面食らう整体
めぐみさん「本日は、私が今お世話になっているところへお伺いしています。それは、Universal Flow Therapy 健創庵の龍先生です。いつもありがとうございます!」
いゃいゃ、こちらこそ勉強させていただいています。
めぐみさん「整体セラピーですから、一般的には『整体の先生』のカテゴリーに入ると思うんですが・・・。実際4年前にも途中まで受けさせていただけ、今回は2度目です。一般的な施術だと思ってくると・・・」
面食らいますよね。
めぐみさん「まず、あまり体に触れないじゃないですか。」
触れてはいますが、一般的な触れ方とは全く違いますよね。
肩の反射区と施術の特異性
めぐみさん「というのは、最も多く触れるのが、肩なんです。私、初めて知ったのが、肩に反射区があるということ。足裏は有名ですが、肩はほとんどの方が知らないんじゃないですか?」
そうでしょうね。
めぐみさん「すべての体の役割が、足裏と同じように肩にもあるんですか?」
すべてがあるかは、まだ分かりません。ただ、関連性からつなげていくことはできますね。
めぐみさん「通常の整体というと、体をほぐしたり骨格を整えていくことで、体のトラブルを解消していくニュアンスじゃないですか?ところが吉永先生の場合、ちょっと違いますよね?」
はい。かなり。
めぐみさん「【かなり!】ですよね!施術がどんな意味合いで他とどう違い、どんな効果を生んでいく可能性があるのかを、紐解いてみましょう。ちなみに私、あと2週で1サイクルを終えます。終えてから、再度深い話をおうかがいできたらと思うんです。」
はい!ぜひ!!もぉかなりウェルカムです!!!
雑談から課題特定へ
めぐみさん「施術時間の大半は、カウンセリングというか、たわいもない雑談ですよね。龍先生は、そんな話の中に何を聴いているんでしょうか?」
どうぞ話したいことを〜〜〜と言っていますが、話の中に何かしらのキーワードが生まれてくるんですょ。「体の声」と表現していますが、無意識に語っていただくほどに、ダイレクトに伝わって来やすいですね。
めぐみさん「それはインスピレーションでひらめく感じですか?」
そうですね。
めぐみさん「今、先生の施術ルームにお伺いしています。そこにある模造紙に臓器の名前とプラスやマイナスの心の動きや感情が書かれています。『今日は◯◯ですね』と、膵臓や脾臓の・・・と言われた部分に書かれている箇所を見ると、〈まさに今の私にピッタンコ!〉というのが出てくるんですよ!それは、たわいもない雑談から見出されるんですか?」
そうですね。ひらめきに近いんでしょうが、体が何を言わんとしているのかが、無意識なほどに表れやすくなってきます。
めぐみさん「へー、そうなんですね。そしてそのひらめきが、例えば『腎臓ですよ』となったとするじゃないですか。とすると、《愛編:平和主義・分析力・頭脳明晰・冷静沈着、恐怖編:ぎっくり腰の主要因・惨めさ、劣等感、孤独感・・・》なんて解説が、今の私にピッタンコで、毎回オドロいています。
これが、【私の体の声】として響いてくるんですか?」
そうですね。
メッセージなキーワード
めぐみさん「そしてその部分を施術していきましょうとなるんですが、その間にもいろんなインスピレーションが湧いてくるんですか?」
そうですね。はい。例えば、昨日妹さん(どちらも70代)を連れてこられた方。その妹さんの例が分かりやすいんで、ご紹介します。
話を聴いていて、どう考えても素晴らしい人格者なんですよ。ですが、なぜか腑に落ちないんです。降りてくるメッセージが、《価値観の押し付け》だったから。「?」が飛び交い、混乱です。「目の前のこの方、素晴らしい人格者なのに、何で価値観押し付けてんの?」と・・・。
「本当かどうかウソくさいんですが、確かめさせてもらえません?」と、指で確認できる手法ありますから、「ぅわ!本当だ!!」ってYesになっちゃったんです。
めぐみさん「Oリングテストのことですよね。じゃあその方は、価値観を押し付けていたんですね?」
はい。お姉さんが連れてきた理由がまさにそれで、「はっきり自覚して欲しかった。龍先生に全てを代弁してもらえた!」と、喜んでお帰りに。
実際、体の部位につなげてみると、腸に相当します(主に最も影響してくる箇所)。実際やはり便秘はじめ腸に関わる問題がある。加えてご自身の課題は、なぜかコミュニケーションがうまくいかないことでした。
めぐみさん「そうなんですか。へー!たわいもない雑談からインスピレーションが湧いてきて、Oリングで確認したらまさにそのとおりだったと」
はい。
マジメさが裏目に
めぐみさん「それに基づいて、肩の反射区と腸の施術を行ったと。その結果、どうなったんですか?」
