まとっているもの〜田中健太郎さん物語3

健太郎さん、葛藤を経て参加したセミナーで気づきがあったようです。

まとっているもの〜田中健太郎さん物語3

変わり始めた「問いの感覚」

週が明け、会社の会議室。 パソコンに向かっていても、頭のどこかに「本来の自分とは?」という問いが残っている。 不思議なことに、それが邪魔ではなく、むしろ「自分と一緒にいてくれるような感覚」を覚えていた。

社員とのやり取りも、少しずつ「聴く耳」を意識するようになっている自分に気づく。

「それって、君はどう思ってる?どうしたい?」

以前なら、先に自分の意見を言っていた場面でも、相手にゆだねてみる余裕が生まれている。

昼休みに、若手社員の山本が声をかけてきた。

「社長、なんか最近ちょっと柔らかくなった感じっすね」

「そうか? 自分では気づかないけどな・・・」

「なんか、話しやすいというか。前よりちょっと空気が軽い感じです」

健太郎は思わず笑った。なぜか、その言葉が嬉しかった。今思えば、嫌われないようにしようと、よけいなことをしていたのかもしれない。自分に問いかけることは、自分のことを大切に扱うことと密接につながっているのではないか?

まとっているもの

日曜の夜。夕食後、ソファに座る隣に、妻 恵美子がそっと腰かけた。

「なんか、最近ちょっとだけ穏やかだね。なんというか・・・まとっているものが違う気がするわ」

そう言われて、ふっと笑った。

「そうかもな・・・。なんかさ、『自分って誰だったっけ?』って考える時間があってさ。自分を大切にするって意味が、なんとなく分かった気がして」

「へぇ・・・それって、いいことじゃない?」

「・・・うん、たぶん」

「私も・・・実はちょっとだけ安心してる。あなたがそういうふうに話してくれるとね。けっこう考え込んでたじゃない」

微笑みながらうなづいた。以降、言葉はない。 だが、それで十分だ。今の私に必要なものとは、周囲がどうのではなく、自分の答えに気づくことだったのだ。数多の本に書かれていることの意味を、なんとなく理解できた気がしている。

面談を迎える前夜

ノートを開き、健太郎はペンを取る。

書かれていたのは、たったふたつの言葉。

『聴く』 『問う』

「まずは、自分の声を聴いてみよう。そして明日『あの人』に、聴いてもらおう。  そして、自分にも問いかけてみよう。『本当はどうしたいんだ?』って」

そう思えたことが、どこか誇らしかった。


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私は0なんかじゃない!〜田中健太郎さん物語2

私は0なんかじゃない!〜田中健太郎さん物語2

健太郎さん、セミナーにネガティブイメージ。打開策を見出せず、しかたなく・・・。

葛藤

セミナー当日の朝、重い身体を起こしながら、同じようにコーヒーを淹れる。味がいつもより苦く感じる。家族はまだ寝静まっている。出かける支度をしていても、「本当にこれでいいのか?」という自問が頭を離れない。

「こんなことに時間を割いて、状況が変わるのか?」「家族のためだと言いながら、逃げているだけじゃないのか?」

ネクタイを結ぶ手が止まる。やはりもっと重要なことがあるように思えてならない。セミナーへ参加したところで、何かが変わるとはとうてい考えられない。今までどれだけガッカリしながら帰路についたことか。

スマホの『申し込み完了』という文字が、自らに問いかけ続けてくる。「じゃあ、お前はどうするんだ?何か打開策はあるのか?」と。湧き出てくる葛藤を抱えながら、電車に乗る。

本来の自分

会場には、健太郎と同じような年代の男性たちが集まっていた。中にはスーツ姿の精悍な顔つきの人もいれば、私服でラフな雰囲気の者もいる。私は一歩引いた距離感で座席に着いた。

講師として壇上に現れたのは「龍 庵真(りゅう あんしん)」と名乗る作務衣の男性。年齢不詳で、柔らかな空気をまとった人物だ。

「今日はいらしてくださり、ありがとうございます。今回の目的は、あなたご自身の『本来の自分を思い出していただくため』です。いかに本物でありたいと願っていても、『本来の状態』が分からなければ、本当に至れません。本当の先にあるのが、本物です」

第一声に、心が少しざわついた。本来の自分を思い出す?

「あなたは今、誰として生きていますか? 社長? 父親? 夫?・・・そのどれでもない『本来のあなたご自身』は、今どこにいますか?」

その言葉が、健太郎の胸をかすかに叩く。

だが、すぐに「キレイごとだ」と思う自分もいる。「そんな余裕があれば、悩んでいない」 「現実はもっと厳しいんだ」心の中で反発がこだまする。

自己対話

「多くの皆さんは、『本来』『本当』『本物』の違いが分かりません。あなたにはいかがでしょう?本来とは、純粋無垢なもともとの状態です。そこに『本来のあなた × 経験 = 本当のあなた』『 本当のあなた × 価値 = 本物のあなた』をかけ合わせたものだと定義づけています。分かりやすいでしょうか?

