ラジオ体操に思う

結論は、【何でもやればいいというものじゃなく、意味合いを理解して臨む事に価値がある】です。検証・更新を重ねていくことは、あなたに大きなメリットをもたらします。
幾十年も続いているラジオ体操。
「いいから継続されているんだろ」って考える方が大半かと思います。確かによく考えられており、素晴らしいんですが・・・・・だからといって、あなたにはどうなんでしょう?
大きくは3つ思いつきました。
1.形に囚われ、目的の本質を見失ってしまう。
若い頃は問題ないでしょうが、年を経るにつれて動きが遅くなってきます。音楽に合わせてやらなければ、一人だけずれてとても格好悪いです。よってしっかり伸ばすより、全体に合わせる事を優先してしまいがち。そうなった場合、伸ばすべき筋肉が伸ばせないまま、体操したという気分だけで終わってしまいます。
ストレッチは痛いと脳に不快信号が送られ、逆効果になります。しかしちゃんと伸ばしていなければストレッチの意味がありません。個人差ありますが、「あぁ(^v^)イタ気持ちイイ」というくらいがベストだとみなしています。
2.いつも同じ動きをしている
という事は、いつも伸ばせていない筋肉があるという事になります。伸ばせていない筋肉が発端で動脈硬化を起こし、死に至る可能性が広がっていきます。
ナチス強制収容所での手記を綴ったV.フランクルさんは、長期に亘って身動きとれない生活を強いられていました。しかし結果健康寿命を全うできています。「大切なのはメンタル」という彼の研究成果を、収容所で実証する形となりました。
筋肉痛は、使っていなかった筋肉を久々に使うから起こります。体が「ご主人様、やっと私に気付いてくれたんゃね」と言っているようなものです。ここで生じる痛みとは、「信頼関係の復活作用」です。
3.マンネリ化
小中学生の夏休み当時、地元では朝6:30から各地域の広場で集まり、皆でラジオ体操していました。今も似たようなものなんでしょうか?出席のハンコが欲しくて参加していましたが、体操自体には全く無関心でした。早く終わって欲しかったです。
なぜおもしろくはないのか?それは、毎回同じ動きだからなのかと、当時を振り返って問うた時の返答。要は、飽きてしまう点。例えばあなたは、「独りジャンケン」を何回続けきれますか?私なら、あまりにも刺激のなさに耐えきれません。
更新の重要性
ガンをはじめ〇〇〇〇病(計画的自殺)と言われる多くの理由は、無意識のうちに進行して自覚症状がないうちに手遅れ(と多くの医者は宣告しています)になってしまうからです。
原因と結果の法則から、原因をみつめて行くうちに「~になるような生き方をしてきたから」と見なされるようになりました。日々継続する事で伸びる度合いが変わってくるんですから、同じようにやっていても少しずつ違ってきます。
何でも習慣化すればいいというものではありません。どんなにいい習慣でも、本当にそうする事が今現在進行形で、適材適所合っているのか?定期的に確認してみてもいいんじゃないでしょうか?
本当に最適なものを残すために、余剰なものを淘汰する必要があります。ラジオ体操でなくても、あなたがいいと考える習慣を持つ事で、本当に発展・成長しているんでしょうか?またその原因や動機から理想や目的達成への過程は、スジが通っているんでしょうか?
中学までサッカー部に所属していましたが、「練習時に水は飲むな」ときつく言われていました。今では試合中に補給用の水が設置してあります。スポーツ時の水分補給は必須となりました。スポーツ全般においてそんな事を言われてきたおかげか、腎臓への潜在的負担がかかってる方、かなりいらっしゃいます。
医師免許なんて、何年ごとの更新なんでしょう?医療技術は日進月歩です。ちゃんと見合った技術を持ち合わされているのか、確認してないといけませんよね?誰がどういう確認をしているんでしょう?
原点回帰の価値
国をはじめ様々な面において、信頼できるようなものがなくなってきました。ここで今一度、すべてのものを見直し、原点回帰の必要があるんじゃないでしょうか?本当に正しく適切ならば、そのまま継続できるはずです。
問題解決の秘訣は、
1.現在の間違っている点に気づく。
2.正しい情報を知る。
3.実践しながら、適応させる。
最も難しいのは、1.じゃないかと思いますが、あなたにはいかがでしょうか?ぬるま湯に浸かっていると、細胞の感覚が麻痺してきます。気づいた時には、「ゲームオーバー」「試合終了」なんて・・・・・・。
現状がどうであれ本当に正しい事をしていれば、日々達成感があるはずです。今のままの習慣をずっと続けていて、行き着く先にあるあなたは、本当に輝いているでしょうか?
この確認作業は、繰り返し継続するほどやる気を鼓舞されます。繰り返すほどに、エネルギーが満ち溢れてきます。「あなたの原点」に立ち返っているんですから。