画数22・36・38〜こだわり

22・36・38画の数理性という原理原則から観た性質の共通点は、「いかにこだわるか?」です。共通点として括っていますが、こだわり方は、大きく違います。

高い視点で融合へ

22画の性質は、「信念」です。
1 正しいと信じる自分の考え。「信念を貫き通す」「固い信念」
2 宗教を信じる気持ち。信仰心。(by デジタル大辞泉)

成功体験や美学が基にある場合が多く、正義感等へつながりやすいです。ここでポイントは、俯瞰力。矛盾を感じやすい傾向性を持っていますから、高い視点で融合へ導く要素を見出すこと。

M子さんは、なんとなく漢字が気に入らないからと、名刺等ひらがな表記なさっておられました。そこで私は、漢字表記をお薦めいたしました。理由はM子さんの価値観が「三方よし」に基づいていたから。お伝えして即変更してくださったことにいたく感動しました。

有名人であげるなら、中居正広さん、松本人志さん、山中伸弥さん等。

極みを追求する

36画の性質は、「ブランディンガー」です。孤高さが強みで、常にトップでありたがります。投資的視点が強く、先々を見越す決断力に長けておられる方が多いです。

例えば分かりやすくルイ・ヴィトン。創業当時から値下げをしたことがないことで信頼を築き上げたというエピソードに、とても感動したことを覚えています。ご本人の興味分野を極めたがる、まさに「武士は食わねど高楊枝」。

ちょうど36画で、「笑って楽しく暮らせればいい」という方がいらっしゃいました。「【楽しさの極みを追求する】っていかがでしょう?」の問いに「そんなのアリですか?」とお喜びいただけました。

有名人であげるなら、佐藤健さん、松岡修造さん、柳沢慎吾さん等。

錐(キリ)の先端

38画の性質は、「錐(キリ)の先端」です。先駆者的素養を持っておられ、可能性は人間国宝級です。情熱ある柔軟性という素養は、志や明確な目標がなければ、ただの器用貧乏で終わってしまいかねません。抱いたビジョンに対して、いかに環境へ適応させ続けるか?です。

抱いたビジョンに、いかに適応させ続けるか?出典:NHKBSP『美の壷〜刀剣』

イメージとしては、刀鍛冶職人。玉鋼(たまはがね)という原料である鉄の塊を熱して溶かし、打って広げて練り重ねていきます。できた刃は、見た目ただの尖った鉄です。目を凝らしてみると、刃に層ができています。

誰もやったことがない分野で、明確な目的意識のもと環境に適応させつつも、同じことを繰り返し積み重ねた時・・・。歴史に残る逸品となります。あなたにしかできない分野とは何でしょうか?

有名人であげるなら、宮崎駿さん、林家正蔵さん(落語家)、加藤諒さん等。

まとめ

お伝えしたとおり、3つの画数の共通点は「こだわり」です。こだわったことによる成果も、ムダを削ぎ落としたら似通っていませんか?たどり着く場所は同じでも、プロセスが全く違うのです。

たどり着くレベルは、あなたの努力と生き様次第です。お分かりだと思いますが、やはり必要不可欠なのが、志(明確な目的意識)。共感力とパブリック(公)化を発揮させるほどに、成し遂げたい意欲は増していきます。

確実に20万人超のお名前と向き合ってきたからこそ、性質を独自的な解釈で見出せるようになりました。吉凶を基準に裁きまくってきたからこその確信。