自然や社会とのつながりから、自らを確立させる」と定義づけています。

本当の意味で前へ進みたいなら、自分軸の上に自立軸を築く必要があります。自立軸によって柔軟貫徹力が培われます。会社に例えるなら経営戦略部。車のパーツならステアリングシステム。

・私とあなたが矛盾なく共に進める軸
・自分の願いと、相手の願いがぶつからずに折り合える軸

つまり自他調和 の感覚です。ここへ進むと
・影響力
・人間関係
・仕事の創造性
あらゆる領域の質が一段階上がります。「私が望むもの」を超えて「私とあなたが望むもの」という視点から自分軸を考えたら、だいぶ解釈が変わりませんか?

自律軸(心身調和)

ここまで読んで、「他者と調和するのは大切だけど、自分の内側はどうなるの?」と感じた方もいるかもしれません。その疑問こそが、「自律軸(心身調和)」の必要性を示しています。

もともとこだわっていたのは自立でしたが、あるお客様との対話から自律の価値が浮き彫り化されてきました。定義を「自然や社会とのつながりから、自らを確立する」としており、会社では企業&経営理念のような役割を示します。

分かってみて、気にならなかった理由が、つかみどころがないから。「自立と自律の違いって何?」を問い続けて8年が経ちました。

自立軸が外との調和なら、自律軸は内側の調和。自発適応力が培われます。

・頭と心のズレが減る(身口意)
・感情に振り回されなくなる
・体の声が聴こえやすくなる
・余白を生み出し直感が働きやすくなる

外との調和を持続させるためには、
内側の静けさとしなやかさが欠かせません。

心身調和が土台にあるからこそ、自他調和が安定します。この順番が、とても大切なのです。

「守る」から「開いていく」

自分軸にこだわるほど、視野は内側に閉じていきます。自分軸は必要ですが、出発点でありゴールではありません。そこから先へ進みたい方のための道が、

・自立軸(自他調和)
・自律軸(心身調和)

この2つの軸は、自己開示によって強くなります。閉じて守る軸から、開いてつながる軸へ。この転換こそが、人生の流れを大きく変えます。

自分軸 → 自立軸 → 自律軸 と展開していますが、あなたはこう感じていたりしませんか?

「なぜその順番なのか?」

「自分を守る軸 → 他者と歩む軸 → すべてを統合する軸 」という順番でないと、世界観が壊れてしまうから。繰り返しお伝えしているとおり、自分軸も必要です。自分軸が明確でなければ、自立軸もブレます。無形でつかみどころがない自律軸なんて分かり得るわけがありません。

もしあなたが、「自分軸で頑張っているのに、なぜかうまくいかない」と感じているなら──────

それは故障ではなく、次の段階へ進む準備が整った合図なのかもしれません。あなたが今握っているものを、ほんの少し緩めた先に、全く新しい世界幸福が待っています。

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