かけ算ですから数学なら、どちらかが0(ゼロ)なら答えも0です。とはいえ人間には当てはまりません。0なんて絶対に存在しません。 あなたの経験に『意味がなかった』ものなど、1つもありません。 『あなたの価値に0』なんて、あるわけがないんです」

その言葉に、息を呑んだ。うまく言葉にできないが、見落としていた盲点を見せつけられた感覚だ。ごく当たり前のことのように聴こえるが、今までとは何かが違う気がしてならない。

「私は、自己対話の促進化をオススメしています。あなたに『私が決めたことだから』を多用していただきたいんです。自己対話こそが、あらゆる問題の解決の糸口となることを主張しています。

右か左か、上か下か、どちらでもいいんです。私がすごく重要視している方針は、『真偽より幸福』です。正しい方が望ましいのはもちろんですが、幸福かどうかを優先させています。私は、あなたがどう生きようとも、幸福を根幹に置いていただきたいと考えています。

今日の話を聴いていただき、改めて関心を持っていただけるなら、個別に面談させていただきたいんです。ぜひアンケート用紙へご記入いただき、日程調整してまいりましょう」

期待してもいい

帰りの電車、私は手帳を開いた。何も書かれていないページに、ふとこう書いていた。

『私は、どう生きたいのか?』『本来の自分とはどんな自分?』

問いに対する答えは、まだ出ていない。 ながらも《自分に向けて問いかけた》という事実が、ほんの些細な突破口のような達成感がある。葛藤を超えて参加できたことが嬉しく、ほのかに「期待してもいい」と感じている。うちひしがれていたが、やはり私はまだやれる。

私はこのままでは終わらない。「・・・私は、0なんかじゃない」が、頭の中でこだましている。これから、巻き返していくのだ。

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負のループの中で〜田中健太郎さん物語1

負のループの中で〜田中健太郎さん物語1

朝5時、けたたましく鳴る目覚まし音の中、起床。習慣となっているコーヒーを淹れ、無言で新聞を広げる。外はまだ薄暗い。経営者になってから、まだ誰もいない静かな朝の時間だけが、唯一の心の余裕だ。

ながらも最近は、その静寂さえも不安と恐怖で満たされている。コロナ禍を境に、売上が急激に落ちてしまっているのだ。離職率もどんどん上がり、経費が嵩む一方だ。最大の問題が、悪化の原因を全く把握しきれていない点。前向きにポジティブに積極的にと考えれば考えるほど、得体の知れない暗闇に覆い尽くされてしまいそうになる。

「このままで大丈夫なのか?いったい何からどう手をつければいいんだろう?」

私は田中 健太郎50歳。10年前に立ち上げた小規模建設会社の代表取締役である。最初は情熱と勢いで乗りきれたが、ここ数年は業績が伸び悩み、競争の激化や人手不足が深刻化している。売上が思うように上がらず、コスト削減のために苦渋の決断を迫られることも増えてきた。

半年後には長女 恭子の結婚式で、心から祝ってやりたい。長男 健太が1浪してようやく大学に。入学資金を出してやりたいが、捻出が本当にキツイ・・・。妻 恵美子は、家計を考えてパートを始めてくれている。我が家も会社も、これからどうなってしまうのか、考え始めればキリがない。

揺らぐ自信と経営者の孤独

会社の資金繰りを考えながら、ノートに数字を書き出してみた。・・・思考がまとまらない。「知覚動考(ともかくうごこう)」と励まされた恩師の言葉を胸に、今まで必死にもがいてきた。

「このままじゃダメだ・・・。だからと言ってどうすれば・・・・・・・?」

経営者としての自信は、確実に揺らいでいる。以前は仕事を楽しんでいたはずなのに、今は何をやっても空回りしている気がする。何をやっても失敗してしまいそうな気持ちが芽生えてくる。社員のモチベーションも下がり、会社全体に停滞感が漂っている。

誰かに相談したい。しかし、経営者という立場上、弱音を吐く相手がいない。妻には余計な心配をかけたくないし、社員には不安を与えたくない。友人に話したところで、結局「頑張れ」としか言われないのは目に見えている。

「私は、ひとりで何とかしなければならない・・・・・・・・・・・・。」

そう思えば思うほど、追い詰められていく。底なし沼にハマって、もがくほどにズブズブ飲み込まれていくようだ。抜け出す術が見えない。負のループの中で、もがき続けていた。

