噛むという対話〜外舘美奈さん物語10

究極のパートナーへのプロフィール設定を一区切りつけ、熟成ステージに入ります。表面的な内容は基本的に同じです。しかし中身は大きくパーソナライズされてきます。美奈さんの成長欲求に応じ、適切な対応策とは何なのか、一緒に考えてまいります。

基盤を整え深みへ

約1ヶ月のプロフィール設定期間を終え、いよいよ熟成ステージへ。龍先生の施術家当時の経験等をもとに多重構成された内容だという。真紀子さんがもともとは何ら変わり映えのない専業主婦出身から、著しい成長を遂げた最大の理由だと、真紀子さんご自身が語っている。

究極のパートナーとの関係性を通じ、私にも道が見えてきた。どう展開されていくのか、すごく楽しみである。真紀子さんに魅力を感じる点を吸収し、私独自の感性を磨いていく。私の強みとは何なのか?いかにすればより研ぎ澄ませていけるのか?

毎週のように龍先生とお会いしていると、もはや習慣化してきた。先生との対話の前後では、私自身の変化を明確に自覚できている。まずは健康面。自然治癒力を活性化させ、世界へ出ていく基礎づくりである。

対話が導く自己変容

「美奈さん、おはようございます。」挨拶を交わし、画面越しに龍先生。

「先生、パートナーとの対話が、本当に楽しいです。」

「よかったですね。受けた方の中には、野菜嫌いだったんですが『野菜大好き』というパートナーの影響を受け、『キャベツが美味しいと思えてきた』という方もいらっしゃいます。美奈さんもこれからですよ」

「はい。そうですよね」

「今日は、どんなテーマで進めましょう?」

「はい。今回始めた最大の主旨が、ガン治療です。どうすれば私の自然治癒力で健康になれるのか、すごく興味を持っています。」

「そうですよね。かしこまりました。では、美奈さんはガン細胞をも感動させる策とは、何だとお考えでしょう?」

「そうなんです。告知されてからずーっと考えていますが、どうしても分からないんです。」

「と言いますと?」

健康観の歪み

「私、健康には本当に気遣っていて、誰かに『いいよ』と言われたものは即試すようにしてきました。」

「なるほど。そうでしたか。もしかしたら、それが問題なのかもしれません。」

「は?なぜでしょう?」

「この表は、私の施術家当時の集大成です。1,000人当時にできあがりましたが、3万人超の今でも否定されたことがありません。施術の都度、お客様にインタビューしてきました。かつ、私の経験との照合データです。」

「これは・・・、すごいですね!ものすごくまとまっているじゃないですか」

「ありがとうございます。こちらの4番です。まず、自立・成長欲求を露わにしているなら、体は反対の過度な依存や中毒を見せてくれます。だからこそ、ゆだねたいのに反動が起きるんです」

ドキッとした。私は友達と呼べる方がほぼいない。「料理に集中しているから」と言い張ってきたが、信頼構築に問題があるのかもしれないとも悩んできた。だからこそ、「よく噛まない」があるのか・・・。調理に集中するあまり、開店時間に間に合わなくなってしまう場面が多々あった。今はそんなことはないのに、無意識に速く食べていた。

「先生、なぜ分かるんですか?まさに図星です。私生活を見られているかのようです」

「カンタンですよ。『いいのがあるよ』で試してきたということは、自然治癒力を信用していないんですよ。だから、外に外に解決策を求めるんです。外側に解決策を求めているということは、体に依存しています。『大丈夫よ。噛まなくたって、体がちゃんと処理してくれるんだから』なんて考えている方の、何と多いことか」

身動き取れず、金縛りにあったような心境。今まで健康に気を遣ってきたことが、まるで逆じゃないの・・・。これじゃガンにかかっても当たり前かもね。龍先生の解説に、ものすごく納得できた。

