あなたは、「自己肯定感」を上げたいとお考えでしょうか?一般的によく目耳にするキーワードですが、私は高い方を羨ましく感じながら、どうしても必要だとは思えません。
名前を日常的に意識するようになってきたので、考えついた「名前肯定感」はかなり重要しています。だからと言って、すべての皆さんに重要かどうかは曖昧です。
Universal Flow Therapy における企業理念は「理想を讃え認め合える感動世界の創造」です。私個人における理想やビジョンは、「人類の痛みの解放」だと謳っています。「世界中すべての皆さんに、未来永劫において中心軸となり得るものとは?」ずっと考え悩んでいます。
候補としてあげてもいいのでは?と感じているのが、「自己承認感」です。「自己肯定感」「自己効力感」があるのに、「自己承認感」はありません。自己承認に「感」がつくことで、どれくらい変わり得るのでしょうか?
自己承認感は「動詞としての愛」の根幹
スティーブン・R・コヴィー博士は『7つの習慣』で、「愛は動詞である」と語りました。愛が単なる感情や思いではなく、具体的な行為を通じて育まれるものだというこの言葉は、自己承認感の概念にも深くつながります。
コヴィー博士の例えに当てはめるなら、「自己承認」は名詞的だと解釈できるのではないかと見立てています。あなたはどのようにお考えでしょう?
自己承認感とは、あなたご自身へ日々の行動の中で価値を与えるプロセスです。内面の自己理解から始まり、行動を通じて現実化されていくのです。PDCAをサイクル化させていくように、螺旋型の循環運動を起こせる中心軸に、十分なり得ると主張しています。
気持ち・感情・言葉という3層構造
自己承認感の核を理解するには、「気持ち・感情・言葉」の3層へのフォーカスが重要です。内面から外面への変化を促すプロセスを視覚化するもので、まさに自己承認感の段階的発展を表しています。
気持ち(Be〜State of Being・Essence)
最も核となる部分です。あなたの本音、心の奥底にある感覚を無視せず感じとることが、自己承認感の始まりです。あなたが存在するあり方を示します。「Be」は、あなたの存在の根本的な状態を指し、価値観や信念に由来します。
「神対応」とは、即時的な行動が感動的な結果を生む瞬間を指します。このような行動は、自己承認感による心の余裕が背景にあるのです。いつも習慣づけていることが咄嗟の反応に出てきます。まさに「神対応」「塩対応」の分かれ道なのです。
感情(Do〜Emotion in Action・Emotional Response)
気持ちが表に出ることで感情が生まれます。例えば、自分への不安や喜びが感情として現れる瞬間です。湧いてくる感情を素直に受け入れることで、自己承認が深まります。
感情の即時的な反応が、行動として表現されることを指します。何かを行動に移す(Do)際、その背景に感情が働いているという意味合いです。
言葉(Have〜Expression・Language Embodiment・Verbal Manifestation”)
気持ちと感情が言葉として表現され、自他ともにコミュニケーションが始まります。重要なポイントは、自己承認感が言葉の選択や話し方にも反映されることです。「愛は動詞である」のように、行為としての愛が日常の会話や行動に現れるのと同様に、自己承認感も行動として表れます。
言葉は、内面で感じたことや行動に移した結果を「持つもの」として表現します。「Have」は、内面や行動が具体的な言語によって表面化いたします。
「名前肯定感」と自己承認感の結びつき
名前は、あなた自身を象徴するシンボルであり、その肯定感が自己承認感を育むきっかけになります。名前を通じて自分の価値を再認識することは、内面的な成長と自己理解の鍵です。名前肯定感を経なければ、自己承認感には気づけませんでした。
例えば、Hさんが「光」という名前の意味に気づき、自分を「周囲に光を与える存在」と再定義し、毎日動画を公開すると決断。Yさんは総画が20なことを気にしておられましたが、「祐子」の名前に「右」が入っていることから、スピリチュアルカウンセラーとしてのアイデンティティに気づかれました。まさに名前は、人生における自己承認の核となります。
私と名前について語り合っていると、多くの皆さんが「悪いと感じていたけど、どうでもよく思えてきた」と評してくださいます。この世に「悪い名前」は絶対に存在していません。まずはご本人自身において、「いいか悪いかではない」という解放状態が出発点だとみなしています。
自立と自己承認感の関係
自立とは、他者との信頼関係を大切にしながらも、自らの価値を認め、自発的に適応していく状態です。Universal Flow Therapy で定義づけている自立は、自己承認感を伴わなければ不完全です。なぜなら、自己承認感がなければ、自立はただの孤立になりかねないからです。
この方の場合、対話を通じてご本人の魅力に気づいていかれました。迷っていたわけではありませんでしたが、迷いや恐怖が0ではないことや、本気だと確信する結果となりました。内外ともに美しく尊敬するお1人です。
結論~言葉と感情が紡ぎ出す気持ちと成長への道
気持ちが変わり続けることは自然なことです。否定することなく「今の気持ちはこうだ」と受け止め、価値を見出す力が重要です。これが「自己承認感」につながります。変わりゆく気持ちを責めず、あるがままを認めることで、あなたご自身への信頼感が生まれます。
自己承認感とは、愛が動詞であるように、日々の行為と選択を通じて育まれるものです。あなたの名前を肯定し、気持ち・感情・言葉のプロセスを意識することで、あなたは存在価値を確立し、真の自立へと歩み出せます。
「あなたの名前から、どんな未来を描きたいですか?」
「あなたの名前が持つ意味に気づき、どのように人生を変えられるでしょうか?」
「あなたの気持ち・感情・言葉のバランスはとれていますか?」
この問いがあなたの自己承認感を高め、あなたの人生に新たな光を灯すきっかけとなりますよう祈りながら・・・。