光を求めて

ふと、机の上に積まれた書籍に目をやる。最近、自己啓発書や経営の本を何冊も買った。しかし、どれも最後まで読めていない。

「答えは、本当にここにあるのか・・・?」

本を手に取り、パラパラとページをめくる。どの本にも「成功者の習慣」や「リーダーのマインドセット」等が書かれている。それさえも実践する余裕がない自分に気づき、ため息・・・・・・・・・・。

「もう一度、ゼロからやり直すしかないのか・・・?」

そう考えた瞬間、スマホが震えた。画面を見ると、経営者向けのセミナーの広告が表示されていた。

『負のループを断ち切る、経営者のためのセルフブランディング講座』

なぜか、その言葉が胸に刺さった。

「負のループを断ち切る・・・」

まるで、自分のことを言われているようだった。スマホの画面をじっと見つめ、意を決して申し込みボタンを押した。

「何かを変えなければならない。このままじゃ終われない」

そう心に誓いながら――。

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光の中を歩む〜佐藤真紀子さん物語21

いよいよ最終回。龍先生は出てきません。真紀子さんは自立を理解し、卒業です。

光の中を歩む〜佐藤真紀子さん物語21

存在価値があるから貢献できている

私は、朝目覚めて、ゆっくり深呼吸をした。夫の「おはよう」と活気に満ちたあいさつ。夫は退職し、相談役として補佐してくれることになった。出会った頃よりもさらに親密になれている。

今、夫と手をつないで散歩に出かけた。弾む会話の中、いろんなことが走馬灯のように浮かんでくる。

この数カ月、自分と向き合い悩み迷いながら、一歩ずつ前に進んできた。かつては「母」として、「妻」として生きてきた日々。役割が終わった時、ぽっかり空いた心の隙間。

今、心の隙間は不安ではなく、新しい可能性で満たされている。多くのつながりの中で、信頼する仲間を持てた。お金を得るよりも、100倍以上の価値がある。なぜなら、その仲間を通じて社会貢献させていただけている実感があるから。「私に存在価値があるから貢献できている」という感覚が、本当に嬉しいのだ。

「今の私は、もう過去の私じゃない。生まれ変われたんだ!」そう言葉にした瞬間、胸の奥に温かい感覚が広がった。

未来を創る側

目の前の道は、これからどうなるか分からない。 でも、それがどうしたというのだろう?「私は、未来を創る側にいるんだから。」

かつては私を縛っていた「影」。 今はそれすらも、「光を映し出すもの」だと気づいた。手掛けるのは、単なるアパレルショップではない。今までの抑圧してきた経験が役に立てている。だからこそ私は存在価値を実感できているのだ。

「女性が本来の自分を取り戻し、自由に輝くためのライフスタイルブランド」 を立ち上げる。

服を売るだけではなく、一人ひとりが自分自身の価値を見つけ、表現できる場所。 ブランド名は「Harmostique(ハーモスティーク)」。「Harmonia(調和)」+「Chic(シック・洗練)」をかけ合わせた造語である。

セレクトショップだけでなく、オリジナルのラインも展開し、 全国の女性起業家たちとコラボを進める。

ファッション・ウェルネス・マインドセット。 それらを統合した、新しい生き方の提案。かつて憧れた3人の女性の言葉が浮かぶ。

「ファッションはただの服ではなく生き方なのよ。」
— ココ・シャネル

「シンプルであることは、洗練されていること。」
— アニエス・トゥルブレ(アニエス・ベー創業者)

「いいデザインとは、生活の中に溶け込み、心地よさをもたらすもの。」
— マーガレット・ハウエル

光の中を歩む

ブランドは、尊敬する3つの哲学を融合させたもの。1人だけをモデリングしても、絶対にうまくいかない。私のアイデンティティは誰かのコピーではないのだ。華やかでありながら、本質的な生き方の追求。エレガンス・シンプルさ・機能美のバランス。

服を選ぶことは、自分を選ぶこと。 自分の人生を、自分自身でデザインし表現すること。

かつて誰かのために生きていた自分はもういない。 これからは、私が自分の人生を創り出す番だ。私が決めたことなのだから、何が起きようともすべて受け入れよう。光の中を、堂々と歩いていこう。

ふと顔を上げると、頬を優しく撫でる風が心地よい。 太陽の光が、これまでとは違って感じられた。

歩みを進める。ここからが、本当の始まりなのだから。

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3C(影との対話)〜佐藤真紀子さん物語20

3C(影との対話)〜佐藤真紀子さん物語20

次回で真紀子さん最終回となります。

最もふさわしい言葉を探究し、AIと議論を重ねながら試行錯誤してきました。

真紀子さんの成長は私とともにあったと感じています。あなたにはいかがでしょうか?

