「すべては幸せのための伏線」という全承認の狂気

白鳥運子は31画(1) (マガジンポケットコミックス)

あなたは『白鳥運子は31画』(原作:松明明利、作画:ますやまある)というマンガ、ご存知でしょうか?「どうせ姓名判断系の、薄っぺらい話だろ」と冷えた感覚で読み始めたのを覚えています。

「あなたの名前は素晴らしい。大吉数だから、絶対に幸せになれる」

親からそう言われ、呪文のようにその言葉を握りしめてきた主人公。現実に待っていたのは「運子(うんこ)」(本名は「かずこ」)と弄ばれいじめられ、踏みにじられ続けた卑屈な人生。 そんな歪んだ人生の果てに、ついに一線を越え、殺人を犯してしまった1人の物語――。

『白鳥運子は31画』という物語の強烈な始まり。

警察に手錠をかけられ、取調室の冷たい光の下に晒されます。しかし彼女は怯えるどころか、不敵な笑みを浮かべます。なぜなら

「これもすべて、私が最高の幸せを掴むための、完璧な伏線だから」という強烈な確信。

不気味で、ゾクッとするほどの狂気。この1話目を読み終えた時、占い業界や世の自己啓発やスピリチュアルが孕む「最大の闇」と「核心」が、ここにすべて凝縮されていると確信しました。

占い業界が生み出した「怪物」

既存の姓名判断は、まるっきり悪印象なやり方で人間を縛り付けます。「この画数は大凶だから不幸になる」とアラ探しをし、不安を煽って依存させます。

しかしこの物語の主人公に起きた悲劇は、その真逆です。 彼女は「31画という大吉数(固定された正解)」を押し付けられたがゆえに、悲惨な現実とのギャップに心が耐えきれなくなり、決定的に歪んでいきます。

そして、追い詰められた彼女の魂が、最後にたどり着いたのが「解釈の逆算」。

「この殺人や強奪・偽装でさえも、私が私の人生の主人公として、より大きな救いを得るために自らセッティングした完璧なプログラムなのだ」。ここであなたに、問いたいのです。「本人が100%納得していれば、その解釈はすべて正義なのか?」。

他者を徹底的に排除し、自分の内側のつじつま合わせ(主観)だけを肥大化させた時、全承認のシステムは、他者の尊厳をも踏みにじる「全肯定の怪物」を生み出してしまいます。

「被害者」を辞める本当の覚悟

私が提唱している「姓名承認」や「幸せ解釈」においても、「どうぞ都合のいいように解釈してください」と言ってきました。このマンガを読んで、「現実逃避のための免罪符」を作り出してしまっているかもしれないと、恐怖を感じました。

主人公の彼女の決定的な間違いは、全承認のシステムを「犯した大罪から目を背け、自分を正当化するための言い訳」に使ってしまった点にあります。

本当の「人生の主権を取り戻す」とは、どういうことなのでしょうか?私が考える限りには、【自らがやらかしてしまった大失敗も、背負ってしまった業も、傷つき傷つけてしまった過去も。そのすべてを「自分が引き受けた上で、どう周囲へ光を発信していけるか」という圧倒的な当事者意識(魂の覚悟)のこと】です。あなたの考えを聴かせていただけませんか?

「名前が素晴らしいから幸せになれる」という、外側のルールに依存しているうちは、大吉数であろうがいじめられ、最後には怪物を生み出す原動力にしかなりません。この世に、素晴らしくない名前は存在していません。昔の私のように、「悪い人生だ」と思い込む要因は、名前への歪んだ解釈です。だからこそ、自己肯定感の前に「名前肯定感」なのです。

主人公は、「うんこ」と嘲られ卑屈な人生を送ってきました。中にはいかに嘲られようとも、逆手にとってウケをとる方がいるかもしれません。「名前が素晴らしい」と言われながらも、名前によって卑屈な人生となった本当の原因は、主人公自身が名前の理解を納得レベルに落とせているのか疑問です。

画数があなたを幸せにするのではありません。 あなたがその名前に宿る性質とエネルギーのすべてを、心血注ぎながら「自分の意志で扱いこなす」と決めた瞬間からしか、本当の人生は始まらないのです。

綺麗事のスピリチュアルを焼き尽くす

「名前を肯定すればハッピーになれる」 そんな甘い言葉で、占い業界やカウンセラーは今日も優しい言葉を売り付けています。

この『白鳥運子は31画』の狂気は、その綺麗事を一瞬で焼き尽くします。「解釈を変える」「主権を取り戻す」ということは、人生の全責任を自らが背負うという「狂気的なほどの覚悟」と同義なのです。

他人が決めた「吉凶」のルールで安心している人生も、大いにけっこうです。小さくまとまり安定した生き方、悪くありません。あなたの人生です。逆に、時を計り損ねて大失敗をやらかした方もいるでしょう。その泥水をすすりながら「このエネルギーすらも、ここから大逆転の燃料にしてやる」と言い切れるか。

主権を他人に渡したまま、周囲の価値観という檻の中で飼いならされる人生。どんな泥を塗られた今までであろうと、自らが創造主となって物語を創造する人生。どちらがあなたにふさわしいのでしょうか?

繰り返しますが、あなたの人生。あなたの人生を、他の誰かに操られるのは、あまりにもったいなくないでしょうか?あなたが本当の充実感や安らぎを全うできますよう、祈っております。

あなたへの問いかけ

・あなたが「自分に都合のいい言い訳(免罪符)」として使ってしまっている、占いや他人の言葉はありませんか?

・人生の「大失敗」さえも、責任転嫁や罪悪感に囚われながらも「自分の燃料にする」と決めた時、あなたの内側からどんな感情が湧き上がってきますか?

投稿者:

RyuAnshin

Universal Flow Therapy 健創庵 龍 庵真(りゅうあんしん)と申します。
 少なくも20万人超の名前と向き合わさせていただいた経緯から、Google検索より速く解説できます。 統命思想というオリジナル事業を立ち上げ、天命に生きる方を輩出するために今を生きています。 絶対に目標達成したい方へ、未知の可能性を実感の自立具現化サポート。 
 
 15才で自衛官となり、出身地の長崎よりも首都圏での生活が2/3となりました。 
 私自身のセルフイメージが強烈に低く、どんなに素晴らしいことをしても、悪い意味でバランスをとるような出来事が起きていました。 マジメに生きようともがきつつも、運命の荒波に翻弄され続けた期間は、30年を超えます。 
 今まで一貫してお伝えしてきたのは、 本当の癒しは、ご自身にしかできません。 
 「自立具現化コーチング」という独自の理論により、 ・過去と未来を今ココに集約させ ・究極のパートナーからアドバイスを受ける ・本当に望んでいる思いを発信源に、過去の記憶を癒す 方法を編み出しました。 
 どうぞよろしくお願いいたします。

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