
ちゃんとしてきた方ほど疲れる
・疲れが抜けない。
・寝ても回復しない。
・休んでも軽くならない。
あなたには、当てはまりますか?それは「体力がないから」でも、「気合いが足りないから」ではない場合が、すごく多いです。
というか、ちゃんとしてきた方ほど起こりがち。正しくあろうとして、空気を読み、期待に応え、役割を果たし続けてきた積み重ね。結果、いつの間にか「疲れ」を慢性化させてしまう・・・。
今回は、そんなあなたへ、分かりやすいのでは?
開始1分で見えた方針
施術家当時、Tさん(当時40代の女性経営者)と向き合わさせていただいたエピソード。ご紹介で初対面の印象はとても穏やか。言葉数も多くありません。いらっしゃった目的は、決断力。ここぞという場でブレてしまい、詰めの甘さに嘆き苦しんできたそうです。
初回の対話が決定打となり、継続的に受けてくださる覚悟をなさいました。ちょうどその頃から独自の技術への確信が深まり、世界進出を志すように。対話の内容はかなりプライベートではありますが、要所をボカしながら共有いたします。
対話が始まって約1分、何をどういった時間とするか、方針は定まっていました。体に触れる前から、体が私に送ってきたメッセージがあったのは大きいですが、対話を通じて確信が深まっていきました。
「胃について、何か気になることはありませんか?」
「は?胃ですか?痛みもありませんし、検査結果も明確な指摘を受けたことはありません」
臓器の役割と感情
「でしょうね。私の言い分は検査によって表されるものではありません。Tさんが『ありたい自分像』というビジョンへたどり着くプロセス上の話です。そんな視点から今回は胃ではないかと見立てています。」
「そうなんですね。理由をもう少し詳しく聞かせてください」
「かしこまりました。そうですよね。臓器には、それぞれ役割があります。そして役割に基づいた感情があります。各臓器は、ご主人様であるご本人の願いに応えようと、ミッションを忠実に黙々と続けます。
《胃=受け取る臓器》です。期待・責任・役割・空気・立場・・・。消化できる許容量を超えても、受け取り続けようとします。結果、葛藤です。『本音を言えば◯だが、今は⚫️せざるを得ない』と、押し殺してきませんでしたか?」
体からのメッセージ
施術を進める中で、Tさんの口からこぼれ始めます。悔しさまじりの体が吐き出したかった言葉たち。
「ちゃんとしなきゃいけないと思ってながら、できなかった」
「私がやらないと回らないので、ダメなんだ」
「迷惑をかけたくないんです。だからしょうがない」
さらに3歳当時の記憶がよみがえってきます。両親が共働きで、1人家で待ち侘びています。疲れた両親が、夕食中に口論。「もうやめて」といくら泣きわめこうが、かまってもらえなかった・・・。
「何でもかんでも、受け取りすぎている」
「もっと消化に余裕を持たせてほしい」
が、体からのメッセージだったと、Tさんご自身が実感なさいました。その気づきは、一瞬でした。頭での理解でなく、体感覚から伝わってしまったかのように。
「決断できない理由が、ようやく腑に落ちました。決断力がないわけではなかった。受け取る力が強すぎたんですね。」
体のブレーキ
・周囲の期待
・役割として求められる立場
・空気を壊さないための配慮
・・・・・
それらを1つ1つ、判断材料としてではなく、「引き受けるべきものとして胃に溜め込んできた→結果、決断の場面ではいつも遅れる→最後の一押しができない→選ぶ前に、もう疲れてしまう」のサイクルにハマってしまっていたのです。
決断できなかったのではなく、決断に至る前に、消耗しきっていたのです。
施術後、Tさんから「決められなかったんじゃなくて、決めないように体が止めてくれてたんですね」とても感動的な象徴深い言葉でした。
体は無理をさせないために、ちゃんとブレーキをかけていました。Tさんが「弱さ」や「欠点」だと解釈を捻じ曲げていたのです。
この日を境に、Tさんのテーマは「どう決断力を高めるか」から「何を受け取らなくていいか」へと変わっていきました。その変化こそが、Tさんが望んでいたありたい自分像への、最短ルートでした。
Tさんは、決断力自体にはさほど変化はありません。「決める前に、立ち止まれるようになった」。期待や役割を感じた瞬間、無意識に流し込んでいたものを、「これは本当に受け取る必要があるのか?」と、体に問い返せるようになったそうです。
胃に負担をかけていたことを知り、よりよく噛むことも習慣に加えられました。決断力を鍛えたのではなく、疲れない順序を、体が思い出させてくれました。大半の場合、何かを付け足すよりも、滞っているつまりを解消することが、数十倍の効果をもたらすことを実感しました。
問いが変われば、解釈が変わり、行動の質が変わります。問いを出す相手は、まずはあなたご自身。今あなたは、どんな問いを自らに投げかけていますか?