過去の私との比較

最近、すごくスッキリしている。ようやく日常に笑みがこぼれ始めてきた手応えがある。子育てを終えて、自分の人生をもう一度歩み始めた今、迷いが大いに払拭されている。

そんな状況で、龍先生との対話が始まる。

「過去の私と比較してみて、全然違っています。名実ともに解放された実感があります。今は『これから何を創り出していくか?』にワクワクしています」

「それってまさに、次のステージに進むための『3つのC』が整ってきた証拠かもしれませんね」

「3つのC?」

「はい。

明確化(Clarity)

自分がどこに向かっているのか、何を大切にするのかがハッキリしていること。私個人の表現では、『天命から立命へ』とお伝えしています。『立命とは、天命に基づき生涯を全うする覚悟』だと定義づけています。

つながり(Connection)

自分の想いと言葉と行動が一致し、周囲や自然と自在につながること。独自の定義ですが、『自立とは、つながりの中で自らを確立させること』と定めています。辞書には『自立とは誰にも頼る必要がない状態』と書かれており、独自化まで10年かかりました。

自立とは、常に共存・共生・共栄・共和・調和の5段階のどれかに当てはまっており、孤立とは無縁です。周囲の皆さんや自然とつながっていくことから、本当の自立が生み出されます。

確信(Conviction)

選んだ道が正しいと、内側から揺るぎない確信が持てること。立命の定義を先ほどお伝えしましたが、上限はありません。『これだけやれば十分』という慢心といかに向き合えるかでしょうが、無限の可能性に満ち溢れています。」

ーーー

「確かに、今の私は前みたいに『何をすればいいんだろう?』と悩んでいません。やるべきことが見えていますし、必要な人とも自然とつながれている感覚です。」

「そうです。それが『影を超えた先の景色』なんですよね」

「影を超えた先の景色?」

つながり力

「例えば『ワンピース』ご存知でしょうか?」

「はい。息子から教わり、すっかりファンです。自宅に全巻ありますよ」

「よかったです。思いつきの話で言うと、スリラーバーク編で影を奪われた場面、覚えていますか?」

「あぁ、太陽の光を浴びられなくなる話ですね!」

「そうです。さすが本当にファンなんですね!彼らは影を取り戻したことで、もう一度自由に生きられるようになりました。影を取り戻すとは、単に失ったものを元に戻すだけじゃなくて、新しい力を手に入れるってことでもあるんですよ」

「なるほど・・・私も、これまでの経験が影になっていたわけじゃなくて、全部『新しい私をつくるための土台』だったんですね」

「そうです。一時的に忘れたことを思い出すことで、脳へのシナプス信号が明確化(Clarity)されていきます。かつ『つながり(Connection)』です。真紀子さんの脳内でつながりの整理整頓できたからこそ、外側の環境へ展開されていきます。

本当に重要なつながりを構築していく絶好のチャンスかもしれませんね。過去を乗り越えたからこそ、新しい未来がどんどん啓け開けていくんです」

確信力

「最後のC。『確信(Conviction)』があると、人は迷わなくなります。例えば2つの選択肢から1つを選ぶのと、100の選択肢から1つを選ぶ。難易度の違い分かりますよね?」

「はい。当時は誰に訊いても味気ない答えばかりで、完全に孤立していました。『この道でいいのかな?』と不安になることもありました。今は自己対話を通じて『これでいい』と思えている手応えがあります。『自分が変われば世界が変わる』『自分の中に全ての答えがある』等の意味が、ようやく理解できてきました。」

「はい。だからこその確信です。『自分を信じる』ということですね。」

「はい!分かりました。影に囚われることもないし、私はもう『過去の私』じゃないなんですね!今ここから、未来を創っていきます」

「そうです。今の真紀子さんには、十分できますよ」

私は力強く頷いた。もう迷いはない。私の未来は、ここからさらに輝きを増していくのだ。

ーーー

誰かに魅せるよりも、「私自身が読み返したくなる文章」にこだわってみました。

 あなたの「3C」はいかがでしょうか?

