映画「ビリギャル」に学ぶ

さっき、映画『ビリギャル』観てきました。

きっかけは、あるお客様から「吉永さんとやってる事が、ホントにソックリ!!!感動したし、ぜひ観て欲しい(((o(*゚▽゚*)o)))」と大絶賛。

基本、メジャーな映画は見に行きません。あまり合理的とは思えませんでした。しかし今現在、DVD等が出てくるのはまだまだ先っぽい・・・。何か気になる・・・・・・・。

意を決して今日行ったんですが、なんと今日は、割引きの日>* ))))><!1100縁でした(*^◯^*)

こちらあくまでも私の視点です。価値観の相違で、全く違った切り口で観る事は、当然起こり得ます。あなたにはどう映りましたか?

あらすじ

坪田先生(伊藤淳史)は、ある塾の講師。
高2の夏にタバコが見つかり、無期停学になった時にお母さんが導いてくれたのがきっかけでした。

小4くらいまで、友達がおらず孤立状態にありました。ある事件から学校の教育方針と合わず、転校します。友達ができたんですが・・・・・・・。

彼女は、小4レベルの学力しかなく、算数ドリルから出発。
カラオケで楽しんでる時も、ひたすら辞書持って勉強する姿に、友人たちが試験終えるまで会わない事を決意。感動しました。

お父さんは、自分が果たせなかった夢を、息子に野球で託す。
姉妹である女性陣は一切無視。結局息子は、プレッシャーに・・・。
彼女も慶応という壁の厚さに直面し、家庭崩壊の危機・・・・・。

◯お母さんの情熱

お母さん(吉田羊)は、どんな事があろうとも、絶対的に彼女の味方でした。「それがこの学校の教育方針なんですか?」と・・・。
ホントにスゴいと思えたのは、寝ずに勉強しているため、学校で寝る事を公認としてしまった事。授業中に寝てしまう事を問題視した先生が、お母さんを呼び出しました。そこでのお母さんの反論。

坪田先生から、週3では合格は厳しいからと、週6にするよう勧められました。それでも合格できるかは分からない・・・。
お母さんは、妹の定期貯金も全部解約し、自分も夜勤アルバイトを始めます。
お父さんがどんなに彼女らを無視しようとも、お父さんの美点を言い続け、すべてを認めます。

◯坪田先生

彼自身、学校の授業についていけず、落ちこぼれの1人だったそうです。
ある転機から、頭角を表すようになりました。元暴走族が白バイ警官になるようなもので、何が分からないのかを理解しきれます。

ゲーム好きにはゲームの話題から、個々人に受け入れやすい指摘。
彼女にも、日本史が苦手だからと『マンガ日本史』を紹介し、分かりやすく腑に落し入れていきます。気づかない内に、少しずつレベルを上げていきます。

高校の先生から、「慶応なんてムリなんだからやめさせろ!」と嘲られます。
「そんな事なんてない!!!」と断言します。彼には、彼女の可能性がしっかり見えており、そうなれるよう仕向けていきます。

一貫性ある矛盾

2人の共通点であり見どころは、【一貫性ある矛盾】です。
お母さんも坪田先生も、彼女の幸せを本気で願っています。そのために軌道修正しながら、尽くしています。

坪田先生は、慶応の壁の高さに気づき、志望大学を下げようとします。
しかし先生は、そこからズルズル下がってしまうと、突き放します。
「慶応合格」に対して、見守り続けていました。

お母さんは、雨の中アルバイト中に彼女が「もぉダメ」と泣きついてきます。
お母さんは、「辛かったらやめてもいいのよ」と、犠牲になっている事をも厭わず許しました。

彼女の【幸せ】が何なのか、お母さんと先生ではテーマが違っています。
目的意識というテーマに基づいた徹底的な一途さ、ぜひ見倣いたいと痛感しました。

彼女自身が精魂尽くしたのはもちろんですが、その背後があったからこそ、やりきれました。多くの皆さんのサポーターでありたいと考えている者としては、そこに強い興味が行ってしまいますね♪( ´θ`)ノ
あなたの心と体を、根本解決的調和に導くために・・・。

映画「HERO」に思うこと

山本 健正 先生の生涯

数々の受勲

私の師匠である山本健正先生は、本当にすばらしいと尊敬する一人です。

文化功労賞をいただかれたのをはじめ、2010年オバマ大統領諮問機関・ローマ法王べネディクト16世からも賞を得られています。諸々の賞を得られたからすごいんじゃなく、それだけの賞を与えられるほどの人格をお持ちだという事。驚いたながらも、やっぱりと感じています。

幼少期は体が弱く、あまりにつらくて自殺未遂の経験もあるそうです。

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見かねた親が、空手を習わせたら全国レベルになり、大ケガをし瀕死の状況に追い込まれた事も。そこで整体師を志すようになったそうです。

