魂からの叫びに向き合う

大好きな句より

今こそ魂からの声に耳を傾ける時だと感じています。 

『平家物語』冒頭文

個人的に大好きな箇所で、他は詳細に疎いですが、こちらだけはグサッと突き刺さりました。 

自称「宝くじの億万長者は、自滅の蟻地獄にはまったようなもの」と言ってきました。労せずして培ってきたものは、流れていくのも早いもの。パチンコや競馬等で、何の考えもなくたまたま一攫千金を得たような方もそうですね(パチプロや競馬プロの皆さんは「どこの台が出る」等ちゃんと研究されての成果なんでしょうから、正しく評価すべき点もあるとも考えています)。 

私は「なぜやるのか?」といった動機を重んじるようにしています。明確な動機を持った時、必ずと言っていいくらいに継続できます。それが清いものであるほど、深まり広がってもいくでしょう。 

神様に出会った

大好きだった酒をやめて15年間やめていました。皆と楽しく飲む酒はホントにおいしく、いい思い出もたくさんあります。17歳から浴びるほど飲んでおりました(当時は横須賀で自衛官でした)。ある友達の結婚式で私は覚えていないんですが、スーツがびしょ濡れにになっていました。聞くと会場の玄関にあった噴水で泳いでいたんだとか・・・。信じられず、あっけにとられた事も。行きつけだったスナックでは「夜の帝王」と呼ばれた時期も。 

やめた理由は、飲んだ時だけ明るくなるという人間性。しかも調子に乗って友達を裏切るような事までしでかしたらしく、だんだん村八分にされるようになってきました。自分が嫌いだっただけに、根っこにあるマイナス要素が浮き彫り化されてきました。 

それからというもの、一人孤独に飲む事が多くなりました。うって変わって、全然おいしく感じません。ドツボにはまっていきました。 

ある時、「もうこれ以上落ち込みようがない」くらいにまで落ち込みました。その時、転換された実感があります。なんだかとても優しく温かい何かに包まれ、得体の知れない幸福感に満たされました。この時の体験を「神様に出会った」と言ってます。 

それからというもの、きっぱり酒を断ちました。隣の方のウーロンハイを間違えた事はたまにありましたが。酒を飲んでいなくとも酔った時のようなテンションでいれれば問題ないと考え、酔っている時の話を聞きつつそうなっていけるよう努めました。

魂からの叫び

本論に戻します。 

よく例えに出してきたのが、ロシア革命。 共産主義という理想的な平和な世の中にするため、世界中に闘争を繰り広げてきました。結果はどうなったか・・・。 

共産主義の皆さんは、「矛盾を生じさせ、闘争を繰り返していく事で発展していく」と言ってきました。そこでもし共産主義だけの世界になったとしたら、どうやって矛盾を起こし、誰と闘争すればいいんでしょうか? 

共産主義思想は、人間の頭脳から生まれてきた考え方です。なぜなら、出発点が憎しみだからです。どんなにすばらしい理想を掲げていようと、人間の頭脳(魂と似て非なるもの、低次元思考)から生まれてきたものは、それ相応の寿命でしかありません。 

20歳当時まで私は、バリバリの左翼派でした。自衛官でありながらもアンチ自衛隊・・・。「こんな私が国民の税金から給料をもらっていいのか?」と真剣に悩んでました。理由は「武器とは、殺し合うためのもの」という先入観が蔓延っていたからです。 

もし武器が完全に世界からなくなったら、ホントに平和な世の中になるでしょうか?否です。何でもない鉛筆でさえも、いくらでも殺人の道具になり得ます。世界中のすべての皆さんの心が高次元の魂レベルに引き上げられるまでは、武器はなくてはなりません。これを「軍事均衡(ミリタリーバランス)」と言います。 

地震等で皆さんの周囲のあらゆるものが、ものすごい勢いで変化していらっしゃるものと思います。実際地震を境に、ウツになっている方も段違いだそうです。 

少なくともあなたの体は確実に、ご自身を健康で長生きできるよう応援し続けています。今こそ動機・目的・目標を改めて見つめ直し、魂からの叫びを受け入れるべき時に来ているんじゃないでしょうか?