今朝、ある方との対話。「実は私、ネガティブなんです。あえて悟られたくないので、明るく振る舞ってきました。」とコメントいただきました。
なぜ隠し通そうと考えていた、この言葉が出てきたのか?私がもともと極めてネガティブ人だったことをお伝えしたことがきっかけとなりました。
20代当時から悩みを打ち明けられることが多く、なぜか安心されていました。施術家当時に、あるお客様より「あなたの前では、安心してネガティブになれる」と評していただけたこと。初めて自分のネガティブさを許容できました。
10年以上の時を経た今、ネガティブ性に誇りを感じています。まだまだ私の闇は完全に払拭されたわけではありません。おそらくは、永遠になくなることがないでしょう。だからいい。なぜなら、「闇の深み」こそが私だと自覚したからです。私は生涯をかけて、自分の中にある闇を解放し続けます。
自殺願望
物心ついてから中卒で自衛官になり40歳前後までは、強烈な自殺願望といつも隣り合わせな境地でした。特に20代までは夢も志もなく、何のために生きているのか考えに考え抜きました。
どんなに考えても答えは出ません。考えるほどに、話が噛み合わなくなっていきます。孤独でした。東京という大都会の真ん中で、多くの人々に囲まれていても。
何かを頑張ろうとすると、うまくいったこともあれば裏目に出てしまったことも。記憶には裏目に出てしまったことが鮮明に残ってしまいます。「私は頑張らない方が世のためなのでは?」なんて思いが込み上げてきます。
整体師として初の起業。出張のみで信用されず、昼夜分かたずアルバイト。施術中に寝たことも。自己嫌悪に苛まれ、「私は存在していない方がいいのでは?」本当に悩みました。
多くの営業職に就いてきましたが、成果を出せず何度も転職。たまに成果を出せるも、なぜ出せたのか?何がよかったのか?無我夢中でやってきた私にはさっぱり分かりませんでした。
自殺願望に苛まれつつも死ななかった理由は、生まれてしまったからです。生まれてしまった以上、多くの皆さんに恩を受けてきました。恩を受けておきながら勝手に死んでいく自分を、どうしても許せませんでした。
最も価値ある投資
ある日、逆算思考をひらめきます。「過去→現在→未来」という時間の流れがあるなら、「未来→現在→過去」という流れもあるはずです。「私が望む未来とは?」を問いかけ、今の企業理念に準ずる「認め合える感動世界の創造」だと明確化されました。
工事現場や警備業、牛丼屋にドラッグストア、・・・・・望む自分になるために、いくつもの仕事を経てきました。
振り返ってしみじみ感じること。根底が「どうせ私はダメだから」というマインドセットだった点。「できるわけがない」と思い込んで行動している以上、相応の結果は原理原則に適っています。
孤独だと感じてきた私は、無意識で突っぱねていたにすぎませんでした。周囲は私に愛情を持って関わろうとしてくださっていたにも関わらず、拒絶し続けていたのです。
「最も価値ある投資は自己投資」本当にそのとおりだと確信しています。私の中にある闇を解放し、才能開花を実感できた分、成長があります。どんなに嘲られ罵られようが、努力することの価値を信じてきました。
あなたはあなたの中にある闇、どのようにとらえていらっしゃいますか?