感謝の理解
日々、多くの皆さんが「感謝の重要性」を主張しています。感謝が大切で価値があることは、教養あるあなたなら、ごくごく常識ではないでしょうか。
私は「感謝」というキーワードを聴くたびに、腹を立てていた時期があります。「お前は感謝が足りない」「もっと感謝したら?」等々指摘され続け、「どうしたら感謝できますか?」と訊いても教えてくれる方はいません。
「感謝が大切」と言われる度に、感謝できていないと指摘されてきた記憶がとめどもなく湧いてきます。様々な切り口から、多角的に深掘ってまいりました。
きっかけは志魂塾。名前は素晴らしいのですが、ある方からの質問。「志魂塾で言われる、志と魂の意味とは?」に対して、誰も答えきれませんでした。なぜか分からずも、入ってきたばかりの私が意味を考えるようになりました(検索して同名の塾がありますが、おそらくは全く違います)。
瞑想して「志」編を執筆中、感謝の定義を手が自動書記のような感覚で書き記しておりました。そこで出てきたのが、まさに《感謝の対義語》でした。
《感謝の対義語》を理解できて、脳がバランスを保つようになってきました。極と極を理解することが、こんなにも価値があるのか!と実感した記憶があります。
「なぜ私が?」と疑問だらけでしたが、書かせていただけたおかげで気づけました。思いがけない機会に、本当に感謝しております。ライターとしての素養も自覚できました。
感謝の定義
感謝の定義を理解してみて分かったこと。感謝とは、しようとしてするほどにできません。なぜなら、内側から湧き上がってくるものだから。顕在意識で強引に「感謝➖➖➖!」とすればするほど、逆効果なのです。
相応に五感を信用せず、低次元の人間的なレベルで考え向き合っていたのです。低次元レベルの発想は、すぐに限界が来ます。心に響くこともなく、感動とは無縁です。
Universal Flow Therapy における感謝の定義とは、「今あるモノ・コトに気づくこと」と定めています。「気づく」とは、「今までないとみなしていたものがあった状態」です。今まであったにも関わらず、ないと考えている状態です。例えば「磯野波平さんの額にかけたメガネ」。
あなたがいかにステキであろうとも、あなたは誰かのサポートを受けなければ生きていくこともできません。移動も服を着ることもできません。本当の意味における自立とは、「誰かに頼らなければ生きていけないことを前提として、誰にも頼る必要がない状態」なのです。
あなたは誰からどのようなサポートを受けてきたのでしょうか?朝起きてから夜寝るまでの流れを、どうぞ思い出してみてください。思い出すほどに、どのような気持ちになるでしょうか?今まで「それ」はあったのです。
感謝の対義語
少しでも変化を感じれたのなら、あなたの中にある感謝の器が広がったということです。もともとあったにも関わらず、気づかなかったのはなぜでしょうか?この答えこそが、《感謝の対義語》です。
辞書には、「当たり前」「ウラミ」と出てきます(出版社側の解釈により違います)。2つある時点で、対義語とは言えません。「当たり前」「ウラミ」を掛け合わせた言葉なのですから。
気づいてみてハッキリ分かった点。感謝には、100点満点も0点もありません。多くの皆さんから指摘されてきましたが、「感謝が全くない」とは言われたことがありません。まだ成長の余地(伸びしろ)があると、希望を持てました。
100点満点が絶対にあり得ない根拠は、盲点がない方はいません。脳の仕組み上、絶対に。だからこそ、死ぬまで感謝を追求する価値があるのです。もし体が全く動けなくなっているとしても、意識がある限り感謝はできます。
結論
《感謝の対義語》を明確化できれば、感謝の理解が深まります。感謝のレベルは、自然と深まります。
答えを明らかにしない理由は、あなたに考えていただきたいからです。答えをお伝えしても、すぐに流れてしまいます。考えに考え抜いて、あなたの結論を出していただきたいです。
感謝の探究を通じて「感謝」と「気づき」、深い理解を得れました。この学びは始まったばかりとも言えます。あなたご自身の人生と内面の世界における概念の適用とさらなる探究が、次の大きな一歩です。
もしこちらを読んで、ご自身の感謝と気づきについてさらに深掘りたい、内面と外界との関係を深く理解したいと感じたなら、あなたとの対話を心から歓迎いたします。各人各様な独自の物語と、感謝の形は無限大です。あなたの物語を共有し、一緒にあなたの人生における「感謝」と「気づき」を探究してみませんか?
目的は、この文章を通じて、感謝と気づきについての深い洞察を提供することだけでなく、あなた自身がこれらの概念を生活の中でどのように活用できるかを一緒に考えることにあります。もし興味を持っていただけたなら、ぜひ私に連絡をください。一緒に、あなたの感謝の旅をさらに豊かなものにしていきましょう。
あなたが、生きがいに満ちた最高の人生を全うできますよう祈りつつ・・・。
#感謝
#気づき
#定義
#理解
#心の鏡