「達人」と「凡人」という言葉には、何らかの隔たりを感じるかもしれません。多くは達人になるためには、天賦の才や特別な訓練が必要だと考えます。実際の差とは、驚くほど単純で、目に見えないものかもしれません。なぜなら「イメージ」の違いだからです。今回は、イメージがいかにして達人と凡人を分けるのかを探ってみます。
イメージの力とは?
イメージとは、心の中で具体的な映像やシナリオを描く力です。目標達成やスキルの習得において、重要な役割を果たします。達人は、何を達成したいのかを鮮明にイメージし、一貫した努力を続ける能力を持っています。一方、凡人はイメージが曖昧なため、目標にへのモチベーションや集中力が途切れてしまう場合が多いのです。
ずっと考えてきたテーマですが、最終回だという『明鏡止水〜武のKAMIWAZA』を見て確信。ドミノのようにズラッとつながりました。ある達人が、一瞬で相手が持ち堪えきれないほど重くなりました。見た目にはヤラセに思えます。私自身が前に同じような経験をしたことがあり、フラッシュバックが起きました。
何事においても、勝負は「勝てる」と明確にイメージできている側が勝てます。『スラムダンク』安西先生の名言「あきらめたら試合終了ですよ」『スラムダンク』を読んだことがない方でも、このセリフだけは知っている方も多いのでは?
世界平和を祈ってきましたが、日本の建国理念に明確に刻まれている「八紘一宇(みんな仲良し)」。日本人には、明確にDNAに平和のイメージが刻み込まれているのです。
達人のイメージング
達人は、自分が成功している姿を具体的にイメージする習慣を持っています。例えば、スポーツ選手が試合前に勝利シーンを頭の中で何度も再生するのは、よく知られたテクニックです。だからこそ脳は実際にその状況を体験したかのように反応し、本番でも同じパフォーマンスを発揮しやすくなります。
イチロー選手は、バッターボックスに立つ前に、ヒットを打つ場面を頭の中で何度も再生していると言われています。成功のイメージを心に刻むことで、実際の行動に対する自信と集中力が高まります。
施術家だった当時から「今日も神降臨でしたね」等、評していただける場面が何度もありました。施術開始の仙骨矯正は決まっていますが、その後は全く予定しておりません。体のメッセージに柔軟に対応。瞑想し、お客様の幸福を徹底イメージしてお迎えさせていただいておりました。その習慣化は、ぜひ継続したいと考えています。
『プロフェッショナル(NHK)』に出てくる方々の多くは、本題に臨む前から何度もシミュレーションを重ね、できる見込みを立てています。何度も何度も繰り返し、世に認められています。だから出演依頼が来るのです。
凡人のイメージング
一方で、凡人は失敗や不安をイメージしてしまうことが多いです。何かに挑戦する前に、「うまくいかないかもしれない」「失敗したらどうしよう」といったネガティブなイメージが頭をよぎると、その考えが行動に影響を与え、実際に失敗を招くことがあります。
プレゼンテーションやスピーチの前に、不安や緊張が頭を支配すると、言いたいことが思い浮かばず、言葉に詰まってしまう経験があるかもしれません。ネガティブなイメージが脳に影響を与えた結果です。
もともとの私もまさにそうでしたが、成功して当たり前にできている状態のイメージが、ものすごく曖昧でした。「どうでもいいから成功したい」と考えていた以上、「どうでもいい」がクローズアップされた状態が展開されていました。
パリオリンピックにおいても、様々なドラマがありました。着目したいのが期待されていながら意外にも敗れてしまった方々。ぜひ次回に期待したいところですが、努力ゆえに悔しさは強烈です。ながらも努力とは裏腹に、ほんの少しの心の隙間を突かれてしまいます。
どんなに優勝候補だと期待されていても、「勝負は時の運」とも言われます。前回のオリンピックでは、万全の体制でもコロナだと診断されれば即ダメです。執着は悪だと見なされがちですが、決して違います。勝負は、勝利への執着の差とも言えます。
イメージングの鍛え方
イメージングは訓練によって強化できます。まずはあんたが達成したい目標を具体的にイメージする練習から始めましょう。毎日少しずつ、成功している姿をリアルに描くことで、脳はイメージを現実と認識し始めます。
施術において、体の通訳をさせていただいてきました。いわく、「ご主人様のありのままを具現化したい」と考えており、日々忠実に実践しています。「ありのまま=ご主人様が強く長く願っていること」だと、約3万人の体が共通して返してきたメッセージです。
1 目標設定
ないところに階段を作る明確な目標設定。例えば5年後にどんなあなたでありたいのでしょうか?実現しているためには、何をどうすることが重要なのでしょう?「5年後のための3年後・1年後・半年後・3ヶ月後・来月・1週間後・明日・今すぐ」といった小分けした期間の目標を明確化。
画数41のエネルギーは、目標設定が大得意です。詳細に区分されたステップを作りきれ、ゴールへの逆算力がずば抜けています。名前に41を持っている方はラッキーですが、意識するだけでも効果を実感できます。
2 継続反復イメージ
立てた目標に向かって成功しているあなたを頭の中で繰り返しイメージ。何度も何度も繰り返し同じ言葉を繰り返す瞑想法が大好きで、ジョギング中は特に効果的です。同じことを何度も繰り返すことで、脳が重要だと認識するからです。
まずはキーワードが定着できれば、イメージは広がりやすいです。分かりやすくPCで、何度も頻繁に使うキーワードは優先的に出てきやすくなっています。脳は極力節約を心がけています。あなたが日常で多用するキーワードをショートカットさせているのです。
3 確認と微調整
日々の行動が願っているイメージに向かっているかを確認し、微調整。実際やってみて、思ったよりできたか否か。ゴール設定を揺るがせない以上は、ハードルが上がることになります。上方 or 下方修正するか、やめることも選択肢の1つで、続ける場合もやめる場合も勇気を要します。
決意や覚悟に比例して、隔たる壁も大きくなります。次元を上げて境界線をなくし壁を消すのか?真っ向から向き合い、壁を叩き壊すのか?「私にはムリだ」とあきらめるのか?どちらにせよ、あなたのイメージング次第です。
結論
達人と凡人の差は、驚くほどシンプルな「イメージング力」にあります。成功のカギは、あなたの心中で何をイメージし、どれだけリアルに描くかにかかっています。描いたイメージがあなたの行動を導き、最終的には現実となるのです。
今日からあなたも、達人のイメージングを取り入れてみてください。きっと、あなたの人生にも大きな変化が訪れるはずです。
あなたと成功の感動を、分かち合える日をイメージしながら・・・。
明鏡止水 〜武のKAMIWAZA
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