まとっているもの〜田中健太郎さん物語3

健太郎さん、葛藤を経て参加したセミナーで気づきがあったようです。

まとっているもの〜田中健太郎さん物語3

変わり始めた「問いの感覚」

週が明け、会社の会議室。 パソコンに向かっていても、頭のどこかに「本来の自分とは?」という問いが残っている。 不思議なことに、それが邪魔ではなく、むしろ「自分と一緒にいてくれるような感覚」を覚えていた。

社員とのやり取りも、少しずつ「聴く耳」を意識するようになっている自分に気づく。

「それって、君はどう思ってる?どうしたい?」

以前なら、先に自分の意見を言っていた場面でも、相手にゆだねてみる余裕が生まれている。

昼休みに、若手社員の山本が声をかけてきた。

「社長、なんか最近ちょっと柔らかくなった感じっすね」

「そうか? 自分では気づかないけどな・・・」

「なんか、話しやすいというか。前よりちょっと空気が軽い感じです」

健太郎は思わず笑った。なぜか、その言葉が嬉しかった。今思えば、嫌われないようにしようと、よけいなことをしていたのかもしれない。自分に問いかけることは、自分のことを大切に扱うことと密接につながっているのではないか?

まとっているもの

日曜の夜。夕食後、ソファに座る隣に、妻 恵美子がそっと腰かけた。

「なんか、最近ちょっとだけ穏やかだね。なんというか・・・まとっているものが違う気がするわ」

そう言われて、ふっと笑った。

「そうかもな・・・。なんかさ、『自分って誰だったっけ?』って考える時間があってさ。自分を大切にするって意味が、なんとなく分かった気がして」

「へぇ・・・それって、いいことじゃない?」

「・・・うん、たぶん」

「私も・・・実はちょっとだけ安心してる。あなたがそういうふうに話してくれるとね。けっこう考え込んでたじゃない」

微笑みながらうなづいた。以降、言葉はない。 だが、それで十分だ。今の私に必要なものとは、周囲がどうのではなく、自分の答えに気づくことだったのだ。数多の本に書かれていることの意味を、なんとなく理解できた気がしている。

面談を迎える前夜

ノートを開き、健太郎はペンを取る。

書かれていたのは、たったふたつの言葉。

『聴く』 『問う』

「まずは、自分の声を聴いてみよう。そして明日『あの人』に、聴いてもらおう。  そして、自分にも問いかけてみよう。『本当はどうしたいんだ?』って」

そう思えたことが、どこか誇らしかった。


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投稿者:

Anshin Ryu

Universal Flow Therapy 健創庵 龍 庵真(りゅうあんしん)と申します。
 20年で確実に20万人超のお名前と向き合わさせていただいた経緯から、生き方より理想を創り出す「社名・姓名承認マイスター」を広げています。 
 究極のセルフマネジメントで自立成長を応援。 絶対に目標達成したい方へ、未知の可能性を実感の理想具現化サポート。 
 
 15才で自衛官となり、出身地の長崎よりも首都圏での生活が2/3となりました。 
 私自身のセルフイメージが強烈に低く、どんなに素晴らしいことをしても、悪い意味でバランスをとるような出来事が起きていました。 マジメに生きようともがきつつも、運命の荒波に翻弄され続けた期間は、40年を超えます。 
 今まで一貫してお伝えしてきたのは、 本当の癒しは、ご自身にしかできません。 
 「立名コーチング」という独自の理論により、 ・過去と未来を今ココに集約させ ・理想とする未来のご自身からアドバイスを受ける ・理想とする未来のご自身を発信源に、過去の記憶を癒す 方法を編み出しました。 
 世界中にiPhoneレベルで 「理想の自分像って?」 を訊き合って認め讃え合えている感動世界を見るために、今を生きています。 
 どうぞよろしくお願いいたします。

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