共感したらシェア! 「伝える」から「伝わる」話し方を目指す仲間と、ぜひ気づきを共有してくださいませ。

#ワンピース
#息子
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#自分の人生
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マッチンガーによる目標設定

先日のラジオ動画ができあがりました。

基本的に即興にこだわっているため、あえて事前の下調べを極力しないよう心がけています。

10/15ラジオ収録「リーダーエネルギー診断」

マッチンガーによる目標設定

しくじったと感じたのが、終わり間際のアドバイス「美学」。先々の深奥を見越しすぎて、時間内に収まるような内容にできなかった点。次回への教訓といたします。

姓名承認「感謝の本質」 by AKEMI 様

CNI(ちゃぶ台ネットワークインターナショナル)にてご縁いただきましたAKEMIさん。

表面的な美しさだけではなく、内側から滲み出てくる輝きに魅力を感じておりました。

今回、動画公開に快く応じていただけました。

 前半30分でニーズ把握&セッション同時進行。後半30分で感想コメント。 

かなり素晴らしい内容でしたが、 4分以内に収めようと切り詰めました。

#感謝
#自己対話
#姓名判断
#潜在意識
#経営者

名前肯定感のススメ〜名前が導く本質

名前肯定感のススメ〜名前が導く本質

日常的に呼ばれているあなたの名前は、あなたの人生にいかなる価値を持ち、どれだけ影響を与えているのでしょうか?考えたことはありますか?

「名前なんてただのラベルだ」と思う方も多いでしょう。かつての私はその一人でした。名前は私の足かせで、至るところで邪魔されてきました。名前が好きになれず、振り返って感じるのは、ウラみや憎しみの発端でした。

名前の価値に気づき、肯定できた時、私自身を新たな視点で向き合えました。生涯を通じて確信。「名前肯定感」は、人生の指針を見出す鍵なのです。

自己肯定感も重要ですが、「自分を愛せている分他人を愛せている」等の原理原則を知りながらも、たっぷりと自分を責め裁き罵ってきました。課題の渦中に埋もれている場合、課題が重すぎて解決のイメージができかねる場合があります。名前等の緩衝材的役割が大いに重要です。

名前はラベルではなく、人生のシンボル

名前は単なる「ラベル」ではなく、あなたのアイデンティティの一部であり、シンボルなのです。そこには両親の願いや、あなたを取り巻く文化や歴史の意味が込められています。名前との向き合い方は、あなた自身をどのように認識し、受け止めるかという自己理解の一部です。

逆に考えると分かりやすいです。2014年まで、名前等の存在価値を認めない国がありました。「中国の一人っ子政策」です。2人目以降の子どもたちは、パスポートや免許証が発行できません。そんな環境下で育った人格とは、いかがなものでしょうか?

数え方でも、牛豚を「1頭」「1匹」、鳥を「1羽」、人は「1名」です。私たち人間においては、名前によって数えられています。

私自身、本名の名付け親は父方の祖母です。命名の直後に亡くなったらしく、理由を誰も知りません。父親の「目に入れても痛くない」という言葉がウソにしか聞こえません。自衛官になる時に戸籍謄本が必要で、本当に親子だった事実に驚きました。

だからこそ、好きでもない名前の勉強をすることになったのだと振り返っています。本音しか言えないことが悩みで、傷つけるような言葉ばかりが出てきます。名前を介する経緯なしには、自己肯定感を高めることは不可能でした。

名前と自己対話の重要性

施術やセッションを通じて感じたのは、「名前に価値を見出された方」が、次第に内面の変化を起こしていくということです。名前を「ただの呼び名」ではなく、「あなたの本質を象徴するもの」として受け入れた時、ご本人の言動や生き方が変わり始めます。

ある方は、ご自身の名前の音(読み方)に込められた「光」の価値に気づきました。それをきっかけに、「私は周囲に光を与える存在だ」と認識し、生き方に大きく違いをもたらしました。

姓名判断を通じて感じていた疑問。凶だらけの名前でもステキな方はたくさんいらっしゃいます。「吉凶って、人格に無関係では?」確実に20万人超の名前と向き合ってきた今、疑問は確信に変わっています。吉凶に点数をつけるようなやり方はナンセンス極まりありません。

そもそものところ「本来の吉」とは、
・感謝や反省を素直にできている状態
・正しく美しいと感じたものを素直に認めている状態
・どんなに壁が立ちはだかろうとも、やり遂げようと徹する姿勢
なはずです。それをあらかじめ定められていては、努力の意味がありません。だからこそ、姓名判断では説明がつかない矛盾が生じてきます。

Universal Flow Therapy で主張する吉凶は、画数ごとすべての数に存在しています。「0点の凶」「100点満点の吉」は絶対に存在するわけがありません。すべてはあなたの生き方次第なのです。

「名前肯定感」が人生を動かす理由

名前を肯定することは、あなたの価値を認めることに他なりません。名前は存在価値の核であり、あなたの可能性や運命を示すヒントが隠されているからです。画数の数理性・音のエネルギー・文字の意味がもたらすあなたの解釈は、無意識のうちに人生を動かす力を持っているのです。

死ぬ時に、あらゆるものを置いていかねばなりません。唯一持っていけるのは、あなたの名前です。あなたは死ぬ時、どんな気持ちで名前を持っていきたいですか?戸籍を変えたとしても、本名で生きてきた記憶からは逃れられません。未来永劫残り続けます。

誕生日・血液型・性別・名前・血統・出生順。少なくともこの6つは、あなたの権限なく生まれた時点ですでに存在しています。原因と結果の法則からも、この6つが結果だとするなら、原因はどうやって決まったのでしょうか?

