自立具現化コーリングを続けてきて、「どうしたら分かりやすく伝えきれるのか?」考えに考えてきました。今回、改めてムダだと痛感。

自然に発してきた質問
お客様との2人3脚で潜在意識の解放を終え、ビフォーとアフターの違いが明確になったところ(約2時間後)で、確認を兼ねて尋ねてきました。
「ようやく全体像が見えてきましたか?」ーーー「ようやく」ということは、その段階に至るまでは、分かり得ないことを無意識に理解していたのです。
とはいえ、単なる変化の確認ではありません。あまりに自然に発してきた質問だったので、意味や価値があるとは考えてもいませんでした。2020年から投げかけ続けてきた、私の中での当たり前。
私は始める前から、私自身が何をやろうとしているのかを相応に理解し把握しています。それでも、お客様には全体像を説明しません。手順を1枚に図解化できていますが、説明したからと理解できる域ではないからです。
全体像を先に説明すると起きてしまう問題
ビフォーの段階にいる方に、「あなたはこれからこう変わります」「最終的にはこういう状態になります」「このセッションでは、こういうことをやっています」と説明したとしても、その方は現在のご本人が持つ認識の範囲内で、理解することになります。
すると、どうしてもすでに知っているものに当てはめようとします。コーチング?カウンセリング?セラピー?自己啓発?あるいは、これまで経験した何かに似たもの?私がやろうとしていることを、その段階で既存の何かに当てはめて理解していただくことが、本当に必要なのでしょうか?全くそう考えておりません。
だから先に説明をいたしません。いかに客観的に検証しようとも、確実にどれにも当てはまりません。カウンセリングとコーチングとコンサルとヒーリングの要素をもってはいます。それらを合わせても、足りません。現状では既存の何かに相当する「何か」ではないのです。
先に起こるのは体感
自立具現化コーリングでは、まずその方ご自身の内側で変化が起こっていきます。そして、あるところまで進んだ時「以前の私と今の私では何かが違う」という感覚が、ご本人にも明確になっていきます。
そこで初めて「ようやく全体像が見えてきましたか?」と尋ねます。現状ではすべての皆さんが「あ!」と体感なさいます。私もようやく詳細を説明できる段階へ。
今まで紹介していただきたいと願ってきましたが、圧倒的に少なかった理由です。あまりに既存枠に当てはめきれなかったため、何と伝えればいいのか分からないのです。アトランティス等当時の記録が残っていない時代にはあったかもしれませんが、比較できずに困っています。
ご本人が、ここまでの体験を通してしか見出せないものです。当初はさっぱり見えなかった景色が、後になってつながってきます。私の話がスーっと入ってくるように。「ああ、だからだったのか」と。
私とあなたの「映っている景色」
自立具現化コーリングを理解する上で、とても重要なポイント。
今でもまだまだ完全ではありませんが、2006年に原型を創り出し、施術で信頼関係を築けた方へ冗談交じりに無料で共有しておりました。当時は、分かったかどうかの確認もしないくらいに本気に考えていませんでした。
有料化するために、次元が変わるほどの改良が必要でしたが、私自身においてはあまりに当たり前でした。次元が変わる前提に、姓名承認という土台なしにはあり得なかったのも大きな1つです。
私とビフォーお客様方の映っている景色には、大きな違いがあるのです。単に経験年数や知識量の違いではありません。私自身が、30年以上の時間をかけて追究してきたもの。
「人間における核中の核とは?」という問いでした。ずっと核を追究してきました。「感謝」「運勢」「許す」等の定義に始まり、「人は何によって苦しむのか?」「なぜ自分を見失うのか?」「何があれば、自分自身として生きられるのか?」「何を手放せば、本当に自立できるのか?」・・・・・。
体においても潜在意識においても、「問題の核は何?」を問い続けてきました。表面的な問題を1つ解決しても、その奥にはまた別の問題が立ちはだかります。「そのさらに奥には何があるのか?」1つ1つ追究していったのです。
追究すればするほど、「これが核だ」と思っても、さらにその奥が。だから追究を止めきれませんでした。
核を突き抜けた世界
ある日、変わりました。明確な手応え。「これこそが最核なのではないか?」という地点をさらに突き抜けた時、「もうこれ以上の核は存在しない」と実感できる世界が。
核を見出せたという感覚とは少し違います。「核を追究すること自体を突き抜けた」という感覚。だからこそ、核の反対側から現実世界が観えるようになったのです。
手応えとして参考になったのが、佐藤康行さん。「私は頂上へ登りきり、降りてきた」と語っていたのです。玉ねぎを剥いていけばいくほど、さらに内側へ。剥ききった中心核は空洞です。「無形なのにどうやって『核』だと実感できるんだろう?」と疑問はありましたが、言葉では伝えようがない限界があることを理解できました。
自立具現化コーリングは、そこから始まっています。お客様に「核を探してください」と言っているのではありません。《核が突き抜けた世界がある》ことを体感していただいているのです。僭越ながら私より考えてきた方に出会ったことがありません。周囲と話が噛み合わず、「変なことばかり考えてしまう私は、とんでもなくバカなんだろうな」と信じきっておりました。
だからこそ説明をあえて控えています。ご本人自身が体感し、ご自身の変化を経て、その先で全体像に追いついてくるのを待っています。たどり着いたその時に尋ねられる段階へ。
よって強要じみたオススメは絶対にいたしません。理由は、お客様ご自身が自発的な意思のもと取り組んでいただけなければ至りようがないからです。いくら私が「あなたには〜」と可能性を訴えようと、信頼関係なしには厳しいのです。
「ようやく全体像が見えてきましたか?」それは、答えを教え与えるための問いではありません。ご本人自身が、自らの足で到達できたことを確認するための問い。今まで分からないことを、「どうしたら分かるように伝えきれるのか?」をひたすらに試行錯誤してきました。
考えに考えて、あまりに当たり前に尋ねている私を客観視してみて、「考えるだけムダ」だと見定めた次第です。