魂の権化
立名コーチングはじめ大半のセッションで多用している【集中のイメージ】。「名刀正宗」を作っている鍛冶職人になっていただいています。そのため、私自身が日本刀の価値を深める必要があると考えてきました。
名刀正宗が作られた時代は、元寇(チンギスハン)当時。刃を見た瞬間、敵が「勝てない」と負けを認めたくなる刀だそうです。確かに名刀だと感動しました(前に書いた記事「魂〜受け継ぐ」参照)。
先日録画していた『美の壺〜魂宿る 刀剣』(NHK BSP)という特集番組を見て、改めて感動しました。今まで畏敬の念を持っていましたが、今回改めて《魂の権化》だと痛感しました。
独特の過程で生まれる造形美
日本刀は、全く溶かしません。原料の鉄を何回も小槌で打ち続け、叩いては折り返す作成手法をとっています。よって見た目には1枚の鉄の塊のようですが、幾層にも折り重なってできたもの。
「刃の形になったあとでも、鉄の質感がまるっきり普通の鉄とは違う」「溶かさずに叩き鍛え、独特の過程で生まれる造形美」というのは、500本以上の刀の創作品が世界の名だたる美術館に保管されているという吉原義人さん。
一心不乱一生懸命に、思いを込めて真心込めて魂込めて、トンカントンカントンカンやり続ける。そのイメージされる姿に、私自身も身が引き締まる思いです。
セッションに活用させていただいた結果、イメージがあからさまに変わっている場面がほとんどです。「解放の語尾5段階」を完成させるために、大いに深めさせていただきます。