
これまでの学びを振り返ってみて思うこと。なんとなく違和感がある。
カリスマの種類を知り、どのタイプかを理解した。自立や孤高の意味を理解し、成功へのビジョンを思い描けた。しかしながら、なぜか落とし込めない。うまくなじませきれないもどかしさがある。共感の輪が自然と広がるには、もう1つ何かが必要なのではないか?
「伝えること」と「伝わること」は違う。ただ情報を発信するだけでは、深い共感にはつながらない。では、一体いかに補っていけばいいのか?
龍先生は、静かに語りかける。
「伝わり、深まるためには、『3つのP』が鍵です」
Presence(あり方)〜伝わる土台
「本当に伝わる方とは、ただ話が上手いだけではありません。ご本人そのものが存在価値で、信頼を生み出しています」
「確かに、経営者でも本当にステキな方は、いるだけで空気を変えてしまう存在感がありますね。」
「そうです。あり方(Presence)とは、単なる目立つことではありません。『自立したあり方』そのものが、周囲に伝わっている状態を指します。
✅ 土台が中心軸となりブレないからこそ、信頼感が生まれる
✅ 本当に自立した方は、無理にアピールしなくても、自然と場を惹きつける
✅ 言葉よりも、『姿勢・振る舞い・決断の一貫性』が、にじみ出てくる」
「では、どうすればあり方(Presence)を磨けるんでしょう?」
「自己認識を深め、自らの立ち位置を明確にすることです。 自立し孤高であることは、その第一歩ですね。」
Persuasion(伝達力)〜共感を生み出す
「伝えることと、相手が納得して動きたくなることは別の話です。共感を生み出す伝え方には、条件があります。」
「何でしょう?」
「相手の価値観に寄り添いながら、核心を突くことです。 伝わる方は、単に論理的に話すのではなく、相手が『まさにそれだ!』と感じるポイントにフォーカスしていませんか?」
「つまり、説得するんではなく、欲求を引き出すということですね?」
「そのとおりです。共感が生まれると、人は自然と動きたくなるもの。納得感がある伝え方は、論理と感情のバランスがとれています。」
「では、伝え方を磨くには?」
「一貫性と信念です。 想いと言葉と行動が一致している方ほど、自然と共感を得られるのです。」
「なるほど・・・私自身、もっと行動で示したいですね。並行して心を耕していく必要もあること、理解できました」
Purpose(目的観)〜核の深み
「そうですよね。『心を耕す』いい言葉ですね。私も使わせていただきます。心を耕すことを目的観と表現できそうです。目的観とは、何のために生き、何を大切にするかという根本的な価値観です。
目的観がある方は、共感の輪を広げます。『何のためにこの仕事をしているのか?』『何を目指しているのか?』『なぜやっているのか?』が明確な方には、自然とついてくるんです。」
「確かに、強い想いを持っている方は、惹きつけますね。私はシャネルを尊敬していますが、彼女の想いにとても憧れています。」
「シャネル!いいですね。そうなんです。目的観(Purpose)が明確であればあるほど、相手も安心して共感し、一緒に歩みたくなる。『この人となら、一緒に成長できる』と思わせる力が、深く伝わる要素です。」
「私も、想いをもっと明確に打ち出していく必要がありますね。」
「ええ。そのためには、目的を言語化し、常に発信し続けることです。」
伝わり深まるために
「つまり、『あり方(Presence)』『伝達力(Persuasion)』『目的観(Purpose)』がそろって初めて、本当に伝わるということですね?」
「その通りです。どれか1つが欠けても、伝えたつもりが伝わらないことになります。自立軸という造語を提唱していますが、自立の規模に比例して、回転するコマのように信頼関係に違いが生じてきます」
「自立軸。初めて聴きました。自分軸や他人軸という言葉には違和感あったので、なんとなくしっくりきます。まずはこの3Pを意識しながら行動してみます!」
「素晴らしいです。そして次のステップとして、さらに伝わり深めるために、3つのC(明確さ・つながり・確信) もあります。」
「3つのC?」
「それはまた次回、お話ししましょう。」
こうして私は、伝わるための根幹を理解し、次のステップへと進んでいく。
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まずは誰かに魅せるよりも、「私自身が読み返したくなる文章」にこだわってみました。
あなたの「3P」は整っていますか?
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