以前、「瞑想を日々実践するFさんなら絶対に理解していただける」と期待していたにもかかわらず、「全く興味がない」と完全拒否されたことがあります。
歩き瞑想等を通じ、何がどう問題だったのか?ようやく腑に落とせてきました。今思えば否定されたショックから、理由と向き合うことに恐怖を感じておりました。
あらかじめお伝えしておきます。こちらはFさんを咎めようとしている気持ちは皆無です。かつ的を得ている見解なのか、確認したわけでもないのに「よくもこんな『だろう』を書けたものだ」と感じています。
こちらを布石として、気づけたことがありました。次のステージへ進むための1プロセスとして、書き記しておくことが大切だと考え至りました。
ポイントは、大きく2つ。
瞑想の目的と方向性の違い
一般的な瞑想
「瞑想」と一口に言っても多くの種類がありますが、深く日常的に瞑想を実践している方の中には、以下のような価値観を追求する方が多くいらっしゃいます。あなたの場合、当てはまりますか?
「今ここ」の受容
現実をあるがままに受け入れ、外側に何かを求めたり、変えようとしたりすることなく、内側の平安を見つけることに焦点を当てます。起きた現実を、さもTVを視るかのように客観視することで、現状把握できることが多いです。
非二元論の視点
「私」と「世界」を分ける二元論的な感覚から離れ、全てがつながっている一体感を重要視します。なるほどとつながった理由は、「瞑想=境界線の解放」とも解釈できるからです。
エゴの消滅
「何かを成し遂げよう」「主体性を発揮して具現化しよう」という強い意志(エゴ)を手放すことを目指します。「手放し0にする」ことで天啓が降りやすくなります。
こちらは私の瞑想の意図とは反しています。ながらも大いにあり得る事項だと受け止めています。私はエゴを完全に消すことはムリだとあきらめたため、逆に広げて世界を包み込むことにしました。結果「どんなエゴだったら喜ばれるのか?」を考えるようになりました。
自立具現化コーリング
一方、「自立具現化コーリング」という言葉からは、以下のような能動的・目標達成型のメッセージを発しています。
「自立」
自ら立ち、行動し、結果を出すこと(定義:自然や社会とのつながりから、自らを確立させる)。私たちは、誰1人として孤立して生き抜くことは絶対に不可能です。たとえ無人島に漂流しようとも、自然の恩恵を受けています。
何のために生きてどう全うするのか?(自律)を基盤に、いかに周囲との調和を生み出していけるのか?によって、人生はいかようにも変わり得ます。
姓名判断を悪だと考えている理由は、画数を吉凶で一方的に当てはめ、さも断定的に主張している点です。「こんなやつに言われたかぁないよな」姓名判断をしながら心の中に常にあった意識です。
「具現化」
意図を持って現実を創り出す「想像から創造のプロセス」です。思い描く無形のあなたが望むイメージを、有形の価値ある評価物に仕立て上げることを意味しています。
自己対話の世界において、「あなただけのオーダーメイド神」である究極のパートナーを創り出し、試行錯誤を積み重ねていく人生を編み出していただきます。理由は、あなたお1人ではどんなに意気込んでも限界があります。自己対話という根源的な世界で、核を実在化いたします。
「コーリング」
天命や使命に気づき、成就へ向けて邁進。一般的には、時間の流れを「過去→現在→未来」という方向へ解釈されています。Universal Flow Therapy が主張する「今ここ」は、「未来→現在→過去」が交差する調和点です。
人生の主人公は、絶対に「今ここのあなた」です。いかに素晴らしく光り輝いていようとも、あなたを際立たせるための名脇役です。「コーリング」を直訳すると「呼びかける」です。誰かがあなたに、常に呼びかけているのです。
呼びかけられている自覚がない理由は、いるか否かが曖昧な状態だから。呼びかける方を、「あなただけのオーダーメイド神」である究極のパートナーとして創り出します。
占星術との関連性
Fさんが職業として占星術を選んでいる背景にある価値観が、瞑想と組み合わさって価値観のズレを生んだのでは?と至りました。
占星術の思想的背景
占星術は、天文学がルーツであり、運命や宿命といった要素を重視します。当初の空亡で挫折しましたが、四柱推命を学んでいた時期もあります。おかげさまで「運勢・運命・宿命」の違い等、すごく考えてきました。
宿命論・縁の重要視
長く関わってきたからこその「宿の性質」や「星回り」によって、持っている才能や人間関係の縁、運気の流れの大枠が既に決まっているという視点があります。宿命の重要性が強調され、「人生は変えられないもの」と映ってしまっていたのでは?
あなたは、「運勢・運命・宿命」の違い、明確にお答えできますか?もともと理系の頭らしく、矛盾を嫌っています。いかに矛盾していても、高次元でつながっているはずだと考えています。しかし表面的にしか見きれなければ?
流れに乗ることの重視
自力で運命を切り開くというよりは、宇宙や自然の大きな流れ(運気や暦)を読み解き、それに沿って行動することに価値を置く傾向があります。
「誕生日という1根拠だけで大丈夫?」と疑問が湧きます。今、誕生日等4項目から読み解く手法を活用しています。おかげさまで未来予測ができるようになってきました。宇宙や自然の大きな流れ(運気や暦)をヒントに、今をどう生きることが望ましいのか、お客様と一緒に考えています。
私の場合、名前という全く別の価値観枠(誕生日等と合わせて5点)があるという利は、大いに強みだと考えています。いまだに名前と誕生日等の融合を試みてきましたが、どうしても納得できません。だからこそのメリットもあります。
「自立」や「具現化」との対比
占星術の思想の根底に「大きな流れに委ねる」「宿縁(星回り)を大切にする」という価値観があると、「自力で運命を変える」「強い意図で具現化する」というメッセージは、Fさんが持つ世界観や生業とする専門性とは対極にあると感じられたのかもしれません。
結果として「現実を変えようとする」「エゴを強化する」「執着を生む」ものとして解釈され、「今ここ」の平安を乱すもの、あるいは既に到達した境地とは逆行するものと認識されたのでは?
瞑想を通して達した深い受容の境地から観ると、「努力して何かを具現化しよう」という発想自体に価値を感じられなかったのかもしれません。「Fさんほどの方が、なぜ理解できなかったのか?」ずっと不思議でなりませんでした。
個人の特性や価値観が全てですが、Fさんは
・瞑想の深まりによって得られた「今、ここを受容する」「エゴを手放す」
・占星術という生業の背景にある「運命や大きな流れに委ねる」
という価値観が相まって、「自立具現化コーリング」の「能動的に現実を創り出す」というメッセージを「不必要なもの」「既に乗り越えたもの」と判断した結果、価値を感じてもらえなかったのでは?
結論

だからこそ考えたのは、「ではどんな方に喜ばれる?」です。「『私が変われば世界が変わる』を本気で具現化したい方」です。
「私が変われば」を重要視しているということは、起点がいつもご本人自身にあるという自覚があります。表現を変えるなら、「あなたという磁石」によって、見合ったものが引き寄せられていることを理解しているのです。
「世界が変わる」を重要視しているということは、相応の志をお持ちだという点。たとえ些細な志であろうと、貢献欲求がある方に伝わりやすい傾向があります。
「本気で」と考えておられるなら、たとえ逆風な状況にあろうと立ち向かう覚悟ができていらっしゃるのでは?成し遂げたい理由がある、そんなあなたにこそ自立具現化コーリングはうってつけです。
あなたは、「今ここを受容する」瞑想と、「私が変われば世界が変わる」自立具現化コーリング、どちらに興味をお持ちでしょうか?