ドモリとどう向き合っていくべきか・・・。当事者には、大きな課題です。あなたと寄り添っていけるよう、精進を重ねています。
フラッシュバック
昨日、久々に福山が月9復活!『ガリレオ』で、彼の魅力に惹かれ、興味を持ちました(出身が同じでもあります)。
あらすじは、「臨床心理士でヒモ」と自称する神代 広平が、ドモリの女性と対話しながら・・・なストーリーです。
私がすごく関心持ったのは、ドモリ(吃音)がどう改善されていくのか?です。
言語聴覚士である女優さんが、音楽療法として歌を活用する方針を、福山が提案します。瞬間的にでも歌えるようになった姿には、感動です。私自身、プチドモリで悩んでいた時期がよみがえってきました。
ドモリであることに、すごく悩んでいたわけじゃありませんが、確かに言葉につまっていました。 ある一時期でしたが・・・。思い出せたことを、嬉しく思っています。
ドモリと存在価値
ドモっていた当時は、いじめに遭い、存在価値を認めきれずにいました。しわ寄せに弟をいじめ、強烈な自殺願望と自己嫌悪感。誰に話しても理解してもらえないと決めこみ、感情を抑えこみ心を石にしようと努めていました。
どんなに心を閉ざそうとも、存在している限り、石そのものになるのは不可能です。認められたい欲求は、抑えきれずにじみ出てきます。自己矛盾の衝突が、起きないわけがありません。
存在価値を認めないなら、体も相応の対応をします。それが症状として表れてきます。否定の理由が「声」に関わっているなら、ドモリにつながっていくのは大いにあり得そうですね。
・合唱コンクールの本番で、大声で音を外してしまい、私のせいでダメだった
・校歌を大声でまちがえ、周囲にすごくバカにされた
・カラオケで歌うよう勧められても、頑なに拒み続けた。「私の声は、害悪しかもたらさない」という思い込み
そこらへんも、ドモリに影響していたように思います。
気づいてみたら、ドモリは解消されていました。いつの間になくなっていましたから、ドラマの彼女の症状を見るまでは、すっかり忘れていました。
欲求の理由
改善された主要因は、高校時代の詩吟の先生です。一生続けられる趣味を見つけたく、2年から詩吟部に入りました。ちょうど国語の担任でもあり、事あるごとに「龍さんの声は、すごくいいですね」とホめていただけたのは、かなり大きかったと思い出します。
「病気が治る=病気になる前の状態に戻る」と定義づけています。「戻る」前に「思い出す」という過程を経なければ、戻ろうとする欲求が湧きません。
ドラマの中の彼女においても、欲求が湧き立つ理由があります。結婚式のスピーチを頼まれたり、歓迎会の幹事で店を予約する等がなければ、症状を治そうor向き合おうとは簡単には至れません。誰しもドモリはじめ、自らが欠点だと感じている個性からは、避けたがるもの。
universal Flow Therapy では、あなたの解決したい課題に合わせて、柔軟に方針を変えていきます。徹底的に向き合い、あなたと感動をシェアしたいから。
先にも書きましたが、ドモリは当事者には大変な課題です。あなたと感動をシェアするためには、どうすべきかをいつも考えています。