私は圧倒的に必然派ですが、たまたまの偶然だとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。あなたの人生です。お好きなようになさったらいいと感じますが、必然派の私には原因追究の欲求は抑えきれません。いまだに考え続けています。

「名前肯定感」を日常で育む方法

名前の意味を調べてみる

あなたの名前の由来や、そこに込められた願いを知ることで、これまで見落としていた人生の指針が見つかるかもしれません。

私の本名からは、「自分を深掘りしろ」というメッセージが込まれていると感じています。誰にも由来を教えていただけないので、私の人生の主人公として、名前を再定義しています。

名前を声に出して唱える

あなたの名前(特に下)を口に出して言ってみてください。声に出すことで、しっくりくる瞬間が訪れ、自己とのつながりが深まります。ポイントは達成感です。

下の名前を唱えることは、般若心経にも負けず劣らずの効果があると感じています。何度も何度も繰り返すことで、潜在意識に深く刻み込まれていきます。

名前と自己対話を続ける

名前に込められた意味や願いを通じて、あなたがどのように生きたいのかを問いかけてみてください。《インナー◯◯さん》という、あなたご自身ながら別人格を作り出してみるのもいいですね。

あなたの名前に意味づけするのは・・・

「姓名承認」を通じて気づいたのは、名前の価値に気づくことで人生が変わるということです。ただし、名前そのものが何かをしてくれるわけではありません。「名前肯定感」は、あなた自身の価値を認め、可能性を引き出すプロセスです。

他者から「いい名前ですね」と言われるだけでは不十分です。「この名前でよかった」とあなたが納得することが、人生の基盤となります。あなたが名前を肯定することで、内面的な平和と成長が促進され、外の世界との調和へもつながっていきます。

今まで呼吸するかのように多くの皆さんの名前と向き合ってきました。あまりにも当たり前でしたが、振り返ってみると名前を通じてのご縁から、私自身が救われてきたと実感しています。

結論〜名前は自己実現への鍵

「名前肯定感」は、あなたがあなた自身を愛し、未来へ進む力を与える重要な鍵です。単に「名前を好きになる」という話ではなく、あなたのアイデンティティと可能性を肯定し、人生の目的に向かって進むためのプロセスなのです。

あなたの名前に込められた意味を見出し、受け止めてみませんか?
「この名前のもとで、どんな自分を育てていくのか?」
「この名前のもとで、どんな未来を描きたいのか?」
その問いが、あなたの人生に新たな光を灯す機会となります。

あなたも今日から「名前肯定感」を育て、内なる力を引き出してみませんか?
あなたが本来のあなたを思い出し、最高に輝いた人生を全うできると信じながら・・・。

#潜在意識
#自己肯定感
#人生
#生き方
#姓名判断

画数の性質・エネルギー一覧表

画数の性質・エネルギー一覧表

アイデアが湧いてから4年が経ち、ようやく「画数の性質・エネルギー一覧表(1〜83画)」が完成しました。先の出版と「パーソナル・カンパニーエネルギー診断」の影響もあり、この一覧表がどうしても必要だと感じるようになりました。

統計データに基づいた背景

この一覧表は、以下の要素を基に検証を重ねて作成しました。

今まで向き合ってきた皆さんとの対話

長年にわたる個別のカウンセリングや診断を通じて、様々な画数を持つ方々と向き合ってきました。10年以上前から「20万人」と称しています。普通に考えて40〜50万人に達していると思います。

現状の20万人より、多く主張している方に出会ったことがありません。やみくもに多くても怪しまれるだけだと考え、あえて控えめに掲げています。ド忘れする場面もありますが、たいていの常用漢字は頭に入っています。

私自身の経験

自らの経験や学びをもとに、画数がいかに影響を与えているのかを深く考察しました。字の意味と読み方のエネルギーからも検証中です。音は、周波数によってできています。周波数はエネルギーです。よってあなたの名前を唱える行為自体が瞑想ともなり得ます。

名前の分析は、あなたと幸福を分かち合う手段です。目的が「あなたの幸福」である限り、こじつけであろうと根拠を導き出すことが重要です。正しさも大切ですが、結果として幸福が得られるなら、その手段は意義深いものとなります。

