Universal Flow Therapy が特殊な根拠
初めていらっしゃった皆さんの大半が驚かれる1つです。確かにほとんどありません。
基本6回の1サイクル中(1回の施術を1時間として6時間)、うつぶせになるのは多くて約10分。基本は、最初に足の長さを確認する時のみです(妊婦さん等、うつぶせになれない方にうってつけ!)。
理由は、痛みを感じるのが「結果」だからです。大半の原因は、痛みを感じるその箇所にはありません。よって痛みを感じているその箇所に、一切触れずに施術する場合も。
たいていは、問題がある箇所の潜在的コリを引き出し、どの臓器が原因となっているのかを特定します。どこかの臓器をはじめ、何かしらの大元の原因があって、しわ寄せとして痛みが出てきます。
痛みは、にじみ出ている
Universal Flow 整体では、うつぶせ施術は、基本ありません。理由は、分かりやすく輪ゴムを肩や腰の断面図とイメージしてみましょう。
輪ゴムを横から見た図を、肩・腰・膝・・・の断面図のように置き換えるイメージはつきますか?ここでは分かりやすく、肩まわり(肩甲骨の痛み)と考えてみましょう。
多くは、写真左のように、前側の筋肉が収縮しています。骨格がある以上、ある一定のサイズを保つ必要があります。そうなると、後ろ側の筋肉が張ってくるようになるのは、かなり自然な流れじゃないでしょうか?
よって痛みを出している背中は、むやみやたらに痛みを出しているわけじゃありません。痛みを出さざるを得ない理由がないわけがないんです。
例えば台風で、防波堤が決壊しようとする危機的状況。必死に抑えようとしつつも、あちこちでヒビが入っています。必死に抑えている最中、すぐ近くでさらにヒビを見つけてしまったら、あなたはどう感じるでしょうか?
ヒビが入って少しずつ壊れていく場合もあれば、ノーメンテナンスで防波堤自体の老朽化も考えられます。どちらにしても、キャパを超えて決壊し、怒涛の水害に襲われてしまった・・・。という状況は、「不治の病」と称される大病だと見なしています。
Universal Flow 整体で訴える根本解放策は、こじれてしまった当時の原因となる記憶に戻り、自縄自縛に囚われてきた体の言い分と和解するお手伝いです。信頼関係において、何が原因でわだかまってしまったのか、向き合っていきます。
原因と関連性を見つめる
前に原因不明の四十肩でいらっしゃった方。どこへ行っても満足できなかったらしく、あるセミナーで知り合いました。
肩が痛いのは間違いないんですが、骨周辺の奥側が痛むという・・・。まずは胸の筋肉はじめ前側の筋肉を施術しました。十分コリが引き出されたという段階で、課題の臓器を特定します。この方の場合、肝臓・脾臓・副腎が主でした。
継続するうちに、奥側にあった痛みが後ろ側に移動してきました。さらに継続するうちに、頭が痛くなってきました(脳が、今までの習慣と違った事を試みているため、シナプス等の配線回路を変えている状況だと見なしています)。
結局連続18回の施術となりましたが、終盤に差し掛かって、やっと前側に痛みが移動してきました。終わり間際で冠状動脈や胆嚢、腸の問題が出てきました。この間施術していたのは、右肩前側の筋肉を緩める事と臓器への対処のみです。後ろ側の筋肉に触れたのは、確認程度で賞味合わせて約5分でした。
今ではまったく問題なく肩が上がり、より高次元段階の健康領域に達せられたようです。彼は大志を抱いており、国際的なミッションを果たすようになるでしょう。
「痛みの優先順位」にあるとおり、最も不具合がある箇所に、脳が痛みの成分を送ります。どういった関連性があって起こった現象なのか、しっかり見極める必要があります。
原因と関連性を見つめることが、「原理原則に基づいた施術」と考える根拠です。