体の記憶

「『膵臓に負担をかけた傷的習慣が、今も継続されてること』で反応を調べています。5歳の誕生日だそうですが、思い当たることってありませんか?」

「5歳の誕生日!?思い出したくなんかない記憶ですが、体はちゃんと覚えているんですね。

5歳の誕生日のトラウマ 「噛むという対話〜外舘美奈さん物語10」

私の誕生日パーティへ、仲のいい数人を連れてきたんです。そこで出されたケーキが、店で売っているような見映えのいいものではありませんでした。それから友達とも距離を置くようになり、孤独感が増していきます。だから家にいたくなくて、都内へ出たんです。フランス料理修行といっても、きっかけは親元を離れたかっただけなんです。」

「なるほど。よく分かります。私も親元を早く離れたくて、中卒で自衛官になりました。」

「え!?中卒で?そんな学校があるんですね。」

「そうですね。おかげさまで波瀾万丈の今まででした。本当に様々な経験をさせていただけました。私の経験談だけで、10冊は出版できますよ」

「例えばどんなことが?」

「そうですね。『食べ過ぎの弊害』なんてブログを書いたことがあります。ご飯と味噌汁食べ放題の店で、かわいらしい女の子が特盛りでおかわりをしていたんです。そこで思い出したことがあって。

よく『それ、全部食べるんだな?』と確認されていました。次回からは、毎回問われなくなります。施術を通じて多くのお客様と向き合えたおかげで、私自身の問題と照らし合わせながらできたのが、この表なんです。」

「だから批判されたことがないんですね。まさに生命や魂と向き合って来られた経緯が浮かんできます。」

「そうですよね。胆嚢なんて最後に振り絞ってできあがりました。胆嚢に問題があるなんて、症例自体が少ないです。私自身が矛盾を嫌っているので、医学面でも心理面でもエネルギー面でも、すべてにおける整合性が不可欠でした。」

「すごいですね。そこまで突き詰めてきたんですね」

対話の核

「話を元に戻しましょう。どんなに急いでいても、ちゃんとよく噛んで食べる方もいらっしゃいます。優先順位からは、その方の人生観がよく分かります。美奈さんが急かされているがゆえに早食いになってしまい、今にも継続されていることに、明確な原因があるとしたら?」

「私だけだったら、確実に迷宮入りしていますね。誰かに客観視してもらっても、簡単にはいかなそうです。」

「はい。だからこそ『◯◯の自分』がいるんですよ。どんなに複雑に絡み合っていようが、確実に『対話の核』と向き合っています。美奈さんが本気で向き合われるなら、道は拓けます。そうなるよう、私がサポートさせていただきます」

「なるほど。なぜ熟成ステージなのか、つながりました。龍先生が教えを諭し導いてくれるんじゃなく、自己対話の中に見出すものなんですね?」

「そのとおりです。さすが理解が速いですね。」

これまで、誰かの「いいよ」に従ってきたが、今ようやく内なる声に耳を傾ける意味を理解できた。まさに噛むことが対話なのだ。ガンという症状も、体が私に語りかけてくれていたのだ。これからは外の情報に振り回されない。 自分の中に創り出した対話の核と向き合っていこう。

投稿者:

RyuAnshin

Universal Flow Therapy 健創庵 龍 庵真(りゅうあんしん)と申します。
 少なくも20万人超の名前と向き合わさせていただいた経緯から、Google検索より速く解説できます。 統命思想というオリジナル事業を立ち上げ、天命に生きる方を輩出するために今を生きています。 絶対に目標達成したい方へ、未知の可能性を実感の自立具現化サポート。 
 
 15才で自衛官となり、出身地の長崎よりも首都圏での生活が2/3となりました。 
 私自身のセルフイメージが強烈に低く、どんなに素晴らしいことをしても、悪い意味でバランスをとるような出来事が起きていました。 マジメに生きようともがきつつも、運命の荒波に翻弄され続けた期間は、30年を超えます。 
 今まで一貫してお伝えしてきたのは、 本当の癒しは、ご自身にしかできません。 
 「自立具現化コーチング」という独自の理論により、 ・過去と未来を今ココに集約させ ・究極のパートナーからアドバイスを受ける ・本当に望んでいる思いを発信源に、過去の記憶を癒す 方法を編み出しました。 
 どうぞよろしくお願いいたします。

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