理解の7段階

先日いらした方、人を癒す仕事をしていきたい!と長期に亘って願い続けてきた素晴らしい女性でした。よく「人を受け入れたい」と常々おっしゃられています。Universal Flow Therapy の価値観にいたく共感いただき、志の共有にワクワクしています。

しかし受け入れようとも、どうしても踏み入れない大きな壁が、立ちはだかってるようにも感じていたそうです。「それが何なのか、まったく意味が分かりませんでした」と。

施術を通して浮き彫り化されてきたのは、理解せずに受け入れようとしていたから・・・。それが、いったいどんな問題へ発展するんでしょうか?以下は、他ではどうか分かりかねますが、Universal Flow Therapy としての解釈です。

何事にも、段階があります。

◇引き受ける

最上級の理解。自発的主体性。「あなたの〇〇は、素晴らしいですね!ぜひ私にもさせてください!」

例えば、経営理念「理想を讃え認め合える感動世界の創造」への情熱。生命と魂、全身全霊かけて成し遂げたいと意欲を持っています。まさに「させていただく」という感覚。能動的で、責任が伴い、自ら負う状況。

◇受け入れる

行動が伴う理解。「あなたの〇〇は、素晴らしいですね!私もさっそく取り入れてみますね(*^。^*)」「引き受ける」よりかは、積極性に欠け、消極的です。賛成 or 反対?で、賛成派。

◇受け止める

一般的理解。「確認」「傾聴」とも言えます。【要所をつかみまとめきれている】状態。「あなたの〇〇は、素晴らしいですね!今の私に必要かどうか、精査検討させていただきますね」

お客様方の長々としたまとまっていない話は、たいてい聴くだけで疲れます。重い内容ならなおさらです。要所をきっちりつかむ整理のサポートは、立派な仕事に十分なり得ます。

◇受け流す

理解すべき課題ながらも、現状では解決できない状況の対処案「あなたの〇〇は、・・・そうですか(相槌を打ち続ける)」

カウンセラーさんはじめ、悩みを聴くことが仕事な方には、必要不可欠です。かつ話のポイントをきちんとつかみ、「受け止める」に持っていくのは、かなり重要です。しかし全部を真剣に聴き続けるのは、至難の業です。

力を適度に抜き、リラックスした状態に持っていくこと。私は、「受け止める」と「受け流す」の使い分けが、理解する上では最も難しいと見なしています。

◇拒否する

拒絶状態。意見の擦れ違い。批判。「あなたの〇〇は、素晴らしいかもしれませんが、私には理解しかねます。」

時には毅然とした態度で断ることも、必要ではありませんか?新幹線等、速く走れるものほど、ブレーキ等制御に強くこだわってきたそうです。賛成 or 反対?で、反対派。

◇気にしない

意識して、関心を避けようとしている状態。例えば、(不平不満ばかり言っている方の話を)無視している状況。

言葉のやり取りを始めた時から、負のスパイラルにハマってしまう場面が多いです。例えば、電車の中でのケンカ。ついつい見て嫌な気持ちになったりしませんか?彼らは彼らで好きなようにさせ、あなたが気にしてマイナスな気持ちを抱く必要はありません。相手を改心させる自信や余裕がなければ、極力関わらないようにした方がいい場合も。

◇気にならない

完全な無関心。

例えば自問自答等で、考えに集中している時なんて、周囲の声が聞こえないなんて事ありませんか?瞑想状態に入っている時なんて、まさにそうですね。

私は電車のスキマ時間に、立ったままの瞑想をよくします。背筋を伸ばして深呼吸するだけでも、大いにスッキリできますょ(=^・^=)。すごくいいのは、ジョギング瞑想。走り続けること自体が瞑想です。

無我の境地は、没頭の極みです。何かに没頭して取り組んでいる時、時間が経つのを忘れるもの。「気にならない=集中力が研ぎ澄まされた」とも言えます。

最適な見極め

もしあなたが、この使い分けを自由自在かつ意図的に活用できたとしたら、どんな変化が起こりそうでしょうか?例えばもし、不都合な契約を引き受けようものなら、あなたの人生とんでもない事態になりかねません。退く事も勇気の1つです。

逆にあなたが「理解の7段階」の価値を理解せず、無頓着にコミュニケーションを交わしているなら、どのような結果となるでしょうか?

私自身気を使ってはいながらも、まだまだ発展途上中です。活用してみたあなたと、喜びと感動を分かち合えるよう、願ってやみません。