長期にわたってとらわれ続けてきた正しさ。あなたにはどのように映っていますか?

問題は立派な教え
ダイエットに強烈な執着を持つ女性がいらっしゃいました。あらゆる方法を試してきました。それでも望む結果が出ないという状況の50代半ば。
問題は、意志でも方法でもありませんでした。対話から浮き彫り化されてきたのは・・・。彼女の祖父の代から、額に入れて大切に受け継いできたもの。福沢諭吉の家訓です。
1.嘘をつくべからず。
1.物を拾うべからず。
1.父母に聞かずして、物を貰うべからず。
1.強情を張るべからず。
1.兄弟喧嘩、かたく無用。
1.人の噂、かたく無用。
立派な教えです。彼女の家族も、そう信じて疑いませんでした。しかし彼女の潜在意識は、特定のキーワードに縛られていたようです。体からのメッセージを根拠に、その額を捨てることに。
脳は、キーワードに反応します。今は体に触れないエネルギー療法にも携わっています。対話を通じて、脳に尋ねる感覚でお客様にお訊きしています。深掘りし突き詰めていくと、「呪縛」「解放」ともにキーワードによって支配されているのです。
そもそも潜在意識とはどういうものなのでしょうか?多くの皆さんは「複雑怪奇でどうしようもないもの」だと考えがちです。いかに難解でも、噛み砕きシンプル化させることで全体像を把握できるようになります。
ダイエットと正しさ
私はかつてスキーで、リフトの柱に激突したことがあります。直前まで自分に言い聞かせていた言葉は「柱にぶつかるぞ。柱には絶対にぶつかりたくない。どうしたら柱を避けて滑りきれるのか?」でした。脳は「柱にぶつかる」をどう処理するのでしょうか?
「だから柱に向かっていくなって!柱にぶつかりたくないんだよ!」何度も何度も避けようともがきました。脳が認識したのは「柱」「ぶつかる」です。結果、そちらへまっしぐらに、ぶつかりました。
よかれと思って唱え続けた言葉が、避けたい方向へ向かっていく命令になっていたのです。
スキーの話と彼女に起きていたことも、構造は同じです。10年以上経った今、『福沢諭吉の家訓』の問題は、「正しさ」だったのでは?正しさを押し付けられても、幸福になれるとはどうしても思えません。
ダイエットと正しさが、彼女の中でどうつながっていたのでしょうか?当時は考え至りませんでしたが、体が幸福にはなれないと拒絶反応を起こしていたのかもしれません。ご主人様である彼女の信条に相反するものであれば、受け入れることはできません。
あなたにおいても、「正しい」とこだわってきたもの、ありませんか?家訓でなくても、口癖でも、暗黙のルールでも。その正しさは、あなたにもふさわしいのでしょうか?
解放とは
私が主張する解放の定義とは、「あってもなくてもどちらでもいい」です。真偽や正否を超えた先に、本当に望んでいるものがあるように思えてなりません。私はそう確信していますが、あなたにはいかがでしょうか?
潜在意識はご主人様であるあなたの願いを忠実に実行し続けます。あなたが意識していなくても。あなたがもうそれを信じていなくても。だからこそ方向&軌道修正を要するのです。
これが伝統(血統的習慣性)の正体です。表現を変えれば遺伝。代々受け継がれてきた「縛りの構造」です。ご先祖様だけではなく、前世もあり得ます。幼少期に意味不明な行動をする理由は、ご先祖様や前世の影響だとも考えられませんか?
あなたご自身が定めてようが、「正しさ」をいったん手放し、本来の自主軸から人生を組み直していくことをオススメしています。潜在意識は「書き換え」よりも「解放」「方向&軌道修正」が好相性だと主張しています。
受け継いだものを否定するためではありません。それが本当に「今ココにおけるあなたのもの」かどうかを、確かめるために。本来のあなたは、絶対に光り輝いているのです。