その方、看護師なんです。70過ぎてながら、めちゃめちゃ頑張っているんです。だから「キツイ状況で休みたくても、押しのけてやり通さなければという価値観」を持たれていました。
めぐみさん「あ!周囲の方だけじゃなく、ご本人に対し押し付けて、ギュウギュウにしていたんですね!」
はい。だから周囲の皆さんがキツそうに見えた時には「あなた、ちょっと休んだら?」と言うこともあるそうです。しかしご本人がすごく頑張っていることもあり、休みづらくさせる状態となってしまっていました。
めぐみさん「なるほど!そういう方に限って、マジメじゃないですか。一般的なアプローチからじゃ『休んだほうがいい』って言葉、届かないんですよね。しかも日常的にいろんな方と接する中にも、マジメな方にほど届けたい言葉が届かなかったり」
そうなんですよ。全くです。
めぐみさん「ところが龍先生のアプローチだと、ご本人の体の悲鳴がご自身に届くようになりますね『えー!私の体って、そんなこと訴えてるの!』と形を変えて届けてくださって・・・『それは大変だ!じゃあ言い分を聴いた方がいいかもね』と切り替えれるんですね。
なので、ご本人に腑に落ちて、『じゃあちょっと考え方変えてみようかな?』って具合に行き着くかなと感じているんですよ」
ですね。はい。
体と向き合う愛情コンサルタント
めぐみさん「通常の整体だと、体に対してのアプローチ。終始一貫そんな感じでしょうけど、まさに『Universal Flow Therapy 』って、セラピーがくっついちゃっている点がそのとおりで、カウンセリング的要素がすごく強いですよね?
なのでこれを繰り返していくと、ずーっと自分の心に溜まっていたどうすることもできなかったエリアが開かれてくるかと思えるんですよね」
そうですよね。全くそのとおりだと思います。
先日、「体と向き合う愛情コンサルタント」を、夢で語っていました。
めぐみさん「それは、ご自身がお休み中に降ってきた言葉ですか?」
そうですね。熱く解説していました。「これだ!」と思えたんですが、夢で語っていただけですから、何のことやらさっぱりでもあったんです。熱く語っていたものの、詳細には覚えていませんでした。
Universal Flow Therapy の強み
瞑想に瞑想を繰り返して、腑に落としてきた結果、《Universal Flow Therapyでしか解決できないこととは?》に行き着きました。それは、「潜在的コリ」という病気の種を、どう扱うかにこだわっています。
めぐみさん「なるほど。自覚症状がないエリアですね」
はい。慢性的コリとは明らかにちがいます。なんてったって、自覚症状がないんだから。積もり積もった結果、不治と言われるような大病です。
めぐみさん「なるほど。表面化してしまったら、病名つけられますからね。種の状態から摘み取ってしまい、まっさらにしてしまおうよってことなんですね」
はい。その問題の本質が、価値観です。
めぐみさん「そういうことですか!さっきの方を例にとると、押し付けていた価値観。この方の場合は顕著ですが、形を変えて全ての方が、何かしら持っていますよね
いい形で掘り起こし、病気という形になる前に見つけて、まっさらにしてしまおうと。それが今、先生がなさっていることなんですね」
価値観を尊重する
ですね。それで「浮気したい!」って方と、話す機会がありました。私は「浮気なんて許せない派」ですから、周囲の皆さんケンカになるんじゃないかと心配していたらしいんですよ。その彼との対話で気づいたこと。彼は、「浮気をすることで成長し、幸せになれる」という価値観を持っていました。
めぐみさん「なるほど。どこかの時点ですり替わってしまったんでしょうね。客観視するとまちがった感覚ですが、『それこそが自分を成長させる』と思い込んじゃったんでしょうね。思いこんだ根っこは、成長や幸せだった。じゃ別の方法とればいいじゃないですかとなりますからね」
はい。成長や幸せを欲する欲求こそが、愛情なんですよ。だから体からの愛情を、ダイレクトにお伝えすることが私の天命なんだと行き着きました。
めぐみさん「素晴らしい!よく分かりました!!!
そしたらあと2回、施術を受けさせていただきます。その結果、私の中にどんな変化が起きるのかを踏まえて、再度インタビューさせていただこうと思います。
本日は、ありがとうございます!これからもよろしくお願いしますm(_ _)m」
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ステキなインタビュー、ありがとうございます!改めて文字起こしてみて、的確に聴いていただけたと、感謝にたえません。
これからも、目の前の方の話をよく聴き(訊き)、価値観を尊重していきます。