
自立具現化
多角的に検証しながら一貫性にこだわってきた「自立具現化」。自立について確実に300人超と対話してきました。たどり着いた結論は、一般的な「1人で何でもできるようになる」という意味ではありません。
人は誰かと関わりながら生きています。だからこそ大切なのは、誰かに依存することでも、誰かを支配することでもなく、自らの人生の主導権を持つこと。私は「自立具現化ファビゲーター」と称しています。「自立具現化」が目指すゴールなら、「ファビゲート」は向かうプロセス。ファビゲートとは、Facilitate(促進する)とNavigate(導き進路を定める)とFabulous(最高に素晴らしい)を掛け合わせた造語です。
自立具現化は、個人に限った話ではありません。会社も同じです。動画CMが流れてきた折に興味を抱きました。「社長がいないと回らない会社」は、一見すると社長が優秀だから成立しているように見えます。あなたはどうお考えでしょうか?
もし社員が自ら考え、自ら決め、自らの力を発揮できるようになったら?優秀な社員が、会社を離れて自分の道を歩み始めることだってあり得ます。施術家当時から、企業には入れないと危惧していた大きな1つ。
施術を受ける等、私と関わることで多くの場合、自立への欲求が芽生えてきます。「好きで自発的に今の会社員でいたいと考える方はごくわずか」だと思い込んでいた私は、受け入れられるわけがないと考えていました。
その時「辞められて困る」ではなく、「自分の人生を自ら選べるようになったんだな」と応援できる社長であれば、会社もまた健全に自立していくのではないでしょうか?
自立の本質
ここに「自立」の本質があると考えています。私は自立の定義を明確に持っていますが、あなたはいかがでしょうか?インタビューしてきた中には、「私は自立なんてしたくありません!」と怒り出す方もいらっしゃいました。どう解釈するかで、人生は大きく変わります。
AIについて考える場合も同じです。AIは非常に便利ですが、お世辞を持ってきたり余計なお世話をしてきたり一長一短あります。将来的には、社員を抱えずすべてを1人でこなしていこうと考えています。そのためにはAIが必要不可欠だとイメージしています。
・AIがどれほど進化するのか?
・本当に人間を超えるのか?
・人類にとって脅威になるのか?
それを私たちが決めることはできません。
だからこそ「今の私にできることは何か?」を考えます。「AIがどれほど優秀になろうとも、私の人生をどう生きるのかを決めるのは私」「社会がどうなろうとも、自らの人生をどう生きるのかを決めるのは私」。
そんな方を輩出していきたいと考えています。風向きが変わってきたので、時代が後押ししてくれそうな兆しを感じています。同窓会等で、昔を懐かしむのは嬉しく楽しい場でもありますが、そればかりだと切なくなります。将来の志やビジョンを語らい合う、希望ある建設的な場に興味関心が湧いてきます。
社長の自立観
私の志は「1万人以上の天才輩出」です。特別な能力を持つ方をつくるのではありません。そもそも特別でない方はいらっしゃいません。誰もが例外なく天才性をお持ちです。先日もノーベル賞の発表で、日本人が選ばれました。誰もが同じようになれる可能性を十分お持ちなのです。
天才に至るプロセスにおいて、重要ポイント。天才的な素養をお持ちの方は、本当にたくさんいらっしゃいます。しかし悲しいかな現実は、自覚して使いこなせていないのです。自覚できていない以上、ないのと同じです。
「自立具現化」とは、自ら決め、自らが望む人生を具現化していくこと。「何のために生きているのか?」「自らの人生を全うできている充実感」を前提としています。
比較すると分かりやすそうですね。『自助論(Self-Help)』(サミュエル・スマイルズ)では、「自分を助け、自分を鍛え、自分の力で人生を切り開く」と主張しています。結論、理想という完結型ゴールがあります。
自立具現化は、個々における「自立」という価値観が、よくも悪くも現象化していくこと。かつ、循環サイクルに基づき、永遠に終わることがありません。あなたの成長に比例して、理想というゴールも変わっていきます。「人間とは夢(できるものなら志)に生きる動物だ」と考えていた時期があります。全てに満たされ欲望がなくなったら、人間だと言えるのでしょうか?
動画CM「社長がいないと回らない会社」に話を戻します。多くの社長やコンサル達は、社員にフォーカスします。ここで私は、「社長の自立観」を語り合いたいのです。社長であるあなたが本気でお悩みなら、次の循環サイクルのステージに差し掛かっているのかもしれません。