現代のビジネス環境は急速に変化しています。Universal Flow Therapy では「今の時代にふさわしい本来のあり方」というリーダーシップのスタイルにおける価値観を、変化に応じた更新の提案いたします。
特に今は、今までのトップダウン系指示命令型の管理スタイルが、スタッフの自立・自律と自己成長を促進するコーチング型リーダーシップに移行しつつあります。人事評価制度が、ツールともなってきているのです。
自衛官当時の経験
自衛官当時、不発弾処理を担当していたことがあります。立川の工事現場で掘り起こされた250kg爆弾の信管を抜いた経験は、とても価値あるものです。ちょっとした違和感ある行動をとろうものなら、ぶん殴られるのは当然。
自衛隊発足から、不発弾処理で事故が起きたことは一度もありません。もし起きようものなら、周囲一帯が大惨事となります。事故が起きた場合を想定し、半径300mにお住まいの方々は避難を強要されます。不発弾処理なんて場合は本当に特例で、全員で話し合って決めます。決めたことを全員で守ります。指示命令型でなければならない点は拭えません。
基本的に階級社会。上下関係はかなり厳しかったです。部隊配属まもない頃、先輩にタメ口を使ったからと、胸ぐら捕まれた時は恐怖でした。何が調子に乗っているのか混乱してきて、ウツ状態にも。もともとあった自殺願望が湧き上がり、感情爆発しそうな恐怖とも向き合っておりました。
コーチングリーダーシップの重要性
退職して30代半ばくらいまでは、元自衛官と言ったら大いに納得されていました。今では驚かれるようにも。だいぶ解放され、本来の状態に戻ってきた喜びを噛みしめています。私は明らかに寄り添い系ではないかと感じています。得意かどうかは別にしても、分かち合うことが好きです。
コーチング型リーダーシップは、スタッフの潜在能力を引き出し、強みを活かして全員が成長できる環境を提供します。このスタイルは、スタッフのモチベーションを高め、組織全体の生産性向上に直結します。
『7つの習慣』は、本当に何度も読み返しました。理解できて本当によかったと感じる点は「理解して理解される」の第5原則。当時、印鑑会社の現場責任者を任されていました。成果を出せず上からは罵られ、メンバーからは「おぼっちゃま」とあざけられ・・・。結局ウツになって辞めました。コヴィー先生にはずいぶん救われました。
メンバーの皆さんの気持ちを、全く理解していなかったことを痛感した経験が、まさに原点にあります。当時の悔しさをバネに、成長できたことを思えば、ご指摘くださった方々に感謝の気持ちが湧いてきます。
具体的なコーチングの技術
目標設定
スタッフと共に明確で達成可能な目標を設定し、目的達成への具体的な行動計画。目的と目標、両方のバランスが重要です。よくハシゴで例えていますが、掛けた場所から上りつめてみたら、想定していたイメージとかなり違っていた・・・。あなたにはありませんでしたか?
毎回上る前に確認した方がいいんでしょうが、ついつい怠ってしまうんですよねぇ。
アクティブリスニング
スタッフの話を注意深く聴き、理解を深めることで、各人各様に合ったサポート。インドのディクシャと呼ばれるヒーリング手法を教わった時、初めて知りました。「聞く」「聴く」「訊く」の違い。考えたこともなく、言葉の深さに感動しました。
フィードバックの提供
建設的かつ定期的なフィードバックを通じて、スタッフが自己認識を高め、改善点を自ら発見できるよう促します。「人生のキーワード」と称していますが、あるウツ患者Dさんへの施術で気づいた点。Dさんは考えることに疲れ果て、絶望しきっておりました。
誰にでも分かる平凡な答えを、Dさんが答えきれるようヒントを出していました。いつの間にやら真剣に考え始めてくださり、結果電車に乗って一人で移動できるように。
自発適応力
私のセッション中に浮かんできた造語です。スタッフが自ら決め、問題解決に主体的に取り組むことを奨励。自発的だという時点で、かなり高エネルギーであることはお分かりでしょうか?さらに順応ではなく適応。同じなれるでも、「馴れる」と「熟れる」の違い。
2つの強力キーワードがかけ合わさったエネルギーが、体の隅々に浸透した場合、どうなるとイメージなさいますか?
成功事例
施術を受けてくださったある人事部長Mさんの中で、ひらめいたというアイデアを実践したそうです。テスト的にある1課全員に¥10万を手渡し、「領収書を持ってくれば何に使ってもいい。売上を立てるための必要経費として、あなた方を信じる」と言いきったそうです。
しばらくして全社員53人へ、同じように振る舞うことにしたそうです。結果、売り上げが約4倍に成長したとお知らせいただいたことを思い出しました。
先進的な企業では、Google等コーチング型リーダーシップがすでに成功を収めています。次は、あなたの出番では?
チャレンジと対策
コーチング型リーダーシップを実践する上での困難や挑戦も存在します。上司や管理職の皆さんにおけるコーチングスキルの習得は、どうしても前提条件となってしまいます。加えてスタッフ全員が、組織向上がご本人自身の成長やメリットに直結する価値観形成は、まさに従来の価値観とは異次元な感覚を持ってしまいます。
「私はスタッフのことをどれくらい理解できているのか?」と現状把握できた時、たいていの皆さんは落ち込まれるのでは?あなたの場合、いかがでしょうか?
20年近く主張してきた「適切な現状把握と目標設定」。今どの位置におり、いつまでに何をどうすればいいのか?スタッフやお客様に何をどう求められているのか?陸上競技に例えるなら、今活用した方がいいのは、100m走が得意な方?10kmマラソン走者?高跳び?幅跳び?ハンマー投げ?「適切な現状把握と目標設定」ができているか否かは、ここぞという時に重大な岐路となります。
結論
「上司がコーチとなる時代」は、もはや到来しています。新しいリーダーシップの価値観を受け入れ、積極的に学び、適用すること。あなたの環境にも大きな変革が起こり得ます。
Universal Flow Therapy では、自己対話を大いに奨励しています。誰かに相談する前に、ご自身で考えて尋ねているかどうか、けっこう分かるものです。かの有名な松下幸之助さん。彼は「あんた、どう思う?」が口グセだったそうですが、常に考えを巡らせていたのではないかと察しています。
考えた土台があって、他人の意見を受け止めることで、本当の比較検証ができると主張しています。
今こそ時代に最適なリーダーシップスタイルを見直し、未来への一歩を踏み出しませんか?
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