当然ながら正しい方がいいのはもちろんです。私の場合、名刺交換した瞬間に鑑定が始まります。計算間違いで間違った鑑定をしてしまうことも。まちがったことをお伝えした結果、大成したという後日談からも、動機次第なのかもしれないと仮説立てています。

姓名判断で称されている内容

既存の姓名判断の解説書や文献を参考にしつつ、統計データを収集・分析しました。大いに参考になったのは、『姓名判断大全(主婦の友社)』です。詳細に分かりやすくまとまっており、買ってよかったと感じています。

画数ごとの解釈とその限界

特に多くの人と向き合わせていただいた画数に関しては、とても深い解釈ができています。すべての事象は、何らかの関係性が成り立っています。極力たとえをコミュニケーション上分かりやすく表現できるよう心がけています。

50や60以降の画数に関しては、出会う機会が少なく、解釈には限界があります。既存の姓名判断の解説書では、画数の吉凶について分かりやすく書かれていますが、「いいか悪いか?」の判断基準に基づいた前提があります。

疑問を抱いたきっかけは、凶だらけの方でも、ステキな方がたくさんいらっしゃいます。そもそも親から愛情込めてつけられた名前が悪いわけがありません。改名や印鑑等、売りたい側の都合上、アラ探しをせざるを得なくなります。

役割や目的があっての改名はメリットがありますが、「本名が嫌いだから〜」という理由での改名は、かなりの確率で運気を下げます。一時的にはよくても、長期的には下がります(「腐ったみかん箱現象」)。

姓名承認の重要ポイント

「姓名承認」で最もお伝えしたいのは、「ご本人の生き方次第で、よくも悪くもなる」という点です。

凶ばかりに落胆しないでください

たとえ「凶」とされる画数であっても、希望を持ち建設的な生き方が重要です。「0点の凶」は存在しません。可能性は無限に秘められているのです。

前に多くの皆さんから「お前には感謝が足りない」とご指摘いただいてきました。感謝について考え抜いてきての結論は、「感謝が0の方はいない」のです。全くないならどうしようもありませんが、0ではないので救いがあります。

吉だからと慢心しないでください

たとえ「吉」とされる画数であっても、自己承認と感謝の気持ちを持つ謙虚な生き方。凶と同じく「100点満点の吉」も存在しません。吉がたくさんあるからと驕り高ぶり、勝手気ままに振る舞えば、足元すくわれる危険性をはらんでいます。

吉だと評される画数の真意は、いいことや美しいものを素晴らしいと認め、非を受け入れ反省する気持ちが高い点です。だからこそ成功しやすいという道理が立つのです。表面的な理解で永続的な意味を考えもせずに変える名前に、価値があると思えないのは私だけでしょうか?

キーワード化とさらなる検証の重要性

この一覧表は、いくつかの解説書を照合しながら、主意を浮き彫り化するためキーワード化しました。しかし、現状ではまだたたき台の段階です。今後さらに理解と検証を深め、より多くの方にとって有益なものにしていきます。

姓名判断自体は時代遅れだと批判していますが、鑑定をなさっておられる方々はお客様の幸福を真剣に願って接しておられます。姓名承認を確立させるためには、姓名判断の土台は大いに重要だと、今回痛感いたしました。

今まで礎を築いてくださった方々に、改めて感謝いたします。

#姓名判断
#エネルギー
#画数
#生き方
#感謝

自分自身を冷静に評価する方法

自分自身を冷静に評価する

世界は鏡であり、この世には自分しか存在していない

成功への道は、ご自身を正確に理解し、客観的に評価できる能力から始まります。自己評価は単なる自己批判ではなく、自己理解と成長への道標としての役割を果たします。

私の価値観が偏っているだけなのかもしれませんが、私の天命は自分自身を深く理解することだと見立てています。なぜなら量子力学はじめ様々な観点からも「世界は鏡であり、この世には自分しか存在していない」と称されています。

ずっと曖昧に感じてきたことが、量子力学の話を聴いて大いに合点がいきました。「点と点がつながって、線になって面になって立体化していく」という経緯をイメージできたのです。

よってあなたご自身を振り返るなら、同時進行で周囲のご縁なさっておられる関係性を観察してみるのも効果的です。

ビジョンと目標設定

すべては明確なビジョンが出発点です。あなたが今どこにいるのか、どこへ行きたいのかを明確に意図することで、日々がより意味を持ち始めます。たとえしょうもないこじつけだろうと、明確な意思が伴うことで、意味付けになるのです。

おそらく死ぬまで忘れることはなさそうです。2020.4.27.朝4:30頃、「りゅう あんしん」と夢で自己紹介しておりました。施術家当時に一攫千金を狙ってしまい大失敗。すべてを失いしがない会社勤め中。志なんて、完全にあきらめていました。

