お客様の体にインタビュー
施術において、お客様の体にインタビューをさせていただいてまいりました。ほぼすべての体は、お客様ご自身のことを「ご主人様(さん)」と称していました。
あなたは、あなたご自身の◯◯に、何かコンプレックスをお持ちかもしれません。私自身、髪が太くて固くて多くてくせ毛で、大いに困っています。他にも様々な切り口から、大いに劣等感を抱いておりました。
体の言い分からは、ご主人様を選べません。あなたが死ぬまで永遠に一瞬たりとも離れることはできないのです。もし、あなたが体の立場なら、嫌っている方にどのように接しますか?
様々インタビューさせていただき、大きく3つにまとめました。
すべての体の願い
1 成長(学習意欲)
もともと私たち生命体に例外なく働いている生命維持機能は、自然治癒力を有しています。発熱しても時を経て平熱に戻るように、体なりの明確な基準を持っています。
各人各様な基準により何を受け入れ吸収し、何を拒み排除しようとするのか、あなたが願うように対応しようと試みています。日本人の腸は、西洋人に比べ長いという話、聴いたことありませんか?食はじめ異なる環境や文化に、体の構造を適応させてきたのです。
私自身10km走るなんて、イメージさえもできませんでした。今は時間をかければ10マイルまでは走れるイメージを持てるようになりました。
未知のウィルスが体内へ入ってきた場合、白血球がウィルスを調査します。もし害があれば抗体を作り出し、再度侵入すれば即対応する仕組みを形成いたします。
2 あるがまま
1で書いたとおり、体なりの明確な基準を持っています。体にあるということは、心(メンタル等)にもあります。なぜなら、心と体は一心同体のセットだからです。
では心の基準とは何でしょうか?それは、「あなたが強く長く思い描いてきたイメージ」です。体の言い分としては、ご主人様であるあなたが自己対話してきた言葉にしか興味がありません。よって法や倫理観とは全く無関係です。
セルフイメージが強烈に低かった私は、紙1枚持っただけでギックリ腰になったこともありました。原因は、溜め込み続けた感情の暴発だと気づいた時、本音の基準を変えるしかないと考えるように。薄皮をはがすように継続させてきたがゆえの今だと噛みしめています。
3 大好き!
3であるこちらが最も重要だと認識しており、ご主人様であるあなたの願いに応えるために、1・2を覆してでもと考えています。生命維持機能という視点からは、明らかに矛盾しています。
前提で書いたとおり、体はご主人様を変えられません。あなたが死ぬまで永遠に一瞬たりとも離れることができません。もしご主人様に嫌われているなら、生命維持機能に準じて相応の対応をしようと試みます。
代表例として、ご主人様が嫌な記憶を抱えて悩んでいれば、忘れさせるよう脳の機能を麻痺させたりします。あなたの成長に応じて、当時の封印を解放できる機会を窺っています。体の言い分からの表現方法が、「痛み」なのです。
ご本人の許容範囲を超えた場合、ゴミ箱にフタをし続けたモノが溢れ出したりな事態が起きてきます。ご本人は隠しているつもりでも、周囲の皆さんにはあからさまに分かってしまう場合が多いです。
許容範囲が大きく(人格者で器が大きく)溜め込み続けた場合、認知症や脳血管障害等の大惨事になりかねません。嫌な記憶を忘れさせるためには、脳の経路を麻痺させることが手っ取り早いです。脳の経路を麻痺させるためには、血流を滞らせればいい。生命体としての機能は損なわれても、ご主人様の願いに応えるためなら・・・。
あなたに対して「◯◯◯した方がいいですよ!」などと説教じみたことを言う気持ちはさらさらありません。あなたご自身が、あなたの人生を生きる主人公として、どう向き合うかを決めてみるのもいいのではないでしょうか?