毎月愛媛まで、お母さんの施設へ見舞いとボランティア施術に行かれていました。約¥3,500万かけて、世界中のノウハウを現地で学び修得され、レストランや整体、いろいろあったそうですが全部で40店舗の経営をされていたそうです。かなり独自的な理論を持たれています。ある時騙され、借金取りに追われる毎日を過ごすようになったとか。

出張整体のみで¥196万/月を稼ぐほどに、24h完全営業された話も聴きました(いいチラシの作り方・撒き方まで教わりました)。

努力と天性

何よりも、3万人の統計から「仙骨矯正」を見出された事。発見したのはアメリカだったそうですが、今のやり方とは完全にちがってるようです。直に質問してみましたが、日本人の骨格や通えそうな習慣に適合させたそうです。

「施術時間のギネスに載せませんか?」とお誘いを受けるほどに、施術に強烈に想いと時間を割いておられます(10人/日の患者様と向き合い、休みは年で2日)。

全額返金保証は、整体ではあり得なかった言葉じゃないでしょうか。私は初めて聴きました。「コリを溶かす」といった施術も、夢で与えられたなんていう域です。

先生ご自身は、誰かに教えるような事をとても嫌っていたようです。多くの要請あって開くようになった経緯を知りました。

HPで知ったんですが、「こんなとこ切なる思いで探してなかったら、絶対に見ない」というくらいの検索ランクでした。HPを読む限りではすさまじい方です。だからと言って私が成長できるかは別問題です。

天才の中にも、2つの派があると考えています。両方持ち合わせてるステキな方もたくさんいらっしゃいますね。

感性派:感性で理解してますから、なんとなくいつの間にか理解し、できるのが当たり前みたいな感覚です。しかし教えるとなれば、できない方の視点では見つめきれませんから、「なぜ分からないんだ!?」となり、「お前等がバカだから分からないんだ」に発展していくケースもたくさんあります。

努力派:元はドン臭い方が経験を積み重ね、熟練した才能を生み出したようなタイプです。そういう方は培ってきた経験を伝えればいいだけです。例えばプロの世界で、選手時代は大して目立ちませんでしたが、監督やコーチになって輝きを放ち頭角を現し始めるような感じでしょうか。

見学時、私は座学の時間しかいれませんでしたから、施術内容はまったく知りませんでした。しかしながら即決しました。理由は通ってる皆さんの”目の輝き”です。

勉強してる最中に、確定申告の心配をしてる方がいました。「お前そんな事は稼いでから心配しろよ!」と皆さん大爆笑。話していた彼も、始めて半年経っていなかったそうです。

師匠である山本健正に、後者の要素をビンビン感じました。もちろん先生は両方兼ね備えておられます。接してみて、「人が好き」という思いに満ち溢れています。勉強し始めて、レベルの高さに圧倒されました。「へ!?あの痛みが一瞬で!?うそ!!!」の連続でした。

同じようにやっているにも関わらず、先生のは痛みが取れてるのに私のは変わらないといった具合でした。私の目に狂いはなかったと思いつつも、いつ「お前には才能がないよ」と見切りをつけられるかといった不安との戦いの日々が続きました。

生涯の恩師である理由

2ヶ月目頃、先生に一人残るよう言われました。その時、「見切りをつけられる時が来た!」と腹を決めました。どうすれば切り抜けられるかを真剣に考えました。結果、たわいもない事務手続きでした。先生にそう考えた事を伝えた時、返答に目頭を熱くしました。帰りは感動し、泣きながら家路につきました。

「なんだお前そんな事考えてたのか!絶対大丈夫!どんな不器用でも、繰り返していくうちに変わっていくから。お前よりひどいのもいっぱいいたよ!」

なんとか開業にこぎつけたものの、資金はまったくありません。出張で基盤を作っていくしかありませんでした。やってもやっても結果は出ません。まだまだ自分を好きになれてはいませんでしたから、「こんな私じゃ・・・」という先入観がどうしても拭えませんでした。

それでも「健創庵」という命名をしていただき、すごく気に入っています。

新聞屋を辞めるためには開業するしか道がなかったからそうしたんですが、やはりアルバイトせざるを得ず、先生の下にも通い続ける日々が続きました。授業中寝る事もしょっちゅうでした。たくさん叱られましたが、私のためを思って言って下さっているのが肌身に伝わり、早く正さんといかんなって思いになったものです。

先生はただ一人、私の成功を信じ続けてくださった方です。「もぉぉダメだ!」と思えた時も、「お前はできる!大丈夫!」と励まされ続けました。先生なしに今の私は到底あり得ません。当時大多数の皆さんが、「あぁ、やっぱりこいつはこんなもんだ」と見離すような状況下で、こういった事を私にだけ言ってたと思いますか?

将来誰かが「吉永智己の生涯」なんて書いてくれる日が来る事を夢見て、先生の後継者たれるよう日々の足跡1歩ずつを最高に輝かせたいものです。