溜め込んできた感情
いませんか?あなたの周囲に。本音を言わず、上っ面の優等生を装い繕っているような方・・・。そんな方に対して、どんな気持ちが湧いてきますか?もし怪訝or不快な何かを感じるなら、原因を解明できるかもしれません(変形性同質要素)。
私にも確実にあります(少し前までは強烈に蔓延っていましたが、ずーっと向き合ってきたおかげか、かなり払拭されてきたと感じています。若かりし頃は、素直に感情を出せていると思い込んでいました)。
上辺では善人を装い感情を素直に出せず、心の奥底では何を考えてるのか分からない状態。優等生ぶった方に対して、本音を暴露させたい気持ちになっていました。この言葉の発端は「肝臓が、感情(特に怒り)をコントロールしている」と分かってきたからです。
ある施術にて
ある方に肝臓が弱っているからと、「よく怒っています?」と質問したら、「怒りの感情がどんなものか、よく分からない。怒ってる人を見ると、悲しくなるか恐怖を感じます」と返ってきました。
それでも、体は「肝臓が問題」と訴えてきます。引き出しポイント(コリリンテーブル)で痛みを引き出しつつ、肝臓を繰り返す中に、問題が表面化してきました。臓器があまりに弱っているがゆえに、感情が麻痺していました。今では大きく変わり、怒っている方を見ても柔和に変えて感情移入できるようになったらしく、「すごくスッキリした!」と喜んでいただけています。
後日、ある50代男性の告白から、様相が鮮明化してきました。彼のお悩みは「優しいという評価」です。一見なぜ問題なのか、意味が分かりませんでした。
彼が言わんとしていることを、ある事例として表現してみましょう。ラッシュアワーのある朝、絶対に座ると決め、始発駅へ移動して整列して待っていました。並んでやっと座れた席のまん前に、杖をついた腰が曲がったおばあちゃん!良心基準の高さゆえに、席を譲ってしまいました。
ここではっきり言えることは、彼は席を譲りたいとは全く考えていません。結局は始発駅まで移動した分、早く家を出たのですから、疲弊度は加速化します。自発性0ですから、「いいことしたな」という安らぎ感もさらに重なります。
麻痺の恐怖
怒りから解放された、肝臓の本来あるべき状態は、「喜び」「上機嫌」「叱る」「感謝」と見なしています。あなたはどうとらえますか?麻痺状態にある方は、本来あるべき状態の感情をどれくらい持ち合わせておられるでしょう?
怒りっぽい方や感情を解放しようと麻痺状態から快復傾向にあると、怒りの感情がさらに新たな怒りの感情を生み出す事があります。治まるのにかなりの時間と労力を費やし、多大な損害を被る事もあり得ます。
メリットは、嬉しい時は嬉しいと、素直に感情表現できる方が多いです(ただ一般的に、怒りやすい方はいい環境を引き寄せませんから、怒る度合いがドンドン増えていきます)。
こらえると、「怒り」というゴミ箱にギューッと詰め込み、抑え込んでいるような状況になります。溜め込んだゴミ箱のように、溢れ出す時の恐怖が潜在的に分かる方は、どこかでストレス発散させます(分かりやすいのは、家族等近い間柄への八つ当たり)。
体の訴えに対して、「今それどころじゃないんだから、ちょっと黙っててよ!」なんて退け続けるうちに、体は「ご主人様(あなた)が感情をあまりにも出そうとしないから、僕らは邪魔な存在らしい。当たり障りなく過ごしていこう」となっていきます。結果、免疫力が下がり、様々患うようになってきます(認知症の根本解放策)。
先天と後天
生まれてからずーっと、「怒りの感情が分からない」「親もいつも怒っていた」という方、けっこういらっしゃいます。こちら血統的な問題が絡んできます。あなたご自身だけの問題ではなさそうです。
「親族の〇〇がガンで死んだから、私もそうなるのか?」と心配される方がいらっしゃいます。可能性がない事はありません。なぜなら、似たような「習慣」を持たれた方が多いからです。
潜在的コリとは、「血統的習慣性によってできたコリ」です。それこそが、「潜在的コリの解放=過去の清算」と書いている理由です。先祖の皆さんが悩んできた問題を、子孫が受け継ぐ前に誰かが断ち切り転換させねばなりません(霊魂の憑依ランキング)。
怒りをさらけ出している場合、問題意識(課題)を明確にしやすいですから、解決は早いです。溜め込み表現しようとしない(麻痺状態)方は、自覚症状がないため、なかなか問題だとは捉えきれません。
たいていの病院の検査等では、結果のみしか見つめません。多くは「原因不明」で片付けられてしまうでしょう(もちろん中には、しっかり向き合おうとされる素晴らしい医師もたくさんいらっしゃいます)。
「心=体=環境」です。どうしても納得できない何かがあるのなら、こういった関係性を見つめてみられてはいかがでしょう?