教材を扱う会社でしたが、私の名前の話がどんどん伝わり、教材よりも人気になりつつありました。窓際族に追い込まれ、極めつけのコロナ・・・。様々なご縁から天命を思い出せました。「どうせ〜」とあきらめていた中で、ほんの少しチャンネルを切り替えた瞬間、湯水の如くアイデアが降りてきました。その中の1つが「姓名承認」です。

「《潜在意識のスイッチが入る》とはこういうことなのか!」まさに確信いたしました。「確かにこれなら、世界で私にしかできない」と至りました。
・32歳当時(2006)に原型を生み出しておきながら、なぜ価値がないと決め込んできたのか?
・「姓名判断が嫌いだ」と言いながら、なぜ20万人超の名前と向き合ってきたのか?
・偽善者だと自他ともに認めながら、なぜ世界平和にこだわってきたのか?
ドミノ倒しのように、ズラッと一本化されてしまったのです。

行動計画と実行

『原因と結果の法則』(ジェームス・アレン)ご存知でしょうか?施術の方針はじめ大いに活用してきました。無我夢中に向き合う中で出てきた結果を、原因に照らし合わせてきました。原因不明の症状でいらっしゃる方々が多かったことが、今となっては本当にありがたく感じています。

望ましい成果を得るためには、見合った原因を創り出す方が解決が早いのです。だからこそ過去の忌まわしい記憶を解放し、望ましい解釈へ変えていく方針を主としています。

暗闇で鍵を探すようなもの。恐怖は当然あります。恐る恐る小さな一歩から始め、コツコツと積み重ねます。例えば毎朝の短い瞑想等、簡単に取り組める実践の目標設定。プロセスは個々人にお任せいたしますが、「私って案外イイかも・・・」とちょっとずつでも感じ始めていれば勝ちです。

初めは些細なものでも、調子づいてくれば基準が変わっています。ジョギングし始めた当初は、5km走っただけでゼーハー状態。今は15kmは走らないと納得できません。相対的には何も成長していないかのように感じることもあります。昔の「何もできない」という事実を悔しさとともに刻みつけておくのは、かなり価値があると実感しています。あなたにはどう映っておられますか?

自己評価と客観視

自己評価の深化には、フィードバックを活用し、自分の感情や成果を客観視が重要です。あなたの価値観に基づく成功を定義し、望む成果へ正しく導くための基盤となります。定期的な自己評価の振り返りや、信頼できるメンターさんからのアドバイスを求めることが効果的です。

信頼できるメンターの定義とは、「あなたが欲しいと考えている物を、すでに持っていて実践している方」と定めています。理想具現化コーチングでは、
・一生涯片時も離れることなく、適切な距離感で関わり続けてくれる信頼・尊敬できる方
・あなたが生まれてから死ぬまでの出来事を、全て知っており理解している方
・あなたがこれから成し遂げたいと考えているすべてを、すでに完了させている方
世界中探して確実にお一人、明確にいらっしゃいます。

現状では「いたらいいな」くらいの曖昧な状態を、実在するとしか思えない状態へ導き習慣化するサポートをさせていただいております。おそらくはイチローさんや大谷さんは、このお方が明確に実在しているのでしょう。「あなたバージョンを作り出すためには?」を一緒に考えてまいります。

コミュニティとの絆

周囲との絆を深め、一緒に成長できるパートナーを探してみてはいかがでしょう?あなたが向き合いきれた分、あなたの世界観は変わっています。鍵山秀三郎さんの名言「深めれば広がる」からも、深まった世界には新しい気づきがあるのです。今まで気づけなかったものに気づけたということは、相応にあなたが成長したのでは?

あなたの世界観を感動レベルまで深めきれたなら、誰かと分かち合いたくなりませんか?あなたの世界観のビフォーアフターの違いに明確な気づきを得れたら、誰かに共有したくなりませんか?あなたの世界観に新たなアイデアを見出せたら、誰かに共有したくなりませんか?

あなたが体験し、乗り越えてきた困難は、誰かにとっての希望の光となり得ます。あなたの経験を共有することで、誰かの人生に新たな方向を示せるかもしれません。あなた自身の物語が、周囲の世界を照らす一筋の光となるのです。

まとめ

客観視の力は、自己理解を深め、持続可能な成長と幸福の実現への強力なツールです。この記事が、あなたのビジネスと個人的な生活の両方において、新たな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。自己評価を習慣化し、毎日を意識的に生きることで、未来への確かな一歩を踏み出しましょう。

あなたは、絶対にステキでカッコイイのです。あなたに出会えることを楽しみにお待ちしております。

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