3つでセット
うだつのあがらなかった営業当時、ある先輩からの一言。あーでもないこーでもないと、葛藤を交えながらも考え実践して実感できた、珠玉な名言です。「心からの反省をしてこそ、本当の感謝ができる。反省を経て得た感謝は、何回同じ言葉でも繰り返したくなる。逆に、過ちは繰り返されることがない。3つでセットだ」と、口グセのように言われた思い出が懐かしいです。
感謝するためには、相応に反省することが土台として必要です。だからと言って、無理に強引に反省しようとも、悔いるだけにとどまってしまいがち。バランスをうまくつかみきれず、もだえ苦しんできました。
そもそも感謝とは、どう定義づけましょうか?Universal Flow Therapy としては、「今あるもの(こと)に気づく」と謳ってきました。ここで気づきは、大いに関係があります。
気づき
気づきとは、いつもと同じ日々の出来事の中で、全く新たな発見をしたかのような状態です。気づくことで、問題点の肝が分かって解決策を見出せたり、俯瞰し「なぜこんなことで悩んでいたのか?」とさえ思えるように。
大きな気づきを得たいと考えるなら、相応な実践は必要不可欠です。「量より質」派な方でも、「最低限の量」なしには質を高められません。『人事を尽くして天命を待つ』のとおり、やるべきことをなさずに成果を期待しても、裏目に出て良心の呵責にさいなまれるんじゃないでしょうか?
達成感を感じきれるような実践を経て、体がご主人様であるあなたに感動した時、心と体の調和がもたらされます。体が、何らかの現象を通して最適な「何か」をシェアします。それこそがよく言われる【気づき】です。
初めての世話人
気づいた時、どんな変化が起こるでしょうか?
例えば、初めて「掃除に学ぶ会」の世話人になった時のエピソード。この時はこの流れでしたが、「感謝・反省・決意」という順番が、時と状況によって変わり得ます。
歌舞伎町掃除を始めて20周年という節目な日で、参加者が全国からいらっしゃいました。地方で歌舞伎町が初めてという方に、迷わないよう案内役を賜りました。
掃除をする皆さんが、光り輝いて見えました。今までひたむきに掃除に取り組んできた私の投影が、掃除をする皆さんだと実感しました。夢中に実践していると、周囲が見えなくなります。だからこそ、世話人という役割分担が必要なんだと気づきました。
気づきを得た時点で、今までの出来事が回想されました。なぜ私は、「自分勝手に掃除場所を進めるな」と注意されていたのか?まさに疑問が氷解した瞬間でした。それでも、今こうして存在できています。許されている実感。この時、「反省」という意味を強烈に味わいました。
同時に、許されて存在できている喜びも、こみ上げてきました。だからこそ、2度と同じ過ちを繰り返さないと決意しています。「周囲をよく見ろ」と、掃除だけじゃなく様々な場面で言われてきた喜びと恥ずかしさ。深く味わい噛みしめます。
Universal Flow Therapy では、発症経路を根絶やしにするべく、原因の原因をたどります。結果、あなたが願う「本来あるべき状態」「理想の状態」を目指します。「感謝・反省・決意」は、キーワードとしてかなり多用します。あなたの理想を具現化するために。