矛盾の氷解
最近、脳で起きているカラクリを知ることで、なるほどと合点いくような気づきの連続です。今まで私の生涯と照らし合わせながら、科学的に検証を繰り返してきました。曖昧で腑に落としきれなかった疑問が、矛盾の氷解とともにつながっていく感動はたまりませんね。
よく「今ある結果の原因は、過去にある」と言われています。確かにそのとおりです。しかし、一方向からの原因だけとは言えないのではないでしょうか?
私たちの多くは、過去に起こった出来事を、「原因」とみなしています。エリック・バーンの名言「他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」と自己啓発系のいたるところで、謳われているメッセージ(Google検索で72,000,000 件 (2020.10.1.))。
「過去→現在→未来」という時間の流れは、本当にどうすることもできないんでしょうか?ぜひあなたと、時間について深めてみたく思います。
変えてきた過去
初めて「深い闇の過去を変えきれるかもしれない」と思えたのは、あるセミナーで講師さんが自らの失敗談を笑い話級に語っていたことです。涙が出るほど笑いました。同時に、「こんな大人になりたい!」と明確に憧れを抱きました(TVアサヒ「しくじり先生」は大好きです。限りある時間の中で、先人の失敗を【経験】とできるよう試みています)。
一心不乱無我夢中な今までを振り返って、どう考えても劇的に変われています。なぜ変われたんでしょう?この理由をテーマに、多くのお客様方と向き合ってきました。できている方とそうでない方、比較させていただけたのは本当にラッキーでした。自縄自縛に囚われた解放記【人生の集大成】と断言できるツールで、Universal Flow Therapyができました。
私は、世界展開を本気で考えています。なぜなら、iPhoneレベルで理想を讃え合える感動世界を、どうしても創りたいからです。これを「志」と言わずして、何と言えばいいんでしょうか?
「自分が大嫌い」という自己矛盾に悩みながらも、願い続けてきたことに嘘はないと断言できます。具現化した世界を見ずには、どうにも死にきれません。
私は、状況次第では「未来が原因」だとも考えています。未来に描いた強烈かつ鮮明なビジョンがあったからこそ、今まで多くの葛藤を克服できました。いかにたわいもない億劫なことにも、意味付けをしてこれました。
20代当時から、なぜか多くの悩み相談を受けてきましたし、私自身悩み続けてきました。悩みの構成要素は、成長欲求と理想像です。悩み考えることは、とても価値ある素晴らしいものです。
精魂尽くした先にある光り輝く未来のイメージを前提に考えるからこそ、過去の傷ついた記憶をも修復できます。
時間を味方につける
神様がいるかどうかは別として、時間や空間という概念は、どうやってできたんでしょうか?もし時間の創作者がいるなら、創作者の気持ちとは?なぜ?何のために作ったんでしょうか?もし時間の創作者がいるなら、時間や空間という概念枠を支配しているということです。もしあなたがそのまんまを、ほんの少しだけでもおすそ分けしてもらえるなら?
「時間の創作者」の気持ちを知る秘訣は、まさに小宇宙であるあなたの中にあります。
楽しく有意義な時間を過ごせているなら、早く短く感じます。振り返っても色濃く覚えています。自衛官当時の当直で電話番していた経験から、苦しく険しい時間は、長く遅く感じます。振り返っても薄っぺらく何をやっていたか覚えていません。ポイントは、【「今ココ」の時間を愛しているか?】です。
未来と過去は、「今現在この瞬間」とつながっています。もし過去を変えることができたら、「変わった過去」が原因ともなり得ます。過去を変えるために未来を観るなら、未来が原因で過去は結果です。
もし「未来→現在→過去」「過去→現在→未来」という両方からの視点を、あなたの事情に合わせてうまく使い分けきれたなら、どんな変化が起こりそうでしょうか?
時間を味方につけたいあなたにーーーーーー。
理想を持ち、信念に生きよ。
理想や信念を見失った者は、戦う前から負けているといえよう。
そのような者は廃人と同